第1巻「Fourth Wall Breaking」:8章
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主POV:冷泉
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日曜、今日は僕が初対面『Communistnyan_peropero』に会う日なんだ。全く、こんな奴をチームに入らせるだけで、しかも重要なメンバーとしてだなんて、嫌な予感しかないわ。
それでも今更僕に選ぶ権利はないか、『百合飾り』を始めた以来僕は一曲も作れなかった、何度やっても聞き入られる曲の作曲に失敗している、僕はもう助けを選べる立場じゃない。むしろ、僕にはCommunistnyan_peroperoを『情けない』と呼ぶ権利すらない、ここの誰かが『情けない』というのなら、それは今まで失敗してきた僕自身だろう。
今日は日曜だから、僕はミコミコでアニメを見ている間に、最初のチャイムは鳴ってきて僕に返事させる。
「はーい。」
僕はドアを開くとその前に立っているのはヒナゲシだ、やっぱりああいうハンドルネームを持つ奴はまともな人間じゃないと思い込んでいるから、僕はヒナゲシがCommunistnyan_peroperoの前に来るくらい予想していたんだ。
ヒナゲシは左右に見てドアの中に跳びかけてきて、最初の挨拶は僕の返事を待たない早口の質問だ。
「おはよレーセンさんはやくはいらせて。」
少女はアパートに入ってきたら、僕はドアを閉めるうちにヒナゲシは涙目で言い出した。
「あわあああ、レーセンさんTDS貸してちょうだい、ポタモンやりたいよ!ポタモンやらなきゃならないよ“ぉ!ね、ね、ね、ね、レーセンさん、ポタモンやらせて!」
この子ったら、フウロにTDSを没収されたのは4日しか経ってないのにこれまで薬物離脱状態みたいになっているとは。
少女の目は涙に溢れていてその脚はいつでも倒れそうと見えても、やっぱ今度の僕はヒナゲシに同情はできないね。いくら彼女の精神は軟弱になっているとしても、その必死な目はただポタモンをやれるゲーム機を手に入れるために僕を殺せる覚悟をしているようだから。ここはいっそこの子の言うことを聞こう。
「分かった、TDS貸してやるから落ち着いてよ、君は他人のセーブファイルと遊んでも平気なの?」
僕はポタモンをやらせると聞いたらヒナゲシは泣くのをやめて、いきなりいつもどおりの元気で明るい態度に戻る声で返事する。
「いえいえいえいえ、構わないよ。ポタモンさえやればいいよ。最高のチーム、レーセンさんが欲しいチームを何でも作ってあげるからとりあえずやらせてよ。」
「いやできれば僕のチームに弄らないで欲しいんだが・・・・なら姉さんのTDSでやったら?ストーリーには進まないで君が好きなチームを作ってあげてもいいよ。」
またまた改善の余地はたくさんあるセーブを弄れる許可をもらったヒナゲシは跳びそうほどにワクワクしてくるんだ。だが僕は質問で少女の興奮に中断する。
「その前に教えて、フウロはどこだ?一緒じゃないの?」
ヒナゲシは僕から目を逸らしに頭を傾いて、緊張しているように後ろで両手を擦り合わせて罪悪感を隠そうとしている。
「それはわたしが魔法少女マジックを使って・・・・・」
「魔法少女マジック禁止。」
「あわわ、最後まで聞いてよ、それはわたしが魔法少女マジックを使って・・・・一人でここに来てポタモンをやれるためにアニキをどっかのスポーツ部を手伝いに送った・・・・・かもね?」
フウロはヒナゲシが僕を通じてポタモンをやるために自分を『除こう』とした意思を読めていないはずがないが、いくら頭がよくてもいつも妹には弱いんだね、あいつは。
ヒナゲシはポタモンホームのコンピューターをハッキングしに家からこっそり逃げた時もこれと同じ状況だろう。だがそれでもよ、自分から変態をここに誘って僕と大事な妹を放棄するのかよ、信じられん。
