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甲鉄戦士ウインメタル  作者: 東洋連合
第六章 二人の過去編
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第七十八話 再起を目指して

こんばんわ。

先週更新をサボってごめんなさい!

川越駅前に襲来したダークメタルに対し、ウインメタルとエリカが応戦したが共に敗れてしまった。エリカは装甲がはがれてケーブルがむき出しの状態で機能を停止し、ウインメタルの方もラドミウム合金で強化されたダークメタルの強力な攻撃に耐えきれずとどめを刺されてしまった。

「そ、そんなバカな!エリカ、ウインメタル!」

この様子を研究室のモニターで見ていた田中は現場に急行、隼人に戻っていたウインメタルが病院に搬送されたのを見送ると、急いでエリカを回収して研究室に運び込んだ。

「エリカ、隼人…すまない。こんな目に遭わせてしまって。」

田中はエリカをメンテナンス室に運び込むと、申し訳なさそうにそう言った。エリカの方は機能を停止しているので何も答えない。田中は急いで状況を把握するために各コンピューターを立ち上げた。金色の装甲がほとんど溶けて剥がれ落ちたエリカはまるで無骨なロボットその物だった。ケーブルや骨組がむき出しになった体に田中がコードを差し込んでもこれといった反応は見られなかったが…。

「よかった。中枢回路は無事だ。まずはエネルギーを補給しなきゃな。」

そのことに安心した田中は、まず残量がゼロになったエリカのエネルギーを補給した。その間にも切れたケーブルや溶けた装甲の再生をしていると…。

「あれ、ここは?」

「気付いたか、エリカ!」

エネルギーが補充されたエリカが目を覚ました。まだ内部素体の無骨な状態だが、中枢回路には問題ないので思考もリセットされていない。

「あの敵は、ウインメタルはどうなったのですか?」

「悲しいが、敗れてしまった。隼人も重傷を負って病院に運ばれている。」

「そんな…。私がいながら…。」

悲壮感が漂うメンテナンス室内。二時間後、田中は全てのケーブルを繋ぎ、装甲を付け終えた。

「よし終わった!じゃあ、今度は隼人の様子を見てくる!」

「私も行きます!」

そう言って二人は大急ぎで隼人が収容されている病院へ向かったのだった。


「う、うう…。」

ここは川越市内の総合病院。そのある一室で隼人は目を覚ました。

「痛たた…ここは何処だ?」

病室内をきょろきょろと見回す隼人。そして、自分が包帯だらけになっているのに気付き、ふと悲しそうに呟いた。

「負けた…あの偽物野郎に。」

大勢の犠牲者が出た中、被害を広げないのがウインメタルの使命。隼人はそう胸に刻み込んで今まで戦ってきたが敗れてしまったことに隼人は焦燥していた。

「このままじゃ、あいつの好き勝手やられて犠牲者がどんどん増える。何とかしないと。」

そお心に決めて言葉に出した隼人。その直後、病室に人が入ってきた。

「隼人!」

「大丈夫ですか?!」

田中とエリカだった。

「何とか大丈夫そうだよ。だけどごめん。負けちゃった。」

隼人は申し訳なさそうに俯きながらそう言った。

「いや。私も少し相手を甘く見ていた。そのまま行かせた私にも責任がある。」

「私こそごめんなさい!サポートアンドロイドなのに、あんなにあっさりやられてしまって。」

田中とエリカの二人も申し訳なさそうに詫びた。

「ねえ、田中さん。このままじゃあいつらのやりたい放題だよ!何か、勝つ方法とかないの?」

「私もあるならどんな方法でも協力いたします!」

病み上がりだが、隼人とエリカは早くも敵を倒しに行く気満々だ。田中は少し黙った後、口を開いた。

「保証はないが、一つ方法は…ある。」

「じゃあ!」

「すぐに実行を!」

そう言った隼人とエリカの話を田中は遮った。

「待て、その前にお前達に言わなければいけないことがある!」

田中は少し暗い表情で話し始めたのだった。

こんばんわ!

田中の言う倒す方法とは?

そして、二人に話さなければならないこととは?

次回もお楽しみに!

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