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甲鉄戦士ウインメタル  作者: 東洋連合
第八章 幽霊屋敷編
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第百十九話 闇を消し去れ!

こんばんわ!

幽霊屋敷編もいよいよ佳境です!

ウインメタルとエリカは離れの地下トンネルに開いた霊道の入り口に飛び込み、冥界へとやってきた。ウインメタルはここに冥界の親玉がいると踏み、捜索を続けた結果不幸にも疫病にかかり、生き埋めにされた松平忠周の子孫、松平忠志を発見した。そんな松平の事情を聞いてウインメタルは少し同情はしたものの、無関係の現代人を恐怖に陥れ、犬を大量に殺害した事を許すことはできなかった。

「もうお前は死んだんだ。いい加減成仏して天上界へ行け!」

「ほざけ!ここは我の楽園!こここそが我の天上だ!だから、我はここで永久(とわ)に身を置き、他の報われぬ死を迎えた者の番人を務める!それこそが我の存在意義なり!」

ウインメタルは最後通告のつもりで説得を試みたが、どうやら松平は聞く耳を持たないようだった。

「ほう、そうかい。少しでも話の分かる奴だったら手加減しようと思ったけどやめた!全力で消し去ってやる!」

ウインメタルはマキシムダガーを松平に向け、戦闘態勢を整えた。後ろではエリカも準備を整えている。

「貴様ごときに消される我ではない。我は分家だが、村の番もしておったから武術や剣の心得あり。そして、ここに来てから更なる力を手に入れた。だから、二人とも殺めてやる!」

松平の方も腰に差していた剣を抜いた。そして、抜いた剣の刃には黒いオーラの様な物が宿っている。

「やる気だね。行くぞ、エリカ!」

「了解です!」

ウインメタルとエリカは物凄い勢いで松平に飛びかかった。まずはウインメタルが先行してマキシムダガーで松平に斬りかかったのだが…。

「なっ?!」

「貴様ごときにやられる我ではない。」

松平はマキシムダガーを自身の刀で真正面から涼しい顔で受け止めた。更に常人の数倍以上は出ているはずのウインメタルの振り下ろした刃を片手で受け止めたにもかかわらず、びくともしない。

「エリカ!頼む!」

「了解!」

ウインメタルの指示を受け、距離を取っていたエリカが腕を伸ばして松平の動きを封じようとしたのだが…。

「う、動けない…!」

「どうしたんだエリカ?!」

エリカは手を伸ばした状態で身動きが取れなくなっていた。まるで金縛りにあっているかのように。

「所詮は木偶人形。そんなものにやられるほど我は脆弱ではない。」

そして、松平はエリカだけではなくウインメタルをも金縛り状態にして身動きをとれなくし、二人を宙に浮かせて思い切り衝突させた。

「ぐあぁぁ。」

「うっ!」

二人はものすごい衝撃を受けた後、地面に落ちてうめき声をあげて悶えている。

「くそ。なんてこった。エリカ、大丈夫?」

「外装の損傷がありますが心配ございません。まだ戦闘は可能です!」

「にしても何なんだあれは。普通の剣でマキシムダガーをあんなに簡単に受け止めるなんて。」

「先程よりも霊的エネルギーがかなり上昇しています。恐らく霊的エネルギーを使って自らを強化しているのでしょう。」

「じゃあ、さっきの金縛りは?」

「あれも霊的エネルギーを利用した一種の念力です。」

「参ったな。屋敷の幽霊たちとは比べ物にならないほど強い。」

ここへ来てウインメタルも少し弱気になっていた。しかし、それで諦めるウインメタルではない。

「どうした?さっきの威勢はどこへ行った?」

「ふん。死んだ人間にこれ以上やられてたまるか!ステルスモード!」

ウインメタルはすかさずステルスモードを展開して姿を消した。そして、一気に後ろに回り込んだ後距離を詰めて再び切りかかろうとしたが…。

「何?!」

「我にそんなごまかしは効かぬ!」

松平は背後から姿を消して近づいたウインメタルの攻撃をあっさりと受け止めた。消えているはずのウインメタルがまるで見えているかのように。

「くそっ!剣がダメならこれでも食らえ!ウインカノン!」

ウイン寝たるはステルスモードを解除するのと同時にメタリックガンを展開。ビームを発射したが…。

「フハハハハ、大口を叩いてこの程度か!」

「そ、そんなバカな!?」

松平の周りにどす黒い靄の様な物が現れて、バリアの如くウインメタルのビームを防いでいた。

「次はこちらから行くぞ!はぁっ!」

松平は空いている左手のひらを前に出すと、その中央に黒い渦の様な物を作り始めた。渦はどんどん大きくなっていき、やがて黒い竜巻のように伸び始め、ウインメタルとエリカに近づき、やがて二人とも飲みこんでしまった。

「ぐああああ!」

ウインメタルとエリカは黒い竜巻に飲み込まれ、脱出できないままダメージを受け続けた。

「エリカ!どうなってんの?!ステルスモードをあんなにあっさり見破るなんて。」

「幽霊自体がエネルギーの集合体みたいなものです。ですので目で見えなくても彼はウインメタルの生体エネルギーを察知して位置を特定していたのでしょう。」

今まで繰り出した技がすべて通じず、ウインメタルは焦っていた。やがて、松平は黒い竜巻攻撃を止め、地面に落ちてぐったりしているウインメタルとエリカに言い放つ。

「今我に謝罪をしてこの楽園、そして悪趣味な屋敷から出ていくと言うなら見逃してやろう。だが、そうでなければ地獄の底に叩き落としてやる。一生終わらぬ苦しみを味わうといい!ハハハハハ!」

松平は高らかに笑いながら二人に言い放った。ウインメタルとエリカはすでにボロボロの状態で何とか体を起こすことはできたものの、すっかり追い詰められている。

「ああ言ってますけど、どうされます?!」

「このまま尻尾巻いて逃げるなんて僕のプライドが許さないよ!そうじゃなきゃ、わざわざ屋敷を買った意味がないからね。」

「しかし、こちらの攻撃が通じなければ意味がありません。」

「今の状態なら、ね?」

「どういうことでしょう?」

エリカはウインメタルの発言に引っかかる部分があり、少し戸惑ったがすぐに理解した。

「まさか?」

「そう、ハイパーウインメタルに連結合体だ!普段通りでパワー不足なら、合体すれば大丈夫なはず!」

「計算上可能ではあると思いますが、ご存じの通り戦闘時間は15分が限度です。」

「だったらその間に決める!そうして一度は負けたダークメタルも倒せたじゃん!」

エリカはウインメタルのその言葉をくみ取り、共に立ち上がりながら頷いた。

「了解しました!」

「ありがとう、流石は優秀なアンドロイドだ!」

二人は立ち上がると、再び松平の方へ向き直る。

「謝る備えはできたか?我は心が寛大であるが故、誠意を見せれば許してやる。」

松平はそう言ったが、ウインメタルの答えは決まっていた。

「謝る?そんな選択肢はないよ!そっちこそ覚悟するんだね!行くぞ、エリカ!」

「畏まりました!」

二人は決死の覚悟で松平に向かって行った。

こんばんわ!

もう少し早く終わらせるつもりだったんですけど、思った以上に長くなってしまいました。

さあ、いよいよ最終決戦です!

二人は無事元の世界に帰れるのか?

次回もお楽しみに!

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