僕は姉さんの部屋に向かってTDSを拾う前にヒナゲシに話す。
「それでも条件があるよ、君は今日そのCommunistnyan_peroperoって奴が来るのが分かっているよね?だからポタモンをやらせるのはあいつが来るまでだけだよ、新メンバーに君がサボるところなんて見せられないから。あいつは来たら背景の仕事を続けて。」
「はーい。」
ヒナゲシはあまり僕が出した条件に構っていないようだ、ポタモンを10分だけでもやれるならそれで満足できるかな。
しかし僕は姉さんの部屋でTDSを取ったら、姉さんとワルトさんの写真は眼に掛かってくる、もっと具体的に言うとそれは写真の3分の2を覆うっているワルトさんの191cmの身体だから、僕は呟く。
「そいつもあんたみたいな人だと願っているよ、ワルトさん。」
Communistnyan_peroperoと同じく、姉さん僕に始めてオタクの外人と付き合い始めたと言ったら、僕はすごくがっかりしていたんだ。だが自分が間違ったと気付くのは生身のワルトさんに会えた時、オタクだろうがなんだろうが、ワルトさんの外見、性格、そして業績は普通の萌オタクとの明らかに超えている、まさに泥の中の宝石だ。
彼みたいなオタクがもっといたら、オタクのマイナスの先入観がなくなるかもしれないね。
スタジオの中に黄色ノートパソコンの後ろに待っていて、ヒナゲシは僕がTDSを持ってスタジオに入ってくると見たらデザートを待っていた小さい子みたいに身体を席で前後に揺りながら静に拍手していて、彼女の目は前よりも明るくキラキラしている。僕は少女にTDSを渡しながら約束をもう一度言う。
「もう一度言うが、やれるのはCommunistnyan_peroperoがドアのチャイムが鳴らせる時までだよ。」
「はいはーい。」
ゲーム機を起動するヒナゲシは僕の知らない魔法少女アニメのメロディの鼻歌を歌って、リズムに合わせて頭を揺らす。
ヒナゲシを姉さんのポタモンゲームを楽しめに放っておいて、僕はまた百合飾りの計画の修正に気を戻して集中する。Communistnyan_peroperoを正確にコントロールしに完璧で詳細な計画を見せなければならなく、僕に必要なのは彼の意見ではなくスキルだけで、計画から外れることは絶対許されないと、僕は采配を振っていると『威嚇』するためだ。
それは独裁政権ぽく聞こえるかもしれないが、こんな職人に対しては僕は自分の作品を『恥のない酷い物』にならせないためにこうするしかない。
チャイムは要約二回目に鳴らされるのはその後の半時間が過ぎた後、約束の時間より半時間後だ。僕はテーブルに3階叩いてヒナゲシに遊びの時間はもう終りだと知らせる、だが少女はそのメッセージをよく受け取っているが、延長時間を要求してくる。
「お願い、レーセンさん、後5分でいいから!もうそろそろレベルアップだから!」
席から立ち上がってスタジオのドアに向きながら、僕はヒナゲシに返事する。
「フウロに君がポタモンをやりにここに来たと報告させるなら5分あげるよ、いい?」
フウロが自分の妹の狙いをよく分かっていて妹を甘やかしていると分かっているが、いざ僕を困らせていると知ったら気も変わるだろう。だがら僕にとって妥協はヒナゲシにもフウロにも使える交渉の切り札だ、操作的だと言ってもいい、僕がやっていることは皆のためだから。
自分のTDSの没収が延長される脅しを受けたら、ヒナゲシはすぐに姉さんのTDSを閉めて後ろの棚に置く、それは服従の合図だ、僕は彼女からテーブルの反対側に座るからこれでは見られないようにそのTDSを取るのが不可能だから。
ドアを開ける途端、僕は本心からその前に立っているのは本当にオタクの中の宝石だと祈っている、その人はしっかりした髪型を持っていて、プロらしくて信頼の印になるスーツを着ていると。
