表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/59

50.5年か、10年か、それが問題だ。

 日本ではLINE Payで支払いができるようになりましたが、中国では同様のサービスがかなり以前から盛んです。現金よりも重宝される理由のひとつが、偽札対策だったりします。そりゃあ銀行のATMから偽札が出て来たりすることがあるくらいですからね。しかもこの場合、きちんとしたものへの交換などはありませんし。損するばっかり。犯罪者扱いされなければマシってところでしょうか。


 微信の支払い機能を使えば、現金が不要ですから偽札をつかまされるリスクも減らせます。それから微信で支払えば特典がついたり、割引があったりします。まあそのぶん、我々の買い物の情報などが全部微信の関連会社に吸い取られているのでしょうねえ……。ネット、恐るべし!


 まあそれは置いておいて、ここ最近この微信におけるお財布機能(微信支付)が厳しくなりました。そのうちのひとつが、本人確認でしょう。私もつい先日、いきなり制限をかけられてしまいました。


 別に大したことはしていないのですよ。お風呂上がりに、中国のとある業者さんにお金(少額)を支払おうとしただけ。それなのにいきなりロックですよ。ひどい。一瞬、国をまたいでいるからロックをかけられたのかと思いましたが、日本に旅行に来ている中国人観光客の皆さんが普通にドラッグストアで支払いできますからね。どこの国で使うかは関係ないはずなんです。


 とりあえず「何か制限かけられたから支払えない。ちょい待って!」とメッセを送信。メッセージ機能には制限かからないんですよ。とはいえ相手は友達とかの関係ではないので、超焦りつつ制限されている理由をチェック。


 すると、「パスポート番号」、「パスポート番号等が載っているページの写真」、「本人の顔写真」、「連絡先番号」を送れという画面が出て来ました。え、これ何かの詐欺かしらと正直悩みました。3分くらい。(短い!)というのも、別の同じようなシステム「支付宝」では、登録時にこれを提出しないといけないんですよね。だから、まあそういうことかと納得です。……まあ納得していなくても、個人情報を提出したくなくても、使い続けるためにはこの手続きを踏まねばならない……。ええ何か取り扱いが心配なのは、中国だからかな(失礼)


 ここでまた別の問題が発生。私のパスポート、10年のタイプなんですよ。その写真と今の顔が違すぎるのです。どれくらい違うかというと、入国審査で時間かかるレベル。すみませんねえ、劣化していて。女は年取ると顔が変わるんだよ、ちっ。私だって可能ならば、日常生活の自分をSNOWアプリで加工して生活したいですよ。


 しかも、ロックされたのは風呂上がり。その時の時刻は夜中。すでに一杯やり始めている。つんでますね。でも放置していて、ロック解除の手続きがさらにややこしくなるのは避けたい……。(制限された画面に手続きの期限は書かれていなかったのですが、だからと言って無制限で待ってもらえるとも思えない)最悪中国まで渡航しないと解除できないなんてことはないと思うけれど、それは誰にもわからないのです。


 そこで、キメキメのパスポート写真とともに、「風呂上がり、すっぴん、ほろ酔い、夜中の蛍光灯の下でテキトーに自撮りした写真」を提出しました。いやあ、これが酷かった。自分でも3度見するくらい酷かった。正直、本人確認として不適切と却下されるだろうなあと思っていたのですが、提出直後にロックが解除されました。この手続き意味ねえなあとちょっとばかり思いました。でもね、よく考えると中国人の自撮り写真も基本的に盛り盛りなんですよね。本人プロフィールの写真を見てても、絶対本人を探せないレベル。顔どころか、体型もいじりすぎだよ。どこのグラビアアイドルだよ……。だからまあ、書類が添付されていればそれで良いのかもしれません。


 とりあえず、中国の微信アプリを使っている皆様、ロックされたら手続きをするしかないようです。中国在住の日本人に聞いてみたところ、ここ最近みなさんロックされていらっしゃるとのこと。どうも、みなさんお疲れ様です。仕方がありませんので、個人情報ですが提出しましょう。そしていきなり突きつけられる老化という現実を受け入れましょう。ちっくしょー!!!(小梅太夫でお願いいたします)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