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自宅警備員は意外と強いようです?  作者: 健ちゃん
第1章 乳児期編
2/12

第2話 兄弟現る。

さてと、父さん達が部屋から出て行ったことだしダラダラしますか!


ダラダラー、ダラダラー。

することなさすぎて暇やな。ここ異世界なんだし魔法使いたいなー。


「あううあ。」


ファイア。なんちゃって!よくよく考えたら詠唱できないし無理じゃね?早く大きくなりたい。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ダラダラとしてたらいつの間にか夜になってた。


ぼーっとしてお腹が空いたら泣いて催促し、お腹がいっぱいになったらまたぼーっとする。これを繰り返してるだけだった。マジ暇。


今日の結果、経験値が12EXP稼げた。後、8時間でレベルアップ♪楽しみだ。


さてそろそろ寝る時間だな。お休みー。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ふぁーよく寝た。今日はお漏らしをしていないようなので安心したな。


今は8時くらいか?なら今日の20時にはレベルアップできそうだな。そういえば、父さんが何か言ってたような?なんだったっけ?確か…


バタバタバタ!バタバタバタ!


ん?なんだ?


ドンッ!


「ニト、お父さんだよぉぉぉお!」


父さん、ゆっくり静かに入ってこれんの?メイドめっちゃ驚いてるよ?


「親父、そんなに急ぐなよ。あんま急いでいくと我らが弟が驚いて泣くかもしれねぇだろ?母さんに言っちゃうぞ?」


父さんの後ろから父さんに似た元気の良さそうな少年が現れた。


「お父さんでも可愛い可愛い私の弟が泣かせたら許さないからね!お母さんに言うよ!」


少年の後から母さんに似た少女が現れた。


「父上、城を爆走されては困ります!メイド達がビックリしてましたよ!このことは母上に言いつけますからね!」


少女の後から父さんを少し幼くさせたかのような青年が現れた。


「すまんすまん。一刻も早くニトに会いたくて。後、3人とも母さんに言うのだけはやめておくれ。後が怖いからさ?な?」


父さん、母さんの尻に敷かれてるのね。父さんが今後なんかしたら伝えよう。


「「「はぁ〜。」」」


兄弟達はため息を阿吽の呼吸で吐いた。


「ま、まぁそれよりも3人ともニトに1人ずつ紹介していってくれ。」


父さん、話を逸らそうとしても多分無理だと思うよ?まぁ頑張って。


「やぁ君がニトかい?私は君の兄で第1王子のアルだよ?これからよろしくね?」


最後に入ってきた青年がニトに手を伸ばした。


アル兄さんか。惜しい名前だな。アルフォ○スだったらあのアニメのキャラなのに。


「あうあうあ!」


よろしく!

アル兄さんの指を俺の小さな両手で握る。


「はぅっ!か、かわゆすぎる!て、天使か!父上今の見ましたか?ニトがあの小さな両手で私の指を握ってくれましたよ!」


アル兄さん印象変わりすぎなんだけど?ただ指を握っただけだよ?なんでそんなに幸せな表情を浮かべてるんだ?


「アル、ニトめっちゃ可愛いよな!俺も昨日ニトに手を頬ずりされたからその気持ちは分かるぞ!それのお陰で昨日の仕事すぐ終わったしな。」


父さんマジで仕事本気出してたんだ?昨日の冗談かと思ってたわ。


「おう!次は俺の番だな!ニト!俺はお前の兄で第2王子のゼンだ!これからよろしくな!」


最初に父さんの後に入ってきた元気の良い少年がニトに手を伸ばした。


ゼン兄さんか。流石にゼン兄さんはアル兄さんのようにはならないよな?


「ああうあう!」


よろしく!

ゼン兄さんの手をアル兄さんと同じように握る。


「ウグッ!な、なんて破壊力だ!俺の弟が天使にしか見えねぇ!ニト、かわゆすぎ!はぅあ!」


ゼン兄さん、なんで胸を抑えて倒れてんの?おかしくない?ねぇ?顔真っ赤だよ。大丈夫?


「やっと私の番ね!ニト!私は貴方の姉で第1王女のクレミナよ!よろしくね!」


ゼン兄さんの後に入ってきた少女がニトに手を伸ばした。


流石に次こそ大丈夫だよね?


「あうああう!」


よろしくね!

