6話 ドゲドー二人と買い物(窃盗)に行く
おはよう……じゃね~よ。
なんで幼女が一緒に朝飯食おうとしてるんだよ。
あ? おかあさんが『女は度胸と勢いだ』って言って送り出してくれた?
いやいやいやいや。
ろくな母親じゃねぇな。幼女だぞ。
あ? 幼女じゃない?
幾つだよ言ってみろ。ほら。
ふん。やっぱり……そう、まだ3年早いわ。
ほれ帰れ。
あ。いや、ほら泣くな。
飯食ってけ。 飯食ったら帰れ。な?
おいしい? な? おいしいよな? よかった。
ふぅ……朝からとんだハプニングだな。
さぁて今日は何しようかな……って赤毛ちゃんに茶髪ロングさん。
お二人揃って畏まってどうしたよ?
あ? レベルが上がったから役に立ちたい?
しらね~よ。
どんだけレベルがあがろーが俺の役には……夜しかたたね~よ。
あ。いや、そんな残念そうな顔するなって。
あれだよ?
レベルあがっても装備とかちゃんとしないと君たちじゃ、ちょっとした事で死んじゃうよ?
な?
だから諦めよ?
はぁ? 実際に役に立つか見てみろだ?
やだよ。めんどくさい。
ちょ、まて、勝手に魔物狩りに出ようとすんな。
結構強いだろ。ここらの魔物。
あ、こら。ちょっと待てって。
ちょ待てよっ!
わかったわかった。
とりあえず、とりあえず装備整えてから行け。な?
あ? なにしてんの?
ほらさっさと腕につかまれよ。
そうそう。
胸を腕に押し当てるのは忘れちゃダメだぞう。
ほいっと転移。
武器防具屋おい~っす。
あ? うるせ~よ。
勇者じゃね~よ。ドゲドーってんだよ。
勇者なんかしらね~よ。誰の事だよ。
ほら。
赤毛ちゃんと茶髪ロングさんに合う装備を見繕えよ。
え? なになにどした赤毛ちゃん?
あ、金?
気にすんな。装備し終わったら転移で逃げるから。
…………むくれんなよ。
いいから見てこい。ほら行けGOGO!
いや、拗ねんなよ。
で? 赤毛ちゃんはどんな装備がいいの?
は? 雷撃つかってみたい? 使えるわけねーだろ?
ゴメンて泣くなよ。
わかった。教えるだけ教えるから。な?
じゃあとりあえず、魔法使い系の装備にしたらいいんじゃない?
おーい。この子の装備、魔法系で見繕って。
って、茶髪ロングさんや。
何その鎧? 剣士?
いや、却下。
あ、剣士が却下じゃなくて、その鎧が却下ね。
だって、ソレ来てたらおっぱい揉めないじゃん。
ん~。そっちの胸当て系なら隙間から手入れれそうだし、そっちね。
異論は認めない。 着てみ?
いいじゃないの。
うんうん。どれどれ早速もみもみ……と。
うへへ。
イヤイヤ言いながらも抵抗は薄いですなぁ。
ほれほれ。うへへ。
はっ!? 赤毛ちゃんが白い眼してるよ?
仕方ないなぁ。赤毛ちゃんも揉み……
アレ? これガチの拒否じゃね?
ちょ。いいじゃん、揉ませてよ。
ちょっと揉むだけじゃん。
あ、ごめんなさい。
杖で突かれると流石にちょっとなんか痛いです。
やめて。いたいから。ちょ。
え? いや、別に本当に痛い訳じゃないけど気分ってあるじゃん?
や、あ、ちょ、やめ、いた、いたい。
おう武器防具屋、よくやった。
んで、コレ全部パクるから宜しくな。
あ? 文句は言わせねぇぞ?
えっ!?
……いいの? なんで?
領主から勇者の買い上げ分は持つと言われてるって?
へー。なんか知らんけどラッキー。
まぁ……とりあえず領主のとこ行っとくか。
確認しなきゃな。確認。うん。
ほら、俺ド外道だし? パクるって重要っていうか?
転移すっぞ。ほら二人とも。
……うわぁ。
装備着てると嬉しくねぇな。
まぁいっか。
***
オイッス領主。
よく来たなじゃね~よ。なにニコニコしてんだよ。
武器防具が貰い放題なんだけどいいの?
街を守ったから当然?
まぁ、それはそうだけど。 そっちがいいならいっか。ありがとね。
は? 娘に会ってけだ?
やだよ。ロリータに毛が生えたくらいじゃん。おめーの娘。
あ。
ぐふふ。
いい事考えた。
ドゲドーらしいこと思いついちゃった。
今の俺、容赦なし。やっちゃうぞ。
なぁ、領主。一部屋貸せや。な?
ちょっとご休憩してくからよお。
娘?
あぁ、俺が来たことくらいなら言っておけば?
会う気ないけどさあ。
赤毛ちゃん、茶髪ロングさん。
行きますよ。
ついてきなさい。
くふふ。くふふ。
いいベッドがあるじゃあないかい。
くふふ。
さぁ、赤毛ちゃん。茶髪ロングさん。脱ぎなさい。
うん。いたしますよ。ここで。
くふふふ。
うん。そうだね。
領主娘が覗いているね。
アイツいつも付き纏ってきてたからな。
大人の関係ってヤツを見学させてやろうかと思ってさ。
ほれほれ、まずは二人で俺にご奉仕しなさい。
くふふ。
赤毛ちゃんガチ照れじゃねーか。
って、あれ?
茶髪ロングさんイヤンイヤン言いながら喜んでない?
あれっ? そういう系?
ちょ、あれ?
茶髪ロングさん?
あれぇっ?
あ。
ちょ、まってお願い。
あ、あ。
いや、それ。
えっ!?
あ。そこまでやっちゃう?
あれ~?