第6話 レベ上げと合成!
父さんの執務室を出た後、俺とエルは魔法師団と書かれた部屋に来ていた。
「お邪魔するのじゃー!」
ノックぐらいしたらどうなんだ?
「貴女は誰ですか?…ニト様?」
あれ?確かこの前、鑑定をしてくれた人じゃないか?お久ー。
「今、主とこの城を見回ってる所なのじゃ!」
「そうだったんですね。あー私はこの魔法師団の団長のマルティスです。よろしくお願いします。」
へぇマルティスさんって言うんだな。しかも魔法師団の団長。プラス爽やか系のイケメンかぁー。さぞモテるんでしょうねー。死ねばいいのに…。
まぁこれからよろしくー。
「よろしくなのじゃ!マルティスとやら。」
「はは、よろしく。これからここの案内するよ。危ないからあまり薬品とかには触らないでね?」
魔法師団の部屋には何があるんかな?
魔法師団の部屋には本棚、薬品、書類などなどが沢山あった。なんか面白そうー!
「あーうあー!」
「主、触ったらいけないのじゃ!」
だってぇーめっちゃ気になるしー!
「ニト様はこういうのが気になるんですか?ならば、今から面白いの見せてあげますね?」
マジー!見せてー!
「では…まずはこの薬品をマンドゴドラの根と混ぜましてぇー♪そして少々の魔力を流すと…。」
なんかマルティスさんが根っこみたいなのと薬品とを何処からか取り出して混ぜた。そしてマルティスさんが魔力を流すと目を開けれないぐらい眩しくなった。
眩しくなくなってきたので目を開けると…。
空中で沢山の青い鳥が飛びまわってた。
「あ、あうぁー!」
す、すげぇー!面白いなー。
「すごいでしょう?この薬品は青鳥の涙と言ってマンドゴドラの根と混ぜて、少々の魔力を流すと今のようになるんですよー。」
へぇー。そんなのあるんだな。
「魔法師団ってよりも魔法薬研究師団じゃな!」
「はは…実はこの部屋は研究所でね、その奥の扉を通れば魔法師団の訓練場に行けるんだよ。」
なるほど〜。だけど、一々この部屋を通らないといけないのは面倒くさそうだな。
「ほー。なら訓練場に行くのじゃ!」
「どうぞ。今はまだ訓練中だと思うので、少しは楽しめると思いますよ?」
「分かったのじゃ!」
さて、実はまだ俺は魔法というのを見てない。
だからすげぇ楽しみでワクワクする。
エルが奥の扉を開けるとそこには…何人もの人々が的にむかって魔法?を放っているのが見えた。
多分だけど魔法には魔石みたいに属性があるのかな?ここの人達は火、水、風、土の魔法を使用してるな。
光と闇は珍しい属性なのかな?
「…すごいでしょう?ここにいる魔法師団員達は最低でもAランク冒険者並みの強さなんですよ。」
「ほぅ。中々すごいのじゃ!」
「そうでしょう、そうでしょう!」
めっちゃ自慢しとるがな。Aランク冒険者並みならばエルは勝てるかな?Sランク冒険者並みだし。
「光や闇はいないのかぇ?」
それそれ!俺もそれ聞きたかった。NICE、エル!
「そんな珍しい属性はいませんよ。そもそも光と闇の適正がある者は10万人に1人ぐらいなんです。正直、光か闇の適正持ちは欲しいですね。」
マジかー。俺、使えないかな?
「主は何の適正があるか楽しみじゃのぅ。」
「確かニト様はもう少しで魔法適正を調べるはずですよね?何属性か楽しみですね。」
俺の魔法適正って今度調べるんだな。今後の楽しみが増えたからすごい嬉しい。
「そろそろ主の部屋に戻らないといけないのじゃ!…今日はありがとうなのじゃ!」
「また今度遊びにきてね?」
「分かったのじゃ!」
「あう!」
また来るね。バイバイー。
俺とエルは来た道を戻った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
俺の部屋にやっと戻ってこれた〜。
これでダラダラできる〜。
「主、またダラダラするのかぇ?」
ダラダラしたくてしてるわけじゃないし〜。強くなるためには仕方ないじゃん。
「やれやれ〜、主はホント駄目駄目じゃな〜。」
もういいわー。言い訳するのもダルいしー。
ダラダラー、ダラダラー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
大体4時間はダラダラできたなー。後7時間ー。
だけど、今日はもう寝る時間だしお休みー。
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おはよー。今日も今日とてダラダラしよー。16時まですればレベルアップー!
ダラダラー、ダラダラー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そろそろかな?
『ステータス』!
