表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
甲鉄戦士ウインメタル  作者: 東洋連合
第六章 二人の過去編
74/136

第七十二話 影と刃

こんにちわ!

戸惑いの中、ウインメタルは立ち向かいます。

隼人の大学が謎の襲撃者によって大混乱に陥っている。学食が入っている建物が完全に破壊され、多くの被害者が出た。隼人はすかさずウインメタルに変身し、襲撃者に立ち向かおうとしたが、動揺を隠せなかった。

「どうして僕の…ウインメタルの姿をしているんだ?!」

敵の姿は、黒光りした装甲を除けば完全にウインメタルと瓜二つだったのだ。相手は手に銃のような物を持っているが、それもウインメタルが普段使っているメタリックガンそっくりだった。その襲撃者はウインメタルの問いかけに答えず、無言で銃からビームを発射した。

「リフレクトモード!」

ウインメタルはリフレクトモードで相手のビームを跳ね返す。跳ね返ったビームは再び相手に向かって行ったが、相手は長い剣のような物を取り出し、ビームを切って打ち消してしまった。その剣も、マキシムダガーにそっくりだった。

「形だけじゃなくて、戦い方まで似てるとはね!でも、勝つのは本物の僕だよ!」

ウインメタルもマキシムダガーを展開し、襲撃者に斬りかかる。襲撃者の方も剣でマキシムダガーを受け止め、はじき返す。

「メタリックビュート!」

そのまま距離を取ってメタリックビュートを伸ばす。鋭い鉤爪が襲撃者に襲いかかるが、なんと相手の方も鉤爪付きの鞭を展開。メタリックビュートの先端を掴み、そのまま投げ飛ばしてしまった。

「うわっ!」

ウインメタルは道端に叩きつけられて、全身を強打。幸いメタリックアーマーのお陰で傷一つ付いていないが、予想以上の強敵相手にウインメタルも内心焦っていた。

「クソっ。このままじゃやられちゃう!何か弱点はないのか?」

ウインメタルはハイパーサーチで襲撃者をくまなく解析した。しかし、弱点らしい物は見つからなかった。

「そんなバカな!」

ウインメタルは驚きを隠せなかったが、彼を驚かせたのはそれだけじゃなかった。

「生体反応なしだと…。まさかこいつは、デスガマルの発展型か何かか?」

以前対決した人格搭載型アンドロイドの同類、もしくは改良タイプだと予想したウインメタル。だが、何故何もかもウインメタルと同じなのかは全く理解できなかった。

「偽物に負けるわけにはいかない!」

ウインメタルはメタリックガンを実弾モードにして襲撃者に浴びせる。しかし、敵は黒い翼を広げて飛びあがり、あっさり避けられてしまった。それでも…。

「隙あり!」

ウインメタルも負けじとメタリックウイングを展開し、空中へ飛びかかる。襲撃者は絶えずビームを浴びせるが、ウインメタルはリフレクトモードで全て跳ね返し、そのまま斬りかかった。

「くらえぇぇ!」

ウインメタルのマキシムダガーは襲撃者の右耳に当たるであろうアンテナを切り落とした。相手は右耳を落とされてリズムが狂ったのか、切り落とされた所から火花を散らして地面に降りて行った。

「さあ、覚悟しろ!正体を見せてもらおうか!」

ウインメタルは激しい口調で襲撃者にそう言った。だが、当の相手は全く口を割ろうとはせず、そのまま背中を向けてどこかへ飛び去ってしまった。

「待て、逃げるな!」

ウインメタルはそう言ったが、もう襲撃者の姿はない。破壊された校舎の中、ウインメタルは動揺しながら立ち尽くすしかなかった。

こんにちわ!

大苦戦を強いられたウインメタル。

果たして敵の正体は?

ちょっとずつ明らかにしていくので、お楽しみに!

それではまた次回!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