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2.魔法の練習!そして、新たな精霊?

あれから、半年過ぎました。ようやく歩けるようになりました。

このゲームはあくまで乙女ゲームなので、他の人には見えないらしいし、レベルはありません。せいぜい魔法のレベルがあることくらいみたいです。侍女さん達のステータスをみてはっきりと分かったことです。


侍女さんがいない間に、魔法の練習をしていたので、能力が格段に向上しました。風魔法のレベルはなんと5になりました。水魔法はお風呂に入っている時や侍女さんやお母様が外に連れていってくれる時に練習しました。レベルは3です。


エクスは笑いながら、掌の上を羽で飛びながら言った。


『今日もまたすごーい魔法の練習してるねー。』


当たり前でしょ!!私は死にたくないし、魔法の練習だけでは倒れないことに気付いたし、新たな精霊と契約するためにはもっと力が必要でしょう?・・・ん?エクスは空を飛べるんだよね?


『まぁ、羽があるからねー。アリアも足に風魔法を使えば、飛べるんじゃないかなー。』


なんですと!?それはぜひやってみたいです。私はすぐさま足元に風魔法を集中させて、空を飛ぶイメージで・・・力を入れた!!


ゴチーン!!そういえば、ここは部屋の中だった・・。そして、天井にぶつかりました。


心は女子高生の17歳ですが、あいにく体は赤ん坊なので、私は思いっきり泣いてしまった。

頭には大きなたんこぶができました。すぐに侍女さんが手当てをしてくれました。ぅぅ・・・。今度はもっと力を抜けばいいのかな?


そうすると、私の頭の中にはあることを思いました。そうです!!スケートの感覚でいけば空も飛べるはず!!・・・すごい低空飛行ですが、まずそれでいきましょう。


ある日。侍女さんとお母様は外に連れだしてくれました。私は隙を見て、近くの森に風魔法を集中させ、スケートの感覚で逃げ込むことに成功しました。これでも、私はスケートには自信があるのです。ある程度奥まで行くと、そこに卵があることに気付き、その卵に触れました。


本能的に精霊の卵であることに気付きました。


ぜひ持って帰りたい・・・!そうです。ここは危険です。持ち帰りましょう。ここには魔物なども出る森ですから、安全の確保のために持ち帰りましょう。


『アリアー。本音はー?』


ぜひ持って帰って、卵から孵化させて、精霊使いの契約したいです。


『アリアは欲望に素直でやっぱりおもしろーい。・・・それにこの卵結構力持っている気がするー。』


なんですと!?それはぜひとも、持って帰らないと、魔物たちの餌食ではないですか!!あと、私の精霊にするのです。


『アリアは本当に素直だよねー?でも、早く帰った方がいいよー。ここは魔物が出るし、アリアが危険になっちゃうよー。』


そうだよね。でも、どうやってこの卵持って帰りましょう?


ピロリーン♪アイテムボックスを習得しました。


よし!アイテムボックスに入れよう!!私は卵をアイテムボックスに入れ、そそくさと森を出ました。

戻ると、侍女さん達が大騒ぎしていました。それもそうでしょう。私はすぐさま部屋に戻されました。

どうやらお昼寝の時間のようです。


侍女さんが部屋から出るのを確認すると、アイテムボックスから卵を取り出しました。ちなみに卵は何が生まれるか分からないので、初級クラスに分類されるらしい。なので、部屋に放置しておいても問題ないし、精霊が見えない人には触れることすらできないらしい。


私がこの半年で分かったことを説明しよう。

まず、ステータスは他者には見えない特別なスキルらしい。それは侍女さんのステータスを見て分かりました。

次にこの家には精霊が見える人はいないということです。精霊は女性しか契約できないものらしいです。お父様が精霊使いの減少に頭を抱えていました。ちなみにこの家は公爵家です。・・・あ、ちなみに私が精霊使いだっていうことは秘密ですよ。

あと男性は精霊と契約できない代わりに、魔法の能力が強いらしく、お父様はトップクラスらしいです。一番は国王陛下で、王族に生まれた人たちは皆能力が非常に強いらしいです。近くにいるだけで分かるくらいだそうです。

国王陛下は親バカらしく、息子の可愛さを口うるさく教えてくると、お父様が愚痴っていました。その代わりと言わんばかりに私が可愛いとこちらも親バカらしいです。


やめろ!!私の知らないところで、王子とのフラグ立てないで!!


あぁ、早くこの卵孵らないかなぁ。私は卵に触れ、卵が孵ることを夢に思い、その日は眠った。

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