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二話

 この付近には「江ノ島」の名が付く三つの江ノ島駅がある。これらの駅は本土側にあり、島の「江ノ島」ではない。


 小田急線の片瀬江ノ島駅から大分離れた所に湘南モノレールの湘南江ノ島駅があり大船と繋がっている。


 その手前には「江ノ電」の名で親しまれている江ノ島電鉄の江ノ島駅がある。江ノ電はこの辺の中心地、藤沢と歴史的な景観を持つ観光地の鎌倉とを結んでいる。


 鎌倉は鶴岡八幡宮や高徳院の鎌倉の大仏に代表され、遠い昔の鎌倉時代を現代に伝えている。年中賑わいの絶えないハイセンスな駅前商店街は更なる活気を寺町に吹き込み栄えていた。

 

 片瀬江ノ島も洗練された町であるが、鎌倉とは対照的にその繁忙期が真夏と数限られた時期に集中していた。シーズンオフになると、真夏の海水浴客や花火大会の浴衣姿の人々の姿は影を潜め、賑わいが消え去り、町の角々には灰色の空を思わせる様な寒々とした光景が広がり憂いを誘う。田舎になれない風景の中に、時折、疎らな人々の姿が目に付く。しかしこの地が老若男女の地元の人達や此処を訪れる観光客の憩いの場である事に変わりはない。

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