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ニャルラトホテプと機械神

全長10mの巨大なロボットの顔には目玉がくり抜かれたような模様が緑と黒で塗装しており体の部分は胸の部分に冷却措置が見えている。バックパックはバーニアが2つついておりどちらも高出力なのが見てわかる。やったーついにだ。俺のロマンが詰め込まれた最高傑作だ。

「クリアさん。この子に名前つけないんですか?」

そうか機体番号だけってのも寂しいもんな。

「そうだな〜こいつの名前は全てを司るオールだ。」

英語表記でall。まさにこいつのシステムにバッチリだ。俺がそんな事を考えているとミ=ゴが俺をつついてスケッチブックを見せた。そこには世界表記(この世界で言う標準語)で武器はどうするの?後こいつのシステム的には残り9体のCB作らないと無理だよ。と書かれている。

CBというのはオールのバックアップシステム及びドッキングシステムを持った機体だ。今は倉庫の下の亜空間シェルターに格納している。

「ああ。それなら心配するな。そいつらは今後の製作予定だ。今回作ったCBも一週間でどうにかなったし。あとこいつの武器は今ニャルが持ってきてくれている。後3,2,1,0!」

と同時にオールの横から異空間が出てきて褐色の肌のイケダンが来た。

「おっ久しぶりですクリア!これができたものだな」

「それより例の物」

「わかってる。今出すから待っていてくれ」

そう言って彼は異空間から4m弱のライフルと5m弱の黒い棒を取り出してきた。

「はい、これが魔力圧縮開放装置BASE kと黒刀これでOK?」

「それでOK。後はこれを各部装備すれば準備完了!」

俺が安堵していると突如街全体に鐘が鳴り響いた。三回。避難命令だ。俺は急いで自分の家に戻って母さんに聞いた。

「何があったの?」

「翼を生やした龍が魔物を引き連れてこっちに来てるの。しかも全て10m級の。だから急いで逃げるの。」

まじか〜これは色んな意味で最悪だがテストには十分だ。

「母さんは先に避難していてくれ。俺はちょっと追い払ってくる。」

「待ちなさい!」

ゴメンな母さん。こっちは頬機で救わないとだめな理由があるんだわ。

俺は急いで倉庫に戻ってみんなにこのことを伝えた。

「わかった。オールを起動して、30秒後CBー01を向かわせる」

「サンキュ。ニャル」

俺はオールのコックピットハッチを開けてベガとベガⅡを専用の装置に差し込んだ。直後に画面のディスプレイに目の前の光景が映り目の前で倉庫のハッチがオープンされているのがわかる。倉庫が完全に開けきった時目の前が倉庫から出たときよりもものすごく高い位置から見える景色が広がっていた。俺は右のベガⅡを押し込み前進させた右、左、右、左と交互に銃を動かして所定の位置についた。

「発進準備OK。出撃タイミングをオールに譲渡します。」

「うっし!クリア・アスクリード、c−01オール行きます!」

俺は両手で持っている樹を同時に思いっきり押し込みバーニアを噴出させ、空高く飛んだ。俺は、ポイントでマーカーしてある場所に向かった。

「おーい聞こえているか?」

スピーカーからニャルの声が聞こえた。

「ああ聞こえている。今から30秒後CBが出てくるんでしょ。そうそれまで時間稼ぎしてくれってことでしょ。わかってる。」

俺はオールの右の腕に持ってある魔力圧縮開放装置を相手の集まっている場所に向かって撃った。デュキューン!という音がして目標を定めた場所は一瞬で丸くて赤い花火になっていた。俺はそれを何発か繰り返すとすぐに使えなくなったので捨てて黒刀に切り替えた。空中から地上に降りて相手の懐に向かってバーニアを噴出させ前進させた。俺は直様黒刀を切りかざしたが切れ味は凄まじくすぐに切れてしまった。切れ味良すぎだろ。

「クリア!CB-01発信させたドッキングに移れ!」

「了解!CBドッキングモード及びc−01ドッキングモード!」

CB-01は飛行機というより戦闘機のモデルだ。翼がシールドになっており翼の真下にミサイルポッドが装備してある。また後ろにはバーニアが四門装備してある。CB-01はオールの真後ろまで飛翔してパーツをパージさせた。

翼及び肩部シールド装甲は肩に横からスライドするようにドッキングした。ミサイルポッドは変形してヒール状の足になり上から履くようにドッキングした。また肩部シールド装甲から隠し腕が出てきてオールの一回り大きい腕を取り出しはめた。バーニア及びブースター、胸部装甲を頭の上から着せるように装備してブレードアンテナが目立つ2つ目の人形のロボットが出てきた。俺は右のペダルを思い切り踏み込んで周りの敵を吹き飛ばして切り刻んだ。赤い鮮血が飛び散り黒い機体に付着する。そのまま腰についている6つのポッドを全方向に投げて変形させた。一つは犬の形をしていてる犬型支援機が3つ。もう一つが蛇のような体に翼を生やした支援機だ。噛みつき、体当たり、締め上げ。それはみるみるうちに敵を葬り去っていった。そして敵はもう居なくなった。

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