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七話

 江ノ島に入ると参道の入り口に立つ大鳥居にはしめ縄が飾られ、その青銅色した表面を際立たせている。お土産街のある石畳の参道は狭く緩やかな上り坂で江ノ島神社へ通じている。


 明るい参道は橋以上に行き交う人達で混雑し、参道の両側に並ぶ堤燈の灯かりの華やかさにお土産屋の活気とほのかに漂う甘酒の匂いが大勢の足音と混じり合い新年独特の雰囲気を醸し出している。


 初日の出までには未だ遠いこの時間帯は、どことなく未だ大晦日の余韻を残していた。


 参道の奥のお土産屋の前の反対側には地域猫の避妊手術の為に設けられた猫が入る位の大きさの募金箱があり、透明なプラスチックで出来ている募金箱からはまる見えの募金が見えていた。


 お土産街を抜けると石段の上にある正面の赤い大鳥居とその奥の石段の上にある龍宮所に似た形をした神社の白い門が迫ってくる。門の石段は江ノ島神社に通じその中央には左右を分けるかのように無数の赤い旗が立てられていた。


 左手側に目をやると鬱蒼とした木立の中に「江ノ島エスカーのりば」と書かれた大きな看板のある有料のエスカレーターと江ノ島の山頂と江ノ島神社の奥津宮へ通じる参道の石段が見える。


 長い急な石段の脇には洗面所に見えない洗面所がある。何時もエスカーのりばの下の石畳の上を徘徊している猫達の姿はないがきっと何処かで食べ物を探しているに違いない。

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