登場人物関係図(前世)
□男・○女 ()内は、裕美からの呼ばれ方等
┏━湧凪(兄様)
┏長女━┫
┃ ┗━由美香(私)
┃ ∥
┃ ┏━栄龍
┣次女━┫
道鷹 ┫ ┃ □(隣国の殿)
┃ ┃ ∥
┃ ┣━夕香(姉様)
┃ ┃
┃ ┗━○(義姉さま)
┃ ∥
┃ ┏━志那(殿)
┗三女━┫
┗━□
道鷹…〈私〉の祖父で志那から見て先々代の殿。由美香が十八歳の時死去。
湧凪…〈私〉の兄。十年前に失踪。血の跡が残っていたため、死んだと思われていた。
由美香…〈私〉。義姉と志那の死より後、病により最後を迎えた。
栄龍…〈私〉の従弟であり夫。文に優れていた。幼名・龍千代。
夕香…栄龍の上の姉。由美香も実の姉のように慕っていた。十四歳のときに、国の存亡のために隣国の十歳年上の男のもとに嫁いだ。
○(義姉さま)…栄龍の下の姉。〈私〉が義姉さまと呼び、姉であり良き友人でもあった。隣国との戦で城を焼き打ちされ死亡。
志那…義姉の夫で桜海の国の殿。〈私〉の従兄でもある。妻とともに、炎に包まれ死亡。
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