でも勿論、宝石は誰にも見つけられるわけじゃないからこそ高価なんだよね。
ドアの前に立っているのはオタクのステレオタイプの極点だ、彼は20代半くらいの太って、一週間ぐらい洗っていないそうなボサボサの髪型に『ロリコンです』と書いてある太字のTシャツを着ている。
その上にピンクなバックパックを持っていて、そこに何かの儀式の花輪みたいにいろんな萌とエッチアニメのキーチェーンが付いている。男性は僕に見て粗末な口調で話し出す。
「あっ、ああ、ども、コミペロでしゅ。」
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これって絶対僕が願っていた宝石じゃねーよ。
でもこいつの外見は僕の悪い方の期待に答えているとしても、今すぐただでドアを閉めて追い払えないよね?フウロが言ったとおり、今の百合飾りは好みのうるさくできる状態ではない、僕たちにはミュージシャンが必要だ。
そして今僕の目の前にいるこの人間の外見はどうであろうとも、彼こそがそのミュージシャンだ。だから僕はCommunistnyan_peroperoに見られないように指でドアの後ろ側に落書きする。
<重要なのはスキルだ、重要なのはスキルだ、重要なのはスキルだ>
僕はこの男にどう考えればいいと迷っていると、僕の返事は遅れたからCommunistnyan_peroperoは僕に話しかけてくる。
「っであんたが『スイセン_ブルー』ッスか?それともひょっとしてボレ住所間違えたん?」
「あっ、はい、間違っていません、どうぞ。」
そっちも僕のハンドルネームで呼んでいるのか、フウロはこいつに僕の本名を教えていないほどに僕のプライバシーを尊重しているのはよかったなぁ、それでも勝手に住所を他人に教えないで欲しいけど。
それに一人称が『ボレ』だなんて、それはどこかで『ボク』と『オレ』の間を取った伝説の一人称だと聞いたが、実際に使っている奴に会えるのは初めてだ。
僕はすぐにCommunistnyan_peroperoをスタジオへ導き、目だけでも僕んちをそれ以上に探検させたくないから。
でもこれじゃあヒナゲシには心配だな、こいつはどう見ても明らかに幼女好きだそうだ、あんなキーチェーン持っているし、『萌え萌え❤大戦争』の幼女キャラをハンドルネームにしているし、公共の場所で自分がロリコンだと発表するシャツを着れるほど恥なしだし。僕はこれからこいつをヒナゲシと同じ部屋にいさせて大丈夫なのか?
いやぁ、こう考えとこうか、こいつはヒナゲシに変な目で見る根性はあるなら、それはやっぱこいつはこのチームで居場所はないということになって、そうすれば僕は要約躊躇いも後悔もなくこいつを片付けられる。
ちなみにこいつが本当にそうだとしたら、こいつは明日までに額に風穴を開けられてどこかのゴミ捨て場に眠ることになるだろう。田尻風露兄様に排除されて。
だが意外とスタジオに入室したらCommunistnyan_peroperoはただテーブルに着席して、自分のノートパソコンを持ち出すだけ。まるでヒナゲシのことを全然見えていないようだ、ヒナゲシは自分に、もっと具体的にそのキーチェーンに見ているのに。
起動しているパソコンを待つと、Communistnyan_peroperoは席から立ち上がって部屋を歩き回り、棚に乗っているフィギュアたちを見て僕に話してくる。
「あんたもいい趣味してますね、スイブルーさん、まだまだボレのと比べられませんけど。」
僕はテーブルに着席し、その言葉に応じて最初で頭に入ってきたことをテーブルに指で落書きする。
<お前と比べられたきゃねーよ。>
こいつはもう背中にミニ萌神社を運んで公共の場に歩き回っているから、こいつのフルコレクションはどれほどデカイとは考えたくないな、多分国立萌博物館になれるほどだろう。
