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美味しいお赤飯を食べる
お題:美味しいお赤飯を食べるシーン
口の中に豆の甘い味が広がった。
ほんの少しのごま塩のしょっぱさと、もちもちとした米の触感が続く。
「うん、おいしい」
食べながら、その赤飯を改めてよく見て見る。
ごま塩、甘納豆(北海道等、ごく一部の地域では小豆の代わりに入れる)。
そして、白い米。
「……赤飯といっていいのか、これは」
小豆の赤飯が赤いのは、小豆のおかげ。
甘納豆の赤飯が赤いのは、食紅のおかげ。
でもそんなもの普段使わないし。買っても余るしで入れていない。
赤くない以外は赤飯だから、赤飯でいいのか。
でも甘納豆赤飯が赤飯と呼んでいいのは、赤いからであって――。
「まぁ、いいか」
もう一口食べる。赤でも白でも味は同じだった。
物書きちゃんねる(現在閉鎖)に投稿した小説。
微妙に修正しております。
ちなみにお題は、美味しいお赤飯を食べるシーン。
お赤飯と言うと、どちらかというと甘納豆派の私です。
甘納豆赤飯は、基本的に単体で食べるの向けだと思います。