ヒクセス共和国
総面積はおおよそ1317平方キロメートル。ヒクセス大陸の三分の一を支配し、世界の警察のような役目も果たしている。いわゆる超大国のひとつでありその、巨大な敷地におおよそ3億人もの人口を抱えている。工業力は間違いなく世界一位の国であり、三度の戦争の際には二日で一隻の駆逐艦を作ることができたほど重工業が発展している。
首都はノークランド州バリントンで、ヒクセス共和国最大の都市はニューバーク州となっている。世界中から人が集まるため“人種の丼”とも呼ばれており個人による兵器の所持も許可している。ただし有事の際にはその兵器も押収されることになる。今現在、シグナエ連邦の南東部に位置する大国クン王国にその座を狙われており小さな冷戦が起きそうな気配になっている。
元々は何もない場所だったが第零期1798年にカウセス王国が発見し、そこを植民地として支配し、発展させてきた。所が五十年ほどでほどでその支配は終わり、第零期1837年に四度の独立戦争を経て独立。国内に豊富に存在しているシュバイアルルの鉱山を資金源に急成長を遂げた。元から資金と人に恵まれており今では世界一位の座を揺るぎのないものにしようと世界連合にあれやこれや口を出している。第零期1886年に東西分裂の危機に陥り、一瞬ではあったが西の独立を許してしまった。そのため東側は西側を見下す傾向がある。さらにその境目には大量の地雷が埋められており未だに全ては撤去しきれていない。
三度目の世界戦争の際にはシグナエ連邦が率いる国家主義を中心としていた組織と全面戦争に突入し、約五年の歳月を得てヒクセスの勝利となった。
国民はとにかく強いヒクセスが好きでどんな争い事にも首を突っ込みたがるのはヒクセス共和国の人間性と言わざるを得ない。そのため慎重、軍縮派のロバート首相に不満を抱えた人はとても多かった。