表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
通学路  作者: Nikkun
1/6

今日も、行ってきます。

登校の様子を、つらつらと書いただけの作品です。いまは思い出せない懐かしさをもう一度。


ドアがある。行ってきますと母親に声をかけて家から出ていく。両手で押さないと開かない。

今日は、空が明るい。どんな日になるだろう? ふむ、気分がいい。

雲もまあまあ朝日がちょっとオレンジ色だ。


今日は、ゴミ出しの日なんだって。ゴミを集めてまとめる。

台所のごみはとても臭い。嫌い。



ゴミ箱にティッシュはしっかり入れなさいと怒られる。投げ入れたら二度手間だからやめなさいとは言われるけれどやりたいよね。外れることが多いのに、次は入ると思っている僕がいる。





今日の天気ははれるみたい。でも、雨が降りそうになるから、傘を持っていきなさいといわれて折り畳み傘を持った。定期も忘れてない。大丈夫だよね。うん。僕は物忘れが多い。なんでかわからないけど。





じゃあまずは駅へ。僕の小学校は、隣の市にある。普通の子は自分の地域の近くにある小学校に行くんだろうけど、僕は隣の市の小学校だ。なんでかなんて知らない。お母さんがそこに幼稚園の時に入れた。お兄さんは近くの地域の公立小学校に通っている。近くって言ってもそこまで近くはないけれど。隣の市までは電車だ。だから駅へ。




家から駅まで歩いて三十分。あんまりつらくはない。

まずはそこまで向かわなくてはいけない。だから、朝は早い。

家から駅までは一本道だ。車道も通ることもない。安全な道。だから毎日通る。

車が来ないわけではないが、朝早くからだしほとんど人車は来ない。

行きは歩きで帰りはバスだ。


アスファルトが割れてる。お、一か所色が薄い。なんでなんだろう?



あ、タンポポだ。昔タンポポのお茶っていうのがあったらしい。おいしいのかな?



タンポポは黄色いのと白いのがある。何が違うんだろう?このアスファルトぼろぼろだな、間からすごくいっぱいの草が生えてる。



ヨモギとかはないかな?季節的に無理なのかな?

暑くなってくると生えてくるかな?家の前には草がないからな。プランターで育ててる。芋とかスイカとか作れないだろうか?畑とかないと無理なんだろうな。イチジクの樹の畑がある畑、あの畑整備しているとこ見たことないけれど、どこのおうちのなんだろう?





お、幼稚園だ。相変わらず朝早いからな。先生は大変だ。

幼稚園を過ぎて十分すぎるとスイミングスクールが見える。朝は誰もいないな。

ていうか、駐車場とプールの面積おんなじくらいか。でかいな。うん、僕とは縁がなさそうだ。泳ぐの苦手。



さらにすすむ。てくてくてく。

美容院を横目にフォークのように3つに分かれる道の一番左の道を行く。



駅に近づいてきた。学校に行くまでにだいぶ疲れるな。あんまりつらくない、はず。

ま、いつものことだけれど。学校に行ったら何しようかな?サッカーかな?みんなと鬼ごっことかもおもしろい。誰か来るかな?吉岡君とか、岩崎くんとか、ともやとか。やわらかいサッカーボウルはよく飛ぶんだよな。昔は堅かったんだけど、やわらかいのに変えられちゃった。なんでだろう?



なんだろうか、暑い。制服が学ランが。あっつい。まだ春なんだけどな。4月だよ。学ランで歩いているのに暑い。黒い服が太陽の光で黒くなっているのかな?脱ぎたい。でもめんどくさい。ランドセル置かないといけないし。荷物も置かないといけない。やだ。


ま、駅まであと5分もないはず。速足で急いで休もうかな。ていうか、時計持ってないから何時かわからないんだよね。間に合うかな?遅刻したくない。悪いことすると怒られる。



怒られたくない。


ちょっと急ごう。



お、肉屋さんだ。夕方はこの前通るとうまそうなんだよな。

まぁ、帰りはバスなんだけどね。




お、駅についてしまった。今日の記録は27分ぐらいか。いつもの時間には十分間に合ってる。てことは電車が来るまであと五分。よかった。間に合う間に合う。




定期券を自動改札口に通す。ぴよぴよ。うるさい。そんなに音大きくなくても。ぺらぺら。


まっすぐいって、左に曲がり階段を下りる。ランドセルが邪魔。重い。降りたら右へ、でもって一本道、ホームまで上がる。エレベーターほしい。せめてエスカレーター。ん?どっちがどっちだ?あの階段みたいなやつほしい。


電車には前から一両目の一番後ろのドアから入る。ここだとすごく降りてからが楽。目の前が階段だから。さて、同級生は誰一人としていない。この街から隣の市まで通う人は今のところ僕だけだ。前に並んでいるのは、お兄さん。スーツにあってますね。顔見えんけど。



電車は相変わらずうるさく到着する。流れるBGMは好きだけど、ブレーキの音が気になることが多い。

ドアが開く。降りてくる人を待って中に入る。うん、人だらけ。今日も座れないな。

サラリーマンの人がいる。スーツがいっぱい。女の人はみんなフツーの服を着ている。スーツの中のシャツが違う人もいる。

ありゃ、お兄さん。スーツのボタンずれてますよ。お疲れなのかな?ママに怒られるよ?

扉が閉まる。ごちゅーいください?はいはい。


ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン。

今日は月曜日ランドセルが重いせいかいつも体がいろんな方向に、おっと。足を踏むところだった。ごめんなさい。


ふらつかないように勝負だ!電車!

外が見えない。お姉さんちょっとどいて!海が見たいのです。

だめだな。うん。身長が足りん。


おっと、長いカーブだ。負けるな僕の右足。よろけると周りの人に迷惑だぞ。




次は~です。やっと隣の駅についた。10分以上乗ってる。さて、もう一駅だ。次の駅から、その次まではとても早く着く。ありがたや。はやくついて。


ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン、学校学校。


ごっとん。ブレーキ最後だけ聞きすぎと違いますか?なーんて。


空気の抜けるような高い音がしてドアが開く。っぱ、とドアから出て階段を降り急いで改札へ!

ヒヨコが鳴いた。



改札を抜けたら、右へ。駅をでて、なぜか存在する坂道を登って降りる。なんでこんなとこに坂があるんだろう?一個目のT字路を左に曲がりまっすぐ行ったら。はい、時差式信号機!


前の人が押してくれているから、待っとくだけ。

はやくかわらないかな?

お、車道の信号が赤になった!

そろそろ、もうすぐ。

よーい、どん。

白、白、白、白。黒踏んだら死亡ー。


信号待ちの赤い車の前を横切ったら、もう校門。朝の時間は何しようかな?

いつもの警備員さんが今日もいる。



おはよーございます。




さてさて。

いってきます。

今日もいい日になるかな?



こんにちは。小説初心者Nikkunです。できるだけ、コンスタントに書いていきたいと思っています。

なつかしさとか、そういうものを感じてくださればうれしいです。

あなたの通学での思い出はありますか?良ければお教えください。ご意見や、ご感想などお待ちしております。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