それでも僕は違うとはっきりと言わなければならない、百合飾りは断じてこいつの趣味に答えないとはっきりと知らせなければならないんだ。
「それは僕のじゃないんです、Com-」
ここで言葉が積もれてくる、ここは公共の場じゃなくても、やっぱそんな名前を声出して言うなんて気の毒だと感じてくるね。
こいつみたいな名声が確立したコンテンツ創造者はこの長すぎるハンドルネームの代わりに何かのあだ名があるはずだと思うが、僕はその名前を知らないし、知ってもそれをリアルで本当の最初の会話ですぐに呼んだら僕はこいつのファンに思われてしまう。そう思われるなんて絶対ヤダ。
他に呼べる名前はないから僕はただ話を続けて、名前をただ呼ばないことにする。
「それは姉の彼氏のコレクションです。」
以下はこいつの名前を略して『CP』と呼ぶか。
CPは僕に肩すくめてくる、まるで自分はこっちの期待に応えられていないように、僕もそっちの期待に応えられていないんだ。
「あっそうッスか。ここにある物は少なくてソフトコアだらけなのはここは客に見られるところだからエッチフィギュアのハーレムはどこかに隠しているかと思いました、やっぱあんたはボレが思ったほどに献身してなさそうッスね。」
ちっ、こいつは僕を『献身していない』と呼んだのか?そんな責め言葉だけは許さんぞ。CPは僕に上がらせてきたイライラで僕は彼に妥協しないとはっきりする言葉で返事する。
「いいえ、この家にあるフィギュアはそれだけです、ちなみに僕はハーレムとエッチジャンルが嫌いです。」
ああそう、言ったんだ、喧嘩を売ったんだ、ここではお前の勝手通りにはさせないぞ、CP。
だがCPは僕はいつも普通のオタクからもらっている怒りの反応を見せてこなくて、ただ僕に笑ってくる。
「ああ、あんたはああいうエリート主義の奴らの一人ッスか、スイブルーさん?SHayhaさんではあんたはリリックスにすごい熱心を持っていそうッスが?それは違いますか?」
「いいえ、そこは事実です、僕は彼女のためにこのプロジェクトをやっている。僕個人の人気でも他の自己満足のためでもなく、彼女を愛する人として僕は彼女に捧げる最高の物は金ではなく成功です。」
「そりゃいい考えッスね、あんたみたいな人に会えるのは初めてッスよ。あんたはリリックスのためにやろうとしているのは間違っているとは言いませんが、この状況以外ではあんたは間違う方になると思います。」
意外と洗練された宣言だ、それはまた気まずくて明らかに欠けている発話能力を聞こえるが、同時に鋭さと溢れる自信のある声で出されたんだ。こいつはただのヲタクではない、僕みたいに直面議論スキルはなくても、こいつには僕と対当できるほどにネット上でアニメ関係議論の戦闘を経験してきたんだ。
僕は冷静な声でCPに返事する、煽るのも、僕は間違っていると言うそっちの言葉に影響受けている様子は見せない。
「それはなぜでしょうか?僕の忠誠はリリックスだけの物です、僕は自分勝手なアホみたいに個人用のハーレムという浅い妄想に喜ぶことはありません。」
議論で名前を出さないのはその宣言を人身攻撃にさせないためだ。こいつは本当にいい討論家らしく理屈で戦える奴なら、僕を勝つには感情じゃなくて理論だと心得ていているはず。感情的な侮辱な言葉を投げ出してきたら、それは自分の敗北になってしまうからね。こいつは感情でも抑えられないなら、それもまたこのチームに適しないもう一つの証拠になる。
だがCPは僕の間接でも厳しい攻撃に怒りで答えてこなく、冷静な態度を保つ。
「ほほう?なんていい高潔な言葉ッスね、さすがはボレの汚い脳みそには理解できない博学な言葉・・・・それでも結局それは誤ったケチな紳士の言葉にすぎませんが。」
「なんですって?」
僕は敵対してきたヲタクの奴らの中では、自虐は珍しくない戦術だ、こいつらは他人からだけでなく、自分まで『ブタ』、『キモい』、『ヘンタイ』などの言葉を自称する気はある、自虐を自分に有利を招ける僕に対する武器として使っているんだ。