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Name:アルフ・リ・ニト
年齢:0歳
性別:男
職業:自宅警備員
固有スキル:合成Ⅰ(0/100) 成長率10倍
スキル:自堕落Ⅱ(0/30) 説明書
レベル:6(0/320)
HP:180
MP:320
SKP:15
Luk:1000
――――――――――
おおー。レベル上がった。次は32時間かー。だんだん長くなってきたなー。
残り時間は5時間ダラダラできるし、しよーっと。
ダラダラー、ダラダラー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
さー寝よー。お休みー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
おはよー。今日もレッツダラダラー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
大体12時間ダラダラできた。後15時間ー。全然レベル上がらないー。
もう時間だしお休みー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
おはよー。今日はいつもより3時間も早く起きたからちょうど15時間ダラダラできるー。
さぁダラダラタイムー!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
これでレベルが7になったな。
『ステータス』!
――――――――――
Name:アルフ・リ・ニト
年齢:0歳
性別:男
職業:自宅警備員
固有スキル:合成Ⅰ(0/100) 成長率10倍
スキル:自堕落Ⅱ(0/30) 説明書
レベル:7(0/640)
HP:320
MP:640
SKP:20
Luk:1000
――――――――――
おし。次は64時間かー。マジなげぇー。
明日は合成で遊ぼー。お休みー。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
おはよー。今日はいつも通り9時に起きたよ。
…ということで合成しよー。前置いていかれた物は俺の部屋の隅に全部置いてあるのでエルにとってきてもらって…さぁ合成だ!
まずは…何だこれ?腐ってるじゃん。臭い。合成してしまおー。他は…この大剣でいいか。
合成ー。
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合成Ⅰ
神獣の心臓×ボロボロの大剣
=???
Yes/No
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Yesー。…ん?
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合成結果
神獣の心臓×ボロボロの大剣
=神剣アル
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あー。やっちまったな。神剣って何?めっちゃ神々しいな。眩しいし合成しちゃおー。
合成ー。
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合成Ⅰ
神剣アル×魔剣フルート
=???
Yes/No
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毎回のことながら誰だよ。こんな危なそうな物を持ってきた奴は…執事か。許さん。
まぁいいや。Yesでー。
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合成結果
神剣アル×魔剣フルート
=聖魔剣アルフルート
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あれ?神剣だったのが魔剣と合わせたら聖魔剣になったんだけど?…強そう?
説明書教えてー。
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聖魔剣アルフルート
受け継ぐことができる剣。
所持者の肉体強度を強くする。
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うわぁー。強化系の剣が出てきたー。なんかすっげぇかっくぃー剣だなー。これとデュラムで二刀流という感じにしてみたいなぁー。
次は…毛皮?と鎧かな?を合成ー。
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合成Ⅰ
魔獣バンダガルの毛皮×鉄の鎧
=???
Yes/No
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変な名前ー。もちろんYes!
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合成結果
魔獣バンダガルの毛皮×鉄の鎧
=バンダガルの鎧
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おおー。毛皮の鎧?次いってみよー。合成。
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合成Ⅰ
バンダガルの鎧×伸縮薬
=???
Yes/No
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Yes。
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合成結果
バンダガルの鎧×伸縮薬
=魔法鎧ダガル
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なんか。変なのー。もっと合成ー。
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合成Ⅰ
魔法鎧ダガル×修正薬
=???
Yes/No
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Yesー。
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合成結果
魔法鎧ダガル×修正薬
=魔導鎧ガルマ
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おっふ。なんだこれ?説明書ー。
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魔導鎧ガルマ
魔力を流すことによって強度が上がる。
所持者の体型に合わせて伸縮する。
壊れても1時間で元に戻る。
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おおー。結構便利だな。
さらに合成だぁー!合成。
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合成Ⅰ
魔導鎧ガルマ×姿隠しのマント
=???
Yes/No
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Yes〜。
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合成結果
魔導鎧ガルマ×姿隠しの鈴
=魔隠しの鎧
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説明書〜。
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魔隠しの鎧
魔力を流すことによって強度が上がる。
所持者の体型に合わせて伸縮する。
壊れても1時間で元に戻る。
魔力で全身を包むことで姿を隠せるようになる。
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これで覗きができるな!いや、しないけどね?
ホントだよ?信じて?
聖魔剣アルフルートと魔隠しの鎧どうしよ?
4次元○○○○みたいなのできないかな?
袋は…あった。これと…時計?まぁいいか。
合成ー。
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合成Ⅰ
ただの袋×時止めの時計
=???
Yes/No
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Yesかな?
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合成結果
ただの袋×時止めの時計
=時止めの袋
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うー。おしい!まだまだー!合成!
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合成Ⅰ
時止めの袋×次元の鍵
=???
Yes/No
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次元の鍵ってなんだよ。まぁYesだけど。
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合成結果
時止めの袋×次元の鍵
=アイテムボックス
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こっちか〜。なんで袋と鍵なのに箱になるんだ?
説明書〜。
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アイテムボックス
中身は時が止まっている。
無限に物が入る。
ただし生き物は入らない。
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これに聖魔剣アルフルートと魔隠しの鎧入れて、バレないようにしよ〜。