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甲鉄戦士ウインメタル  作者: 東洋連合
第三章 美男子狩り編
33/136

第三十一話 目的

こんばんわ!

9月初投稿頑張ります!

江東区内の病院を訪れ、警察とともに被害者の一人である高橋香菜の事情聴取に来たウインメタル。だが、彼女から聞いた話はウインメタルの予想と大きく異なり、困惑を極めていた。

「この度はどうもありがとうございました。」

事情聴取を終え、病院を出たウインメタルは一緒にいた刑事達にそう述べた。

「いえいえこちらこそ。また何か分かったらご協力お願いできますか?」

「はい。」

清水に対しウインメタルはそう答えてその場を後にした。

「それにしても、いったい何なんだ?彼女の話が嘘じゃないのは分かったけど、いったい犯人にとって何のメリットがあるんだろう?そもそも、一体こんなにいっぱい若い男性を誘拐してどうするつもりなんだ?」

ウインメタルは人気のなくなった夜道を静かに歩いていた。いくら考えても犯人が誰なのか、何のための誘拐なのか見当がつかず悩み続けている。

「まぁ、いいや。戻って報告しよう。」

ウインメタルがメタルウイングを展開してその場から飛び立とうとしたその時だった。

「きゃぁぁ、助けてぇ!」

近くにあった公園から悲鳴が聞こえたのでウインメタルは急いで向かう。すると、五人の全身黒ずくめのグループが若い男女二人をそれぞれ押さえつけているのが見えた。

「フフフ、この男は今日から私のものだ。」

「やめてぇぇ!」

「くそ!離せぇ!」

もがく二人に対し、黒ずくめの中でも中央にいるボス風の者は、光線銃のようなものを取り出して男性へと向けた。

「フフフ。いい獲物頂きます。」

黒ずくめがそう言った直後だった。バアン!

「何?」

銃声が響き、黒ずくめが持っていた光線銃のようなものが弾き飛ばされる。

「誰だ貴様は?」

黒ずくめが質問しながら銃声の方向を向くと、そこにはウインメタルがメタリックガンを構えた状態で立っていた。

「ようやく見つけたよ、誘拐犯め。初めて未遂で止めたけど僕が出た以上もうこれ以上馬鹿なことはさせないよ。」

ウインメタルは挑発的に黒ずくめに語りかける。そして黒ずくめは少し苛立ちを交えた声でウインメタルに言う。

「ウインメタルめ。よくも私の邪魔をしてくれたな。それ相応の覚悟が出来ていると見える。」

「そっちこそ覚悟するんだね。多くの男性を誘拐しておいてただで済むと思わないでね。」

負けじとウインメタルも黒ずくめに言い返す。そして被害者の男女に声をかけた。

「早く逃げて、二人とも!」

ウインメタルがそう言うと二人は一目散に逃げて行った。

「さぁ、これで貴様のターゲットはいなくなった。覚悟するんだね。」

「ふん、獲物なんて私に掛かればすぐに見つけられる。」

「次はないよ!僕が現れたからね!」

「お前こそ次はない。お前達、ウインメタルをやっつけるのだ!」

黒ずくめは手下である4人に命令する。黒マントで身を包んだ4人は一斉に襲いかかってきたが…。

「うるさいから黙らせてもらうよ。サウンドブラスター!」

「ぎやぁぁぁぁぁ!」

羽を高速で振動させたウインメタルに対し、黒ずくめたちは割れるような頭痛で苦しみ、その場でのたうちまわる。

「さぁ、観念して自首するんだ。そして誘拐した人たちの場所も教えてもらうよ!」

「くそっ、こんなところで終ってたまるか!」

黒ずくめはそう言うとウインメタルのバイサーに何かを投げつけた。

「うわっ!」

その瞬間ウインメタルの視界は真っ赤に染まって何も見えなくなってしまった。

「今のうちに逃げるぞ!」

黒ずくめたちはすきを突いて逃げようとしたが…。

「視界をふさいだからって、なにもできなくなるわけじゃないよ!ハイパーサーチ!」

ハイパーサーチを起動させたウインメタルはすぐに熱センサーで黒ずくめたちの位置を特定。ロックオンをし、黒ずくめの腕めがけてメタリックガンを撃つ。

「うわっ!」

ウインメタルの射撃攻撃は黒ずくめの手に当たった。持っていた光線銃のようなものを落とし、これをウインメタルが拾い上げる。

「くそっ、この勝負預ける!」

黒ずくめはそれだけ言うと、今度はスモック弾のようなものを地面にたたきつけ、ウインメタルの目をくらます。

「待てっ!」

ウインメタルはあわてて上空に飛び上がるが、既に黒ずくめたちの姿はなかった。

「まあいいや。手掛かりは手に入れたし。」

そう言って回収した光線銃のようなものを持ったウインメタルは研究所へと飛び去って行ったのだった。

こんばんわ。

いやぁ、9月になって急に涼しくなりました。

僕としてはありがたい限りですが。

さぁ、ウインメタルがついに犯人と対峙です。

一体彼の正体は、その目的とは?

次回もお楽しみにお願いします!

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