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自宅警備員は意外と強いようです?  作者: 健ちゃん
第1章 乳児期編
4/12

第4話 合成!合成!アレやりすぎたかも?

父さんと母さんが部屋を出ていった。


「あうぁ〜。」


やっちゃったなぁ〜。久し振りに楽しかったからって父さんと母さんに見せるなんて…。

普通の赤ちゃんはこんなことできないよ。


すぎたことは忘れるに限る。これが俺!よしっ、バレちまったことはしょうがないからいっそのこと開き直ろう!


さて、今ここには父さんが執事に用意させた物がたくさんある。しかも誰もいない。ならばどうする?決まってんじゃん!


「あうあうああううぁー!」


合成祭りじゃー!


まず、先程作った治癒鉄の剣をベースに色々合成しようじゃないか!

合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


治癒鉄の剣×火の魔石(Aランク)

=???


Yes/No


――――――――――


Yes!


――――――――――


合成結果


治癒鉄の剣×火の魔石(Aランク)

=2魔鉄の剣(治癒 火A)


――――――――――


へぇー、あの赤い石は火の魔石だったんだな?

これぞファンタジー!さあさあ次々いこう!

合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


2魔鉄の剣×水の魔石(Bランク)

=?魔鉄の剣(治癒 火A ?)


Yes/No


――――――――――


Yes!


――――――――――


合成結果


2魔鉄の剣×水の魔石(Bランク)

=3魔鉄の剣(治癒 火A 水B)


――――――――――


大体分かってきたな。魔石をどんどん合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


3魔鉄の剣×風の魔石(Sランク)

=?魔鉄の剣(治癒 火A 水B ?)


Yes/No


――――――――――


Yes!


――――――――――


合成結果


3魔鉄の剣×風の魔石(Sランク)

=4魔鉄の剣(治癒 火A 水B 風S)


――――――――――


次々!合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


4魔鉄の剣×土の魔石(Cランク)

=?魔鉄の剣(治癒 火A 水B 風S ?)


Yes/No


――――――――――


Yes!


――――――――――


合成結果


4魔鉄の剣×土の魔石(Cランク)

=5魔鉄の剣(治癒 火A 水B 風S 土C)


――――――――――


まだまだー!合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


5魔鉄の剣×光の魔石(Aランク)

=?魔鉄の剣(治癒 火A 水B 風S 土C ?)


Yes/No


――――――――――


Yes!


――――――――――


合成結果


5魔鉄の剣×光の魔石(Aランク)

=6魔鉄の剣(治癒 火A 水B 風S 土C 光A)


――――――――――


合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


6魔鉄の剣×闇の魔石(Sランク)

=???


Yes/No


――――――――――


よっしゃ!やっと『???』でた!Yesだ!


――――――――――


合成結果


6魔鉄の剣×闇の魔石(Sランク)

=魔剣デュラム


――――――――――


ん?ナニコレ?魔剣?ナニソレ?ヤバイヤバイ!合成すれば良いよな?合成!


――――――――――


合成Ⅰ


魔剣デュラム×異次元袋

=???


Yes/No


――――――――――


異次元袋なんてあるんだな?面白そうだしYes。


――――――――――


合成結果


魔剣デュラム×異次元袋

=異次元の魔剣デュラム


――――――――――


ん?よくよく考えたら説明書のスキルでアイテム効果がステータス画面に表示されるはず?

異次元の魔剣デュラムに触れてステータスを開く。


――――――――――


異次元の魔剣デュラム

異次元に待機させることができる。

デュラムと呼べば現れる。


――――――――――


うわぁー。便利ー。


少し気になったのでデュラムをよく見てみると、虹色だった。どうやら見る角度によって色が変わるようだな。不思議〜!


さて、デュラムには異次元に待機してもらう。

合成を続けよう!


何があるかな?骸骨、なんでこんな物あるんだ?まぁいいや!変な肉と合成ー!


――――――――――


合成Ⅰ


骸骨×魔王の肉

=???


Yes/No


――――――――――


誰だよ、魔王の肉なんて置いてった奴は!

まぁ面白そうだからYesだ。


――――――――――


合成結果


骸骨×魔王の肉

=魔腐王イブ


――――――――――


俺の目の前にはスケルトンとゾンビを足して2で割ったような化け物が立っている。

ふぇ?何で合成で生物ができるんだよ!


「…。」

「あぅあ!」


なんか喋れや!何もしないし合成するか。合成。


――――――――――


合成Ⅰ


魔腐王イブ×賢王杖アダムス

=???


Yes/No


――――――――――


なんで父さんの杖なんて置いてあるんだよ!置いておいた父さんが悪いということでYesだ!


――――――――――


合成結果


魔腐王イブ×賢王杖アダムス

=魔王アルフ・リ・エル


――――――――――


素っ裸の美少女が現れた。


…もしもし、警察ですか?目の前に変態がいるんですがどうすればいいですか?


「我に肉体と知能をくれてありがとうなのじゃ。これからよろしくなのじゃ!」

「あうあう。」


服を着ろ!服を。たくもう!服になりそうなのはこの布か?合成。


――――――――――


合成Ⅰ


魔王アルフ・リ・エル×魔布

=???