CPは自分の反論で僕に返事してくる。
「スイブルーさん、あんたの意味では、アニメの『クオリティ』とはなんッスか?」
自分の趣味は絶対真実で、他人の意見はクソだとよく考えると思われるコミュニティの一員にしては自称する奴にしては妙に洗練された質問だ。でもそれでいい、こいつは洗練された論拠の決闘を望んでいるなら、僕はその決闘に反論王の戦いぶりを見せてやろう。
「アニメにクオリティがあると言えるにはあってはならない物はありませんが、このとおりの質の詰め合わせが必要です:
複雑なプロット、魅力のあるストーリーの進展、現実感があって、深さのあるキャラクター、コンセプトの個性そしてそのストーリーでそのコンセプトの実行、設定のルールの整合性、納得できる問題の結末、質のいいビジュアルと音楽、キャラに合う声優のキャスティング、そしてキャラの周りに起こる状況です。」
その最後の主張は順番に合わなくておかしく聞こえるかもしれないが、それは僕がわざとヲタクに対する仕留めさせる最後の一撃さ。
だが僕に議論を潰されても士気を挫かれず、CPは僕にゆっくりで拍手して、奴の微笑みは広がる。
「素晴らしい、なんという正確さ、なんという詳細さ、なんという大胆さ、だがそれはチガア“ア”ア“ア”ア“ア”アアアアアアアアウ“ウ”ウ“ウウウウウウウウウウッ!!!!」
太った男のいきなりの叫びは僕とヒナゲシを驚かせた。席に撥ねられて、ヒナゲシの野球帽を頭から飛ばせ、再び妙な角度で少女の頭の上に落ちて翼が顔を覆う。
CPは自分の意見を説明を続けて、この前にあった奴の声の気まずさは今消え、僕よりも強い自信の声になってくる、まるで捕らえた主人公たちに話している少年漫画の悪役だ。
「違う、違う、違う、違う、違う、違う、チガウ“ゥッ!全然違うんッスよ、スイブルーさん!クオリティはそのようなモノではない、あんたが言った『クオリティ』はアニメ業界を進展させていない、アニメを成功させていないんだ!アニメの『クオリティ』だと呼べるものはただ一つだけ、そのアニメはどれほどの金をもうかれるポテンシャルッス!!
あんたら評論家様のファンがアニメを成功させたみたいに話しながら、それなのにあんたらはボレら血と汗と涙を換えてアニメ商品を買ってきて、ボレらにアニメをくれた人々に食べさせて、支持する『ゴミ虫』と比べれば全くアニメ商品に金を使っていないじゃないッスか!?」
僕はCPにやり返そうとして、声には個人の恨みを隠して微妙な皮肉な口調を出す。
「ああいうメタファーをいうなら、あんたにとってアニメファンはゴミみたいなエサをやられても満足に食って、解体されるためにしか生きていない家畜みたいじゃないですか?」
「そのとおり!だからボレらは『ブタ』なんッスよ、スイブルーさん!ボレらは生きて、息を吸って、死ぬのは全てアニメの成功のためッス!」
CPは喋り続けて、今は自分と同じく太った吸血鬼アニメのナチス悪役のように奇妙で歪んだカリスマの空気を出している。
「ボレらこそは大手から小規模のアニメスタジオを生かさせている者だ、ボレらは彼らに食べさせ、住いを確保させ、いい生活を贈らせているんだ!
ボレらには馬鹿げた水準に期待せず、アニメの評価をもうるさいこと言わず、ただアニメファンとして楽しんでいて、原作者に『クオリティ』のために『法式』などかけられないで自由を与える、あんたはその『法式』はどれほどに柔軟だと言ってもね。
アニメから人生の教訓なんていらない、ボレらはアニメから欲しいなのは面白さだけ、だから大事なのは面白さのゥみッ!ボレらはあんたらエリート主義野郎が『浅い』とか『ベタベタ』とか『バカバカしい』とか『キモい』とか言ったストーリーに存分笑って、喝采して、泣いて、オ○ニーする!
