前へ目次 次へ 17/32 (二)-13 「オヤジが? 仕方ねえだろ。やっちまったもんは。それにヤツらだとは知らなかったんだよ」 すでに仲間内にも知られてしまっていた。 「いいよ、しばらくここにいるから」 そう言いながら、北郷は窓に近づきの外を見た。五階の窓の下にはマンションが面する通りをパトカーが灯りランプを回転させながらゆっくり走って行くのが見えた。 「お前、一体何やったんだ」 「ちょっとな」 北郷がそう返事すると同時に、玄関チャイムが鳴った。 (続く)