前の2人と同じように握る。


「キャッ!なんて可愛いの!ニト〜〜〜!」


ウグッ!クレミナ姉さん抱きしめるのやめてよ。息ができない!うーうー!


「こらっ!クレミナ。ニトが苦しがってるぞ!離してあげなさい!羨ましいぞ!代わりなさい!」


父さん、本音がまる聞こえですよ。クレミナ姉さんが抱きつくのを止めてくれたのは感謝するけど第2ラウンドはイヤ〜〜〜!


「ニトを父上とクレミナだけ抱きしめるなんてずるいぞ!私も混ぜてよ!」

「親父達ずるいぞ!俺も混ぜろ!」


4人で抱きつくのやめてマジで。俺の体壊れる。


「貴方達やめなさい!!!ニトが苦しそうにしているわよ!」


どうやら俺にとっての救世主(メシア)が現れたようだ。

母さん!


「「「「だってぇぇ。」」」」


父さん達は声を揃えて言った。


「だってじゃありません!ニトはまだ生まれたばかりなんですよ!体が弱いのに貴方達で抱きしめちゃいけません!私抜きでやってるのも許せませんから!私にニトを渡しなさい!」


母さんやそれじゃ本末転倒だよ。結局は母さんに抱きしめられるんだから。最後の方はもう欲望さらけだしてるよ。


「「「「は〜い。」」」」


父さん達諦めるなよ。俺を助けてくれ。


抵抗も虚しく俺は母さんの巨乳に包み込まれた。


い、息ができない!


「あら、ニトごめんね。」


母さん、マジで死ぬかと思ったんだけど。


「あうぅぅあ!」


やめてよね!ああもう!喋れないのが鬱陶しい!


「それじゃ…はい!解散しましょう。」

「「「「ええー!」」」」


父さん達は渋々といった感じに部屋を出ていった。


「ニト、今日はごめんね。疲れたでしょう。」

「あうあ。」


母さん、俺は全然疲れてないよ。


「ニト、これから元気に育ってね?大変なこともあるかもしれないけど頑張って。」

「あう!」


チートあれば大変なんてことないよ。あの時の転生神の反応を思い出す限り、自宅警備員の職業には何か力が秘められているはずだし。


「それじゃ私はもう行くわよ?」

「あう!」

「うんうん。それじゃあね。」

「あうっ!」


母さんはそう言うと俺を床に置いて部屋を出ていった。


「あうあう。」


今なら歩き回れる!母さんグッジョブ!本だ。本を探せぇ!


「ニト様、元の場所に戻りましょうね〜♪」


メイド!やばい存在忘れてた。逃げなきゃ。


「あうあうあう。」


よく考えてみれば俺0歳児だったわ。まだよちよち歩きですらできへんわ。

当然メイドに捕まってカゴの中に入れられる。


「あーうぅぅ。」


残念。


ダラダラして経験値を稼ぐか。後8時間やったはずだしレベルアップまで頑張ってダラダラしよー!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

8時間が経ち俺のレベルが上がったはず?

『ステータス』!


――――――――――


Name:アルフ・リ・ニト

年齢:0歳

性別:男

職業:自宅警備員

固有スキル:合成I(0/100) 成長率10倍

スキル:自堕落I(0/15) 説明書


レベル:3(0/40)

HP:20

MP:40

SKP:15

Luk:1000


――――――――――


早速自堕落のランクを上げるか。おりゃ!


自堕落II(0/30)

家でだらしなくすると経験値を獲得するスキル。

1時間+10EXPする。

ランクが上がれば経験値が増える。


おおー。経験値の量が10倍。一気に上がったな。レベルアップに必要な経験値を見る限りでは2倍ずつになってるし、レベルアップが楽になったな。


今大体17時か。次のレベルアップに必要な経験値は40EXPだし4時間ダラダラすればレベルアップできるな。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

おし。4時間経ったな。レベルアップ♪

『ステータス』


――――――――――


Name:アルフ・リ・ニト

年齢:0歳

性別:男

職業:自宅警備員

固有スキル:合成I(0/100) 成長率10倍

スキル:自堕落II(0/30) 説明書


レベル:4(0/80)

HP:40

MP:80

SKP:5

Luk:1000


――――――――――


レベルアップしたら経験値2倍必要になるけどHPとMPも2倍になるからいいか。

次のレベルアップに必要なのは8時間か。楽しみだなぁ。


もう9時だし寝るかぁー。お休みー。

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