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通学路  作者: Nikkun
4/6

いーってきます。

つれづれがき

いってきまーす。相変わらず。ドアの暗さが目立つ。賃貸だからだろうか?錆が目立つ。

いってらっしゃいのこえが少しだけ残酷だ。学校に行かなければならない。アジサイの季節もそろそろ終わりだろう。悲しいな、雨がいなくなる。曇れ。



パパ、いつもありがとう。そろそろこの車変え時だと思うよ?車検というものは大変である、らしい。




有名スーパーの左を通り抜けながら、父親と少しだけ話をする。質問したらこたえてくれる。学者のような人だ。まぁ、ごまかされる質問もあるけれど。サンタさんとかね。



ワイパーをしないと、前が見えないほどのあめだ。土砂降りとはこういうことなのだろう。






学校行くのめんどくさいな。学校行きたくなーい。はぁ。さてさてなんでだろうね。小学生の時に重要なことは何だろうね?人に対してトラウマを覚えることかな?どのようにしたら、自分が正しいと思えるだろう?何が正しいのだろう?自分の意見を発表するのはいけないことなのか?よくわからん。どこまでのいじりが自分が許される範囲なのか自分のキャパがわからない。自分はいじられているのがきらいみたい。プライド高いのか?わからん。いじられているのかどうかすらわからない。真面目だからか?うん。なぜ自分が嫌な気分になるのか自分でもよくわからない。はぁ。グループができる。それはそうだ、みんなでいる方が安心するから。自分に自信がないから、どこでハブられるんだろう?何があの人たちは気になるんだろう?ほんとによくわからない。まじで、よくわからない。




すぐえきにはついた。うん、時間はすぐだね。



 車から降りた。車から降りて、ダッシュで改札に向かう。改札には誰もいなかった。むなしい監視カメラがあるだけ。水滴がとても邪魔だ。




ぴよぴよぴよ



ヒヨコになんかむかついた。ごめんねひよこ。


今日も改札横のトイレを通り、左の階段へ。そのまま、まっすぐそのままその右にはまた階段、前から一両目の一番後ろへ移動移動。一番左は多機能トイレですか、そうですか、中央が男子トイレ?はいはい。

くらいなぁ、もう7時だってのに。雨だからかな。



電車が来た。

でんしゃは、いいな。中には高校生がいる。

なんか、今日が雨であるかなんて知らないかのような笑顔だ。いいねぇ。

電車に乗った。いつもより人が多い。

今日の海は暗いな。


がたん、ごとん、がたん、ごとん。


次は~駅。プシュー。


今日は何人乗ってくるかな?あーあ、多いよ。押しつぶされる。子供だからね、次の駅まではとても苦しいな。




がたん、ごとん、ガタン、ごとん。


次は~駅。プシュー。


17分ほどの旅が終わった。

重力に従って階段を行く。改札まで行って、ぴよぴよぴよ。




右に出て、学校までの重い道。学校まで行きたくない。でも、ここではほかに行くこともないしな。

行かなくって、電話が両親にかかるととても迷惑だ。

嫌われる理由なんて些細なんだろうなとおもう。今度から人を嫌うときは、一人で嫌おう。他人と「嫌い」を共有する必要は全くない。




信号に今日はたまたまひとり。学校の前には親が子供を下ろすための車が列をなしている。

おはようございますと警備員さんに挨拶する。ちょっと仲良くなったのだ。




はぁ。


いってきます。







こんにちは。小説初心者Nikkunです。できるだけ、コンスタントに書いていきたいと思っています。


なつかしさとか、そういうものを感じてくださればうれしいです。


あなたの通学での思い出はありますか?良ければお教えください。ご意見や、ご感想などお待ちしております

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