4話 ドゲドー念願の女をゲットだぜ。
「……ぉ…俺の名は『ドゲドー』っ!
何にも縛られない男だっ!!
お前らの家をこのクレーターのようにされたくなければ、俺に……ぉ…女をさしだせぇぇえええっ!!」
宣言をし静まり返る広場。
……決まった。
コレで正しい『ヒャッハー』が始められる。
そう思うと、なんかぐっとくる物があるなコレ。
俺の女候補の赤毛がしずしずとクレーターを降り、目の前にやってきて小さく手を上げた。
「はい。そこの赤毛さん。何?」
「……立候補はだめですか?」
…………
「全然OKですがなにかっ!?」
その他数人が『私も私も』的に名乗り出てきてくれて俺フィーバー。え、なに? これうふぅへへ。
ただ、その中にオヤジにギュってされてた幼女もいた。
「ょぅじょテメーはだめだ。あと5年は待て。」
クールに言葉投げてやった。
……ら、泣いたので、慌ててオヤツをあげて泣き止ませた。
そしたら村長が空家を一軒用意してくれたので、
「とりあえず、今日は赤毛さんで。すんません。」
と、名乗り出てくれたみんなにペコペコしながら赤毛ちゃんを連れ込んでみる。
いや、なに、コレ、すっげぇ緊張するな。アレ?
だって、赤毛ちゃん可愛くてピチピチなんだもの。
仕方ないじゃない。
うぉぉ……うわぁ……
やっぱ初心者は、なんてーか初心者っぽい子の方が安心じゃない? ねぇ。
なんかねぇ。ねぇ。ねぇ。気後れすると恥ずかしいしさぁ、ねぇ。
…………
なんて思っていた時期も俺にはありました。
赤毛さん。
なんていうか、すんごかったです。
最初は俺が主導してたはずなんです。
でも気がついたら、赤毛さんが上に乗ってグリングリン腰を動かすんですよ。
「ちょ、経験豊富かっ!?」
って、思わず口走ったら
「いいえ……初めてですっ!
……喜んでくれるかと思って。」
と、涙目で言うんだもの。ま~可愛いことを言うじゃありませんか。
ちょっとキュンとしちゃったよ。
搾り取られてグッタリしてたら、おれ満たされて寝ちゃってたらしく。
気がついたら赤毛ちゃん居ないのね。
なんだよ~クレーター作っちゃうぞ?
と思いつつ部屋から出たら、赤毛ちゃんがご飯用意してくれてるじゃない。
ええ子やで……
作ってくれたご飯を頂いてから、回復魔法を赤毛ちゃんに使って、もう一度赤毛ちゃんも頂きました。
どちらも大変おいしかったです。
超満足。
***
翌日、とうとう童貞じゃなくなった俺は、もうウキウキよ。
経験者だもの。もうぼく童貞じゃないの。いや、もうたっぷり赤毛ちゃんといたしましたし? 経験豊富的な? うふふふ
ってなわけで、クレーターの所に向かいますとも。
「……ぉ…俺の名は『ドゲドー』っ!
何にも縛られない男だっ!!
お前らの家をこのクレーターのようにされたくなければ、俺に……ぉ…女をさしだせぇぇえええっ!!」
再度やったら、茶髪ロングさんと幼女が手を上げてきたので、とりあえず
「ょぅじょ。テメーはだめだ。
あと5年は待て。」
と、幼女を泣かせてしまっては、オヤツをあげました。はい。
次に相手をしてもらった茶髪ロングさんは、ご奉仕が大変ねっとりしておりました。
なんというか、なんというか、経験の差を感じました。
が、コレはコレで大変素晴らしいと思いました。
でもちょっと、最初と違って手を上げてくれる人少ないのが、気になったからぼやいてみたら、なにやら、茶髪ロングさんがピロートークで言うには、なんと立候補者たちが日替わりで俺にご奉仕してくれる事になっているらしく、クレーター宣言はもうしなくて良いとのこと。
俺ただただ歓喜。
『いやぁ、なんか至れり尽くせりわりぃなぁ』って気持ちになったから、茶髪ロングさんに困りごと聞いてみたら、なーんかこの村の食料がヤバイらしい。
隷商人に騙されたのもそれが理由らしい。
そりゃあイカンな。うん。
「OKOK。ちょっと待っててね。」
と、昔悪党で今は改心した大商をしている商人の所に
「おいーっす」
と転移して、とりあえずソコにあった食料を買いこむ。
そしたら、勇者からは金取れないとか言われたんで、
「俺勇者じゃないし! ドゲドーって言うし。
コレ別買うつもり無かったし、強奪するし!」
とカッコよく怪盗宣言をし、転移で大量に食料パクってみた。
大量の食糧を前に、茶髪ロングさんだけじゃなく、赤毛ちゃんもたいそう喜んでくれて、これで一年は大丈夫と超ハッスルしてた。
その夜は豪華な夕食と、ねっとり3Pサービスが繰り広げられたので、俺も大変満足。うふふふふ。