前書き
本資料は××県○○市にて発見された、男子高校生の日記です。黒革の表紙のノートに、万年筆で文字が書かれています。
本資料を直接視認し、読むことはいかなる場合においても推奨されません。本資料は金庫に入れて厳重に保管してください。本資料を読む場合は読後、記憶処理を受けてください。記憶処理を受けてもなお、影響があると判断された場合は終了処理する場合があります。
本資料の表紙を閲覧した職員一二一名、資料内部を閲覧した二六名の職員は、本案件に“呼ばれた”ことが確認されました。資料内部を閲覧した二六名の職員は全員、終了処理をされました。
表紙を閲覧、または“呼ばれた”職員から話を聞いた職員を合わせた三五七名が記憶処理を受けることとなりました。
このことから、本案件の影響力は、本案件の実体の消滅が確認された後も、継続、強化していることが予想されます。
本案件の存在を知る者が増えると、本案件が再び発生する可能性があります。本案件を二度と発生させてはなりません。あのような惨劇を、我々は二度と実現させてはなりません。
本案件の拡散は、二度とあってはなりません。人を救うという行為は、褒められるべきことですが、行き過ぎれば害にしかなりません。
本案件は、決して忘れてはいけませんが、忘れられるべきものでもあります。
表紙
■■ ■■の日記
名前の部分は、塗りつぶされて識別することができませんでした。