それは面白いから、だからその面白い時間をくれた人々に金を払う!それこそは貢献というモノッスよ、スイブルーさんッ!だからスイブルーさん、あんたはアニメ業界になにを貢献した?あんたは失業から救えたアニメーターは何人いるッスか?脚本家は?監督は?
『ギブアンドテイク』なのはいい社会の基本でしょ、スイブルーさん?でもあんたは『テイクアンドテイク』するだけでなく、他人がくれたその恵みに文句言うだけじゃないッスか?」
くッ!
信じられない、僕は自ら自分の単純脳を認めて、自分がブタだと自虐して、一切の躊躇いも恥じもなく15歳の少女の前に自慰のことを言えて、自分こそはアニメファンのあるべき姿だと信じている人間から反論の連打を受けているんだと!?
こいつ、僕の論拠とぶつかろうともしない反論を使っている、僕の議論を無視してその『結果』だけに貫く議論を、城壁を触れずに、城の王座に直接襲ってきている。
これで僕はどうやって奴の論拠を叩き潰せても、アニメ業界の貢献に奴と同じ立場でいなければ、仕留めはできないんだ、いくら叩いても死なないゾンビのように。
歯を食いしばり、テーブルの上に手を硬く握って、僕は必死に考えて、何が効果的な物は閃いてきたら<もらった!>と落書きしたがっている。
「ぐぬ・・・・ぬ・・・・!」
でも何も閃いてこない、僕は今すぐ家族の財産を全てアニメ商品に使わなければ、僕は何を言ってもそれは戦車に雪の球を投げると同然だ。
いや、僕はアニメ業界に奴と同じ金額をやれても、奴の2倍、5倍、10倍までやれても、僕はまた負けるままだ。僕みたいな『理論的な』アニメファンが払った金額の合計はキモヲタたちの物に適えるはずがないから。
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僕は・・・・・負けている?自分の浅さを誇るこんな奴に?ありえない、ありえはさせない!
どこかの博士に負けるならそれは納得できるが、だがこの僕が自分のバカさを宣伝する奴に負けるだと!?それは反論王の名が汚れられてしまう!
認めん。認めん。認めん。認めんぞ!!
考えろ、手塚冷泉、反撃する方法はあるはずだ、このデブの反論を打ち落として僕の名誉を復活する方法を!
それは僕のプライドの問題だけじゃない、こいつはここで自分の好き勝手でなんでもできると思うなら、なんの首輪もないなら、それでは百合飾りがやばくなるだけだ!
考えろ、手塚冷泉、ここは勝たなければならない戦場だ、その単純脳の理屈を粉砕せねばならないんだ。こんな単純であるはずだった戦場に勝てないなら、お前は自分がリリックスに値するとでも言えるのか!?
