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プロローグ
2026年3月、第三次世界大戦の開幕
2027年8月、核戦争の始まり
核戦争が始まってからは悲惨な光景が広がった。
ロシア社会主義連邦、大米共和国は壊滅。
その他の国も核ミサイルが落とされ、被害は甚大。
放射線が世界中に広がり、核ミサイルから逃れたとしても放射線を浴び、死に至る。
地上は地獄、シェルターにいても食料や水が尽き死に至る。
こんな状況で生き残れる訳がない。
そう俺も思ってた。
しかし神というものは何を考えているのだろうか。
俺には「耐性」があるみたいで、致死量の放射線を浴びようと、俺の体はなんともない。
周りには生きている人はいない。人の声も聞こえるはずない。
ただ俺が孤独であることを感じる。
しかし絶望していても何も始まらない。
何かを始めなければいけない。
俺は生きているのだから、生き残れなかった人の分も生き残る使命がある。
そう考えた俺は、立ち上がって食料を探しに行くことにした。