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8.聖女候補の思考回路!

白虎さんと契約してしまいました。2人目の神獣クラスの精霊さんです。確か、白虎とは金属性なはずです。金属とか操る能力とか発言するのでしょうか?

うーん?よく、わかりませんが、5歳で四神との一角である白虎と契約するのはとても異常だと思います。というか、この世界に四神とかあったのですね。知りませんでした。


確かに、ヒロイン・リーゼは麒麟と契約を結び、魔獣王を倒していましたから、いるにはいたのでした。忘れてました。


『ヒロインとは何ぞや?』


白虎のレオンさんは言います。

私は信じてもらえないとは思いますが、私が聖女様になりたい理由を説明しました。


『あー。パラレルワールドってやつかね?・・・よくわからんが、悪役令嬢になりたくないんだな。』


「好き好んで悪役令嬢になる方がおかしいに決まってます!!」


そう言うと、納得したような顔をした。


『つまり、自分の私利私欲のために聖女になりたいんだな。・・・・あっはっは。おもしれ―奴だぜ。』


だって、自分は一人しかいないんだから、自分本位に考えてもいいと思うのです。人に迷惑かけてないし、問題はないならそれでいいと思うのです。


しかし、ハーベスト様との婚約話で、今後王太子になる第一王子との問題がなくなっていいと考えましょう。ハーベスト様との婚約者になれば第一王子との破滅フラグは少なくとも消えるはずです。何も問題ないのです。


あと、意地悪しなければいいのですが、ハーベスト様との婚約でいじめの犯人になったら、精霊さんの力を使うしかないです。


私のために、精霊さん達ともっと契約して、精霊さんを守ってみせるです!!魔獣王なんかぶっ倒してしまいます!!


だから、もっと私には力が必要です。悪役令嬢にならないためにも、もっと頑張ります!!


「レオンさん。どんな魔獣にやられたのですか?」


『あー、なんか黒くてあれは魔獣っていうより・・・魔獣の塊のように見えたわ。いきなり、俺を襲ってきたわ。とっさに避けたが避けきれずに攻撃を受けて、これは勝てねーと思って逃げながら、ここにいたってわけだ。』


これは魔獣王の可能性があります・・・。ならば、私の敵ですが、私のレオンさんをこんな目にしてくれたのですから、レオンさんを痛めつけた以上の力でねじ伏せてやるですよ。


『へえ・・・。俺の心配してくれるわけだ。』


「それは勿論。契約したのですから、家族も同然です。・・・考えも筒抜けですし。」


『そりゃあ、一心同体だもん。しょうがねーだろ。・・・この様子じゃそこの一番契約が長い精霊に何度も言われていることだろ。』


レオンさんがこんな目にあうなんて、私なんてまだまだです。もっと頑張ります!!


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