表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
所詮、わたしは壁の花 〜なのに辺境伯様が溺愛してくるのは何故ですか?〜  作者: しがわか
第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/42

エピローグ or プロローグ

 二人の男が、森の中を歩いていた。

 わざわざこんなところに来たのは仕事のためだ。


「伝令の奴がいってたのこの辺だよな?」

「ああ、誰もいないな……っと待てよ、誰か倒れてるぞ」


 男たちの前には木に寄りかかるように倒れている人がいる。

 その躰の末端は腐り始めているようだ。

 

「タイオスか?」

「いや女だ……ありゃあいつの妹だな」

「なんでこんなとこで腹に穴開けて死んでんだ?」

「さあな。兄弟喧嘩でもしたか?」


 男たちは顔を見合わせて笑った。

 一人の男が女の近くに落ちている瓶に気がついた。

 

「おっと、ここに落ちてるじゃねえか」

「これが例の血ってやつか? ん、ちょっと少なくねえか?」

「知らねえよ。俺達はこれを受け取って運ぶのだけが仕事なんだからよ」

「まぁそれもそうだな」


 

*・*・*・*・*・*・*・*


 

「本当に行くのか?」

「そんな寂しそうな顔しないでください。昨日の夜いっぱいシタでしょ?」

「お、お嬢様……ついに初夜を……?」


 なんか勘違いしているメリンダは無視しておく。

 残念ながらキール様は私に手を出してくれないもの。


「ああ、あれは大変に美味だった……」


 キール様は恍惚とした表情で遠くを見つめている。

 私の血は彼にとって、相当美味しいものだったらしい。

 抱きつかれて、首筋に吸い付かれたのは恥ずかしかった。


「ということで、行きます!」

「えー、やっぱりやめたってならないですかー?」

「ならない!」


 私とメリンダはこれから東にあるホウノキという国の更に東を目指す。

 そこに聖樹を祀っている女だけの国があるのだそうだ。

 なぜか、そこへ行った女たちは帰ってこないらしいが、私とメリンダはその国でなんとしても聖樹の雫なるものを手に入れるのだ。


「じゃあせめてこの子を連れて行ってくれ」

「キュッキュー」

「キューちゃんを、ですか?」

「ああ、この子たちは伝令に使えるから何かあったら飛ばしてほしい」

「わかりました」


 よし、じゃあ最終確認をしておこう。

 荷物、よし。服装、よし。決意よしっ!


「キール様、それじゃ行ってきますねっ!」

もしよかったら最後に評価していってください♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] いつか続きが読めたら嬉しいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