34話 ドゲドー指名依頼を聞く。
いや? 待てよ。
逆にチャンスか??
……
うん。チャンスだわ。
レベル上げるなら戦うのが一番だもんな。
やっぱり聞く聞く。
やっぱり指名依頼とか、伝言とか聞くー。
赤毛ちゃん達も一緒にきこーぜ。
はぁ? 俺だけ?
赤毛ちゃんたち格付け低いからだめ?
……ふーん。
じゃあ俺やっぱり話聞かない。
…………どやぁ。
俺に依頼したかったら曲げるんや~。
その規則を~。どやぁ~。
うへへ。
おう??
おーけーおーけー。
ちょっとその辺で話をしてて聞こえちゃう分には仕方ないよね~。
うん。しょうがない。
まぁ、幼女戻ってくるまでにとりあえず伝言を確認しとくかな。
幼女が戻ったら聞くわ~。その指名依頼。
伝言……は、アルクスとエリィとクリスティくらいか……
ん? そうそう。
勇者の頃のパーティ。
……
アルクスもクリスティも長々と書いてるけどさ。
結局『今どこにいる?』ってだけじゃん。
返信イラネ。
エリィは……会う準備はできた。王都にて待つ。
はぁ?
………?
?
…………
……
あ~っ!
抱かれる気になったって事か!
ん?
赤毛ちゃん笑顔なのに怖いの不思議だね。
なんだろうね。その笑顔。
大丈夫だよー。会う気さらさら無いから。
そ。この人は英雄とか言われてる姫騎士エリィ。
俺が前に好きだった人。
……ん~と。
放置して赤毛ちゃん達に誤解されてもなんだし、面倒だけど返信しとくかな。
えっと。
『状況が変わってすぐに股を開きたがるようなビッチは嫌いです。
誰が会うかバーカ』
っと。
うんっ! これで良し。
……って、複雑な顔すんなよ。赤毛ちゃん。
お。おかえり~幼女。
無事に登録終わってよかったね。
ランク最下位の『木』だけどまぁ最初は仕方ない。
多分もう『銅』か『銀』くらいには強いと思うんだけどな~幼女。
そうそう、第3ミッション決まりそうだよ幼女。
俺が指名依頼聞くから、こっそり聞いててな~。
はい。案内さんお待たせ。
準備できたから聞くよー。
カモン!
予知能力者が街の危険を予知?
近々に森から敵が襲ってくる?
へ~。
まぁそれに対処ってことか。
………なんか漠然としてんなぁ。
まぁ、敵が襲ってくるから倒せ。ってのは何となくわかった。
ちなみに幼女は何か森の方で気配感じる?
あ、遠すぎてわかんないか。
ゴメン大丈夫。ありがと。
あれ? て~かソレだと犬耳ちゃん達の村やべぇんじゃね?
さっきは大丈夫そうだったけど……とりあえず至急イケメン達と合流して一回、犬人族の村に行って情報を集めようか。
幼女。イケメン達の気配はわかる?
……さっすーが。
幼女天才だなー! 凄いよ幼女っ!
よし! 俺、幼女と一緒にイケメン拉致ってくるわ。
ちょっとここで待ってて。
行くぞ幼女っ!
…………
はい、1号を転移でぽ~い。
次行くぞ幼女!
……
はい、2号を転移でぽーい。
ラスト行くぞ幼女!
……
………はい…3号も転移でぽーい。
……ごめんね3号。
なんか……すんごい邪魔しちゃって。
……まぁ、緊急事態だったから……許してね。
ってか、こっちだって幼女真っ赤になってるからイーブンだろ!?
そりゃあ急にドーンって入ったのは悪かった。
流石に悪かった! ゴメンっ!
はい。
うん。みんな何も聞くな。
これは俺たちだけのヒミツだから。うん。
さて、急遽集まってもらったのは俺に対しての指名依頼。
緊急討伐依頼が出たからだ。
まだ正体不明の為、みんなが戦えるレベルの相手か不明だ。
が、俺が実際に見てみて『あ、これなら戦える』と思えるような相手なら強くなるチャンスだから、その時はみんなに頑張ってもらおうと思う。
ついでに急いでイケメン達を集めたのは、今回は森から敵が来るらしい。
だが、その森には犬人族の村があり、そこも危ない可能性があると判断したからだ。
出発は一週間後としていたが、より早く出る必要がある。
流石に今日はみんな色々ありすぎた気がするし、今すぐの出発はしんどいだろうから、明日の朝の出発に変更する。
転移で移動するから門に集まる必要もないし、このギルドに集合ね。
以上だ。
みんなOK?
OKか。
よしっ! じゃあ宜しく。
……ん?
どしたイケメン1号。
これ、集まる必要あったのかって?
……伝言で良かったんじゃって?
……
……あ~。うん。
流石1号。その通りだわ。
……ごめんね。
なんか盛り上がった。
……まぁ、これで一旦解散で。
赤毛ちゃん達は宿とったり、装備整えるなり動いて。
俺このまま犬人族の村に行って、敵が何か探ってくる。
明日、ギルドで合流しよう。
……いや、しませんって!
犬耳ちゃんとワンワン。
もう満足したし。