歯を食いしばり、僕はこの精神の競争に手の震えを収めようとしたら、カメリオは僕の上がっているテンションとストレスに気付き、それに応じて幻覚状態で僕の背中から現れてくる。
「おい、冷泉、大丈夫か?」
何かを呟いて僕の精神の震えをCPにバレる代わりに、僕はただカメリオの眼を睨んで、充分に僕の考えを伝える、『僕は集中しているんだ、黙れよストゥー』だと。
そのメッセージはカメリオに伝わっているかどうかは知らんが、ガンダイン主人公はこの部屋にいて自分の声を聞こえるもう一人の人間、ヒナゲシの方を向く。
「雛芥子、何とかしてこいつの足止めをして、冷泉に顔を洗わせる時間を稼いでくれ。」
僕はヒナゲシに睨みを向く、何もするんじゃねぇぞ小娘、僕に邪魔をするな。僕はこのままでこの決闘を見逃せない、僕は議論でこのデブヲタに勝てるまでは。
少女は僕の眼を見て、僕はこの勝負を自分の勝利で以外に終らせないと分かるが、ヒナゲシは僕から目を逸らしに左右に見て、何をすればいいのかに迷っていながら静に呟く。
「あわわわわ・・・・・」
もう一度CPのカバンにちらりと見て、ヒナゲシはこいつと交わせる話題で話しかけ、彼女もできればこんな奴と話したくないから声は気まずくてムリヤリだ。
「あっ、あの・・・・ペロペロさん、なんか『ミャギガールズ』のキーチェーンはたくさん持っているようですが、これって結構レアです・・・・ね?」
CPはヒナゲシの方に向いてすぐにすごいショックの顔でびっくりした、まるで少女はずっとここにいたと気付いてなかったように。
「キミは・・・・?」
CPの声はいきなりヒナゲシのよりも気まずくなって、僕と話した時だけでももう充分に気まずかったから、今はいきなり自分と会話しょうとしている可愛い少女がいると思わなかったんだ。
CPから目を逸らして、ヒナゲシは恥ずかしくて自己紹介をする。
「わっ、わたしはこのプロジェクトの絵師・・・・たじり・・・ひなげし・・・・です・・・・ぽっ―」
その途端、PQのは叫び出してきて、ヒナゲシを中断する。
「ダメだポッピー!こんなブタにキミのキュートの名前を呼ばせるなキュ!」
PQの反対に口ごもったら、ヒナゲシの言葉はバラバラになった。
「あっ、あい・・・・ただひなげしでお願いします・・・・」
CPも恥ずかしくてキモい声で返事する。
「ヒナゲシ・・・・花的な名前なの?・・・・じゃ、じゃあポッピーちゃんと呼んでもいい?」
こいつエスパーか?なんでそんな正確なあだ名を即座に考え出せたんだよ?
そして勿論、CPに聞かれなくても、PQはすぐに反抗してきた。
「いや、いや、いや、いや、いや!キュ、キュ、キュ、キュウ、キュウウ!!!」
自分のポタモンは耳のすぐ隣に騒ぎ始めると、ヒナゲシも焦ってきてCPに返事した。
「い、いえ、ピナゲヒと呼んでくだしゃい。」
CPはキモい赤になっている喜ぶ顔で僕に向いてくる。
「こんな可愛いチームメンバーがいたら最初に言えばよかったんじゃないッスか、スイブルーさん!これをもっと早く教えてくれたら身を粉にして働いてやりますよ!」
僕はCPに返事する。
「何言ってんです、彼女ならずっとここにいましたよ。」
「それは抱き枕かと思いましたよ!」
何言ってんだこのボケは?生身の人間を抱き枕に間違える奴なんているか?
「何で抱き枕だと思いましたか?そもそも誰が仕事場に抱き枕を置くんですか?」
「ボレはいつもやってますよ、スイブルーさん!それじゃ可愛い娘が応援してくれる感じがして、いいやる気のブーストになるんッスよ!」
二次元キャラに関わる妄想なんて僕の言うことなんかじゃないとは分かっているが、一体どう機能しているんだよこいつの脳は?パソコンの作業をやっている時にヒナゲシは明らかに腕を動いていた、CPが叫んだ時にもびっくりした、無生物に間違えるわけがないだろう。
僕はその精神を理解できない無表情で睨んでも、CPは説明を続けた。
「あれはですね、スイブルーさん!抱き枕はボレらを慰めてくれて、心存分に抱かせてペロペロさせるところで元気が出ますよ!ちなみにハーレムに揃ってみんなベッドで楽しめるし、この娘も―」
