第百三十三話 ファイナルバトル!
こんにちわ!
反撃を始めたウインメタル。
果たして勝機はあるのか?!
フレキシブルレーザーを使い、クロノギラスを追い詰め始めたウインメタル。ウォールズの方は大ダメージを受けても尚、滅んだ生物を既存の生物を改造する事によって復活させ、世界の再生をするという持論をウインメタルに述べる。しかし、ウインメタルの方もそんな自分勝手な都合を許すわけにはいかなかった。
「これ以上お前の好き勝手にはさせない!ここでお前を倒して頭を冷やさせてやる!覚悟しろ、ウォールズ!」
メタリックガンを突き付けながら力強く言い放つウインメタル。一方、クロノギラスの方もダメージを受けたいるがまだ戦闘可能だったので、ウォールズの方も引かなかった。
「私は負けない!お前を葬って今度こそ世界を再生し、生態系を本来あるべき美しい物に作り直す!だからここで散れ、ウインメタル!」
ウォールズはそう言うと、鰭から再び大量の誘導ミサイルを発射してきた。雨のように降り注ぐミサイルは水中でもその威力が衰えず、容赦なくウインメタルに襲いかかった。
「リフレクトモード!」
全てのミサイルが襲いかかる中、ウインメタルはリフレクトモードを展開。ウインメタルのアーマーはすさまじい爆煙に包まれたが、視界が晴れて現れたウインメタルは以前田中によって防御力が強化された事によって無傷だった。
「くそっ、しぶとい奴め!」
「言いたいことはそれだけ?じゃあ、今度は僕のターンだ!」
ウインメタルがそう言うと、展開していたメタルウイングが小刻みに振動し始める。
「最初に戦っていた時に、結構効いてたもんね!くらえ、サウンドブラスター!」
ウインメタルはクロノギラスに対してサウンドブラスターを発動。水中でも伝わる超音波はクロノギラスの聴覚センサーを通じて中に乗っているウォールズにも伝わった。
「ギヤァァァァァ!」
超音波による衝撃により、ウォールズは悲鳴を上げながら苦しむ。勿論、DN-AIによって接続されているクロノギラスも前回同様体をくねらせ、海底をのたうちまわっている。そして、相手の動きが鈍ってきた所でウインメタルは一度攻撃を止めた。
「どう?これで水中だから僕は勝てないなんて考えは変わったでしょ?」
得意げにウォールズに対して言い放つウインメタル。ただ、ウォールズの方も負けじとクロノギラスの態勢を立て直しながらウインメタルに向き直る。
「はぁはぁ、やるなウインメタル。だが、お前の羽さえ封じてしまえば私の勝ちだ。」
「そう言うと思ったよ。だけど、残念ながらそれはできないよ。」
「何だと?!」
ウインメタルの言葉に驚くウォールズ。そして、その答えはすぐに分かる事になった。
「ウインメタル、お待たせしました。」
そう言いながら勢いよくやってきたのはエリカだった。エリカは背中に水中移動用のバックユニットを着けており、スクリューから出す泡を出しながらウインメタルの隣に来る。
「エリカ、待ってたよ。思っていたより手こずっちゃった。」
「私の方こそ遅れてすみません。」
そのやり取りを見ていたウォールズは怪訝な顔をした。
「貴様ら、どういうつもりだ?!」
「簡単な事だよ。被害を少なくするために、僕がこの海底にクロノギラスを運んだんだ。水中戦なら本来有利になる君が絶対ここで勝負をかけてくると思ったからね。陸で暴れられちゃ、こっちが困るんだ。」
ウインメタルがそう言うと、ウォールズは怒りが込み上げてきた。
「おのれ、世界最高峰の頭脳を持つこの私を侮辱するとは許さん!二人とも消し去ってやる!」
「そうはいかないよ!エリカ、時間が無い。今の内に合体だ!」
「了解!」
「「コンバイン!ハイパーウインメタル!」」
合体の合言葉を発し、二人はハイパーウインメタルへと合体していく。いつものようにエリカの金色のボディが分離して強化アーマーに変形しながらウインメタルに装着された。
「「連結合体戦士、ハイパーウインメタル!」」
二人は合体して、ハイパーウインメタルになった。それを見たウォールズが驚いたのは言うまでも無い。
「な、何だその姿は?!」
「驚いた?これが僕達の切り札だよ。ウォールズ、貴様はここまでだ!」
「ほざけ!合体しようがお前たちを倒してやる!死ねぇ!」
ウォールズは叫びながら、クロノギラスの口を開いてハイパーウインメタルに噛みつこうとする。しかし、ハイパーウインメタルにとっては恐れるに足りない物だった。
「フン、その程度の攻撃か。」
攻撃をすばやく避け、クロノギラスの視界からハイパーウインメタルが消える。敵を見失って焦るウォールズに対し、ハイパーウインメタルは容赦しなかった。
「どこ見てんの?僕達はここだよ。」
ハイパーウインメタルはいつの間にかクロノギラスの背中にまたがっていた。
「な、何だそのスピードは?!いつの間に…!」
「今度はこっちの番だよ!ハイパーステルスライサー!」
そう言った直後、クロノギラスの4つの鰭はあっという間に切断されていた。
「う、うわぁ!貴様、よくも…!」
「もうここで終わらせる!」
ハイパーウインメタルはそう言うと、マキシムダガーを取り出してクロノギラスの目に相当する光学センサーに突き刺し、破壊した!
「クソ、何も見えない!」
武器だけでなく視界も奪われたウォールズに、ハイパーウインメタルは止めを刺した。
「これで終わりだ!ハイパーエナジーバスター!」
ハイパーサーチによってDN-AIの中枢部を特定し、マキシムダガーをクロノギラスの脳天に突き刺す。そして、刃は青白く光り、クロノギラスのシステムを火花を散らしながら破壊していった。
「うわぁぁぁぁ!」
この攻撃により、クロノギラスの内部は次々と破壊され、衝撃によりウォールズは悲鳴を上げる。そして、攻撃が止んだ時にクロノギラスは完全に機能を停止し、ぐったりと動かなくなった。
「クロノギラスの全システム停止。任務はすべて完了です!」
「やれやれ、ようやく終わったよ。勝てて良かった。」
死闘の末勝利をおさめたハイパーウインメタルは、ウォールズが乗ったクロノギラスを抱え、海面へと浮上して行ったのだった。
こんにちわ!
ウインメタル勝利です。
どうやって戦わせるか悩んだんですけど、とにかく書けて良かったです。
次回は最終回です。
最後まで宜しくお願い致します!