Yes/No


――――――――――


Yes。


――――――――――


合成結果


魔王アルフ・リ・エル×魔布

=魔王アルフ・リ・エル(ver.ワンピース)


――――――――――


合成は意外と便利だな。

それよりもエルのこと家族にどう説明しよう。


「主、ありがとうなのじゃ。」


エルは黒い髪でスレンダー(貧乳)な美少女だった。

だけど俺は幼いしムスコもまだ小さいから反応すらしないけどな。


「むぅ。主はまだ喋れぬのかぇ?ならば…主ちょっとすまんのじゃ。」


ん?俺の額にエルのを引っ付けてどうしたいんだよ。


【主、聞こえるのじゃ?】


頭の中にエルの声が聞こえてきたぞ?


【ああ、聞こえてるぞ?どうやったんだ?】

【簡単じゃ!念話のスキルを使ってるのじゃ。】


へぇー念話なんてスキルあるんだな。


【そうか。…少し聞きたいんだがエルのことを家族にどう説明すればいいと思う?】

【素直に言えばいいと思うのじゃ。】


できたらいいなぁ。


【俺はまだ赤ちゃんだから喋れないぞ?】

【なら我が通訳してあげるのじゃ!】

【じゃあ頼もうかな?】

【分かったのじゃ!】


…ということでエルが俺の通訳をしてくれることになった。誰がこんなこと信じるんだよ。


「ニ〜ト様〜!やっと戻ってこれましたよ〜!」


ヤバッ!いつもいるメイドが戻ってきたぞ?


「ニト様?あれ、貴方誰ですか!ここがアルフ王国の第3王子、ニト様のお部屋と知ってのことですか!」


おぉ、かっくぃーね。


「我はエル。主のニトに作られた者じゃ!」

「何を言ってるんですか?ニト様がそんなことできるはずがないじゃないですか。まだ0歳児ですよ。

ねぇ、ニト様?」


メイドよ…残念だが俺がやりました。


「ニト様?マジなんですか?」


うんうん。犯人は私だ!


「えぇー。また王妃様に報告しないとー。」


すまん。やっと戻ってこれたのにまた行かせることになってしまって。


「…では行ってまいりますよー。」


メイドは急いで母さんの所に向かったようだ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

バタバタバタ!


「ニト!また何かやらかしたそうね!楽しみだわ。」


母さんや?そんな泥だらけの服でこないでよ。騎士団の訓練に行ってたこと分かってるけどせめて綺麗な服に着替えようか?後、本音がまるだしだよ。


「あら?貴方誰かしら?」

「我はエル。主のニトに作られたのじゃ!」


おい、エル。言い方を考えろよな。


「ニトそんなこともできたの!すごいわぁ!」


母さん信じるの早いよ。


「当たり前なのじゃ!主じゃからのぅ。」

「あうあ。」


さっさと本題に入れよ。


「どうしたの、ニト?」

「どうしたんじゃ、主?」

「あうあうあ?」


母さんに相談するんだよな?


「ちょっと待つのじゃ。」


念話を早く。


【主、どうしたのじゃ?】

【早く母さんに相談してくれ。】

【何をじゃ?】

【エルをどうしたらいいかだよ。】

【分かったのじゃ。】


母さんにエルをどうしたらいいか聞いかないと。


「主の母君。主が言うには我をこの後どうすればいいかを聞きたいそうなのじゃ!」

「えっ!ニトとお話しできるの?いいなぁ。」

「主とは念話のスキルで話せるのじゃ!」

「私にもできないかしら?」

「できるかできないかは母君次第じゃ!」

「そうかしら?頑張ってみるわね!」

「その勢いじゃ!」


母さんとエルが意気投合するのはいいと思うよ?だけどな本題を忘れないでくれ。


「さて…エルちゃんで良いのよね?」

「いいのじゃ!」

「私はアルフ王国の王妃でニトの母親のアルフ・リ・ライラよ。ライラでいいわよ?」


母さんの名前がやっと分かったな。

後は父さん、大臣、メイド、執事の名前だな。


「分かったのじゃ!」

「じゃ本題に入るわね。エルちゃんは今後ニトの護衛でいいんじゃないかしら?見る限りではなかなかに強いと思うわ。多分、冒険者のランクでいうとSランク辺りかしら。」

「我には母君の方が強いと思うのじゃが?」


母さんがSSSランクの冒険者と魔法師団の男性が言ってたし、そりゃあ強いだろうな。


「だって私…昔は結構ヤンチャしてたもの。魔王討伐や魔神討伐、後は魔神王討伐もしたわ。」


ふへぇー。母さんすごいな。神すら倒すって。しかもそれをヤンチャで済ますって…。

…地味に魔王、魔神、魔神王がこの世界には存在することが分かりましたー。世の中怖いよ。


「すごいのじゃ〜。」

「ふふ、ありがとうね。…ということでこのことはお母さんにまっかせなさーい!

お父さんにはうまく言っといてあげるわ。ニトもあんまりハメを外しすぎちゃダメよ?バイバイー!」


母さんには足を向けて眠れないな。


「バイバイなのじゃ!」

「あう!」


じゃ!


「「はぅ!」」


エルお前もか。母さんはもう慣れたよ。

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