僕は反射的でCPを止めに指を差した。
「僕をお前なんかと一緒にするな!っていうか、そんなこと、15歳の女子の前に言うな!恥を知れ、キモヲタっ!!」
だが誰も他に何も言える前に、僕は自分より明らかに激怒っているもう一匹の奴がいると感じた。それは殺気に近づいている怒りだ。
「キュウウゥゥゥゥ・・・・・・」
ポタモンホームで僕を襲った時と同じ、PQは強制的にヒナゲシを変身させ、皆は油断している隙に無防備のCPに跳び掛ける。
「そんなことをポッピーに言うんじゃねェよキュ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)ウウウウウウウウウウウウウ!!!」
PQはCPの顔に頭突きして、キモヲタに放電する。
「キャウウェゴラルフィグェフワフワキュウウウウウウウウンンンンン!!!!!!!?」
電気リスから電撃を受けたCPは奇妙な悲鳴を出して壁に激突され、気絶して地面に倒れて、身体中に疾走している静電気でピクピクする。
ポタモンの被害者は出てしまったので、カメリオも強制的に僕から変身して、PQを気絶したキモヲタから引き出す。
「待て待て!何をやっているんだ!」
僕はギャリー・ストゥーに賛成した。
「また余計なマネを、このリス。でもさっきの悲鳴はなんだ?キャゥウェなにか?」
だがPQはカメリオの手を噛むも足掻くもせず、自分の衝動的な怒りでまたとんでもないことしてしまったと気付いている。
「やっちゃったキュ。」
カメリオはポタモンを揺さぶりながら怒鳴った。
「『やっちゃった』じゃないだろこのリス!?」
「じゃあ他になんと言えばいいんだよキュ?ボクはこのブタに謝らねェぞキュ、ちょっと感情に流されたのは悪かったが、それこいつの自業自得だキュ。」
ヒナゲシの鳴きそうな声はPQから響き出す。
「わああああああ!!なんでやっちゃったのPQ!?このままじゃTDSはアニキに永久に取られちゃうよぉ!」
僕はヒナゲシを慰めようとする。
「心配ないで、ヒナゲシ、僕はこのことをフウロには内緒にしてあげるから。」
CPは僕を中断し、体はピクピクしていて気絶しているままでごもる口で呟く。
「よう・・・・じょ・・・・・を・・・・・み・・・・な・・・・ぺろ・・・・ぺろ・・・・・」
その時、カメリオは変身を解除するから、僕はまだコメントした。
「PQの言ったとおり、こいつに電撃をぶち込んでしまったのは悪く思わない方がいいよ、これは確かにこいつの自業自得だから、ボルトはまた足りないぐらいでね。」
なぜ僕はそんな酷いことを言えたと聞きたいみたいに少し黙ってたら、カメリオは僕たち全員に尋ねる。
「じゃあこれでどうするんだ?」
僕はPQをテーブルに置いて、リスはヒナゲシに変身し戻しながら答える。
「居間のソファで置けばどうかな?気絶する前にリアルのポタモンに襲われたことは覚えているかどうかは知らないが、迂闊で奴を放り出すよりはマシだ。」
その後、CPの気が戻ったまでは数時間かかった、ヒナゲシはもうとっくに帰った後にね。どうやらその電撃のかげでこいつの電撃を受ける前の数分間の記憶を曖昧になったそうだ、CPはなんとなく電撃を喰らったのは覚えているが、電撃の原因を覚えていない。だから余計な疑いを招かないために、僕もそれ以上に何も聞かなかった。
それはもう暗くなっているから僕はとりあえずCPを帰らせる、また姉さんが帰ってくる時までこいつをここにいさせたくないんだから。
僕たちは全然なんの進展もできなくて、百合飾りの企画のこともまた話していないのに、CPはまたチームに残ってまた次の日曜に来る気があると言った。
キモヲタはもういなくなったら、僕は次の議論でCPの対策作りに戻った。
僕は今日で負け側になった屈辱を味わった(また負けていないけど)、だから次は仕返して勝つんだけじゃなく、奴に身の程を弁えさせる圧倒的な差を見せ付けなければならないんだ。
CPに重要なのはスキルだけだ、だからそいつは百合飾りの道具になってもらう、道具はただ黙っててちゃんと仕事をしていればいいんだよ。
だーもう、とりあえずストレス解除にリリックスの曲を聞こうや。