表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Notitle癖  作者: 碧郎
26/37

No title2022/02/12関係性ダイエット

「是非とも、関係のダイエットをお願いしたいのです」


 神妙な顔で言うと兄はにわかに顔を顰めた。突然何を言い出すんだと副音声が聞こえてきたので、私は即座に訳を説明する。


 というのも私達の関係は肥えすぎているのだ。ここに私たちの歴史を記した本がある。それを見れば分かるが、全く不健全なことに私達はある時には愛を、憎悪を、またある時には呪いを相手にかけ、私達の間には糸があり、鎖があり、贖罪や執着で結ばれているようだった。かなりカオスでジャンクな関係性を持っている。


 その関係1つ1つが高カロリーなのもまた問題なのである。消化に悪く、食べても食べても関係は肥えるばかり。このままでは関係がバグって吐瀉という名の精算を行い、私達は兄妹ですらなくなるかもしれない。

 関係のキャパオーバー、実に危険だ。


 具体的にどんなダイエットをするかといえば、関係を過酷な状態に置いて引き締める、言わば筋トレだ。

 どちらかを殺したり、憎ませ合ったりすることで、関係はより強固且つ、複雑に絡み合い······うん?


「更に肥えそうですね」

「そうだな」

「でも取り敢えずやってみましょうよ」

「言う前に刺身包丁で刺すな」


 後日、関係が吐瀉って兄と他人になったので、無理やり同じ墓で眠る程度の関係性を築いた。どのように戻したかは敢えて言わないでおく。

 関係性ダイエットがプロポーズの前フリだと知らない兄は、今日も私を台所と魚から隔離する。

余談ですが、この話のタイトルが「notitle癖」なのは私が創作に使ってるメモアプリのデフォルトタイトルが「notitle」だからです。

デフォルトタイトルに、後から制作日やら正タイトルを加えたものを、そのまま各話のサブタイトルにコピペしてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