シグナエ連邦
総面積はおおよそ1842万平方キロメートル。アージニウス大陸の半分をこの国が支配している。面積の半分以上が砂漠と氷に覆われており、実際に人が住むことができる場所はとても少ない。また世界一大きな山脈であるアベルト山脈が南東部に広がっており、独特の生態系がそこに築かれている。
シグナエ連邦の国土が接している海は凍っていることが多いため、比較的早く《蒼天航行艦》の普及が進んだ。そのためオリジナルの技術をいち早く取り入れることが出来、独自の軸となる技術を二つ持つことが出来た。さらにその技術を融合させ一つの技術として完成させることももうすぐだと言える。
ただヒクセスと同じく全ての資源を“シュバイアルル”に頼っており“シュバイアルル”の枯渇に国家の財政も圧迫され続けている。しかしヒクセスに対する敵対心からか軍事費の削減は行っておらず、やがて潰れそうになったときシグナエ連邦の配下国がヒクセスの配下国へと攻撃を行った。
その結果世界戦争が起こった。五年たった今現在でもヒクセスのことを嫌っているが、なんやかんや頼らなければやっていけないのが現状である。
シグナエ連邦は原住民が独自に発達させてきた超大国で、工業力は若干ヒクセスに劣る。しかし豊富な水や資源を利用してどんどん急成長を遂げている。元々はバチスカ連邦という名前で、五つの国の集まりだったが三度目の世界戦争が、終結した時点で連邦が解体され、シグナエ連邦、西バチスカ連邦、南マルコフ共和国、コーネルウス首相国、大コステンルイ文国に別れてしまった。
バチスカ連邦の三分の二を引き継いだシグナエ連邦だったが戦争で受けた被害は未だあちこちに深い爪痕を残している。