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光波共震砲
ベルカ独自の技術、超光化学によって作り出された熱量プラズマレーザー兵器のこと。小さな光の分子と別の小さな分子同士がこすれあい、それによって生み出される数十万度から数百万を超える熱で敵艦の装甲を溶かして撃ち抜くことを目的としている。当然バイタルパート周辺へと命中させればたとえ戦艦クラスでも一撃で航行不能に追い込むことが出来る。口径の大きさによって威力が比例している。その歴史は古くベルカが超光化学を生み出したのとほとんど同時に実現された兵器と言われている。その仕組みと取り回しのよさ、威力共に申し分ないため生み出されてからずっとベルカの標準装備であり続けている。機銃として対航空機戦をはじめ、対艦戦にまで使うことが出来るその使い勝手はまさにベルカの技術力の高さとしても有名。他国がこの原理を真似することは出来ず、オレンジ色のそのビーム光は目に残るほどの強い光を放っている。射程距離は千五百ほどあり、それ以上行くと威力が減衰してしまう。