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甲鉄戦士ウインメタル  作者: 東洋連合
第八章 幽霊屋敷編
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第百十七話 一寸先は地獄

おはようございます。

ウインメタル達は霊道を見つけられるでしょうか?

離れの中を小差していたウインメタルとエリカは、大量の悪霊たちに襲われながらも追い払い、床下に隠された謎の縦穴を見つけた。分析した所、穴の中からは強力なエネルギー反応があり、二人は霊道はこの中にあるに違いないと踏んだ。だが、かなりの危険を伴う可能性が高いので田中は心配になったが、ここまで来た以上二人としては一歩も引けないので、躊躇わずに穴の中に潜入したのだった。

「放置されていただけあって崩れやすくなっているな。」

「気をつけてくださいね。崩れてしまっては戻る時に面倒になります。」

穴の上から垂らされていた縄を使って、縦穴の下の空間に降下する二人。およそ5mほど下に潜ると、ようやく硬い地面に降り立った。

「しかし、一体何なんだこれは?」

「これは少し信じがたいですね。」

二人が降り立ったそこは、ただの地下に掘られた穴…というよりは巨大な地下トンネルのようだった。二人のバイサーは暗視モードになっているので昼同然に見える故その巨大さがよく分かるのだった。

「良くこんなもの掘ったな。」

「長さはおよそ30m。どこかに通じている訳ではなく、向こうの壁で行き止まりになっていますね」

更に辺りを見回すと、信じられないものを見つけた…。

「ん?これは…骨だ。」

ウインメタルは地面に落ちていた白骨の一部を見つけた。どうやら肋骨の様だが、エリカに分析をかけてもらう。

「この骨の持ち主は…およそ400年前に死亡した男性の骨です。死亡時の年齢は27歳。骨に炎症の痕跡がありますから、疫病にかかった後に死亡したとみて間違いないでしょう。」

エリカの分析を聞いたウインメタルは、更に辺りを見回した。すると、トンネルの中には疫病で死んだ者と思われる白骨が大量に落ちていたのだった。

「エリカ、これってもしかして…。」

「ええ、疫病患者をここで生き埋めにして隔離していたのでしょう。」

「やっぱりか。」

状況を察知したウインメタルは田中達に報告する。

「こっちらはウインメタル。」

「ウインメタル、状況はどうだ。」

田中が心配そうに尋ねる。

「縦穴の下には長さおよそ30mくらいの巨大なトンネルの様な物が広がっていたよ。しかも中には大量の骨が落ちていて、その骨の持ち主はどうやら疫病にかかってここで生き埋めにされた人たちで間違いないみたいだ。」

それを聞いた田中とアーニャは驚きを隠せなかった。

「なんてこと。じゃあ、その中は幽霊の怨念で一杯なんじゃない?」

「ええ、空間内は霊的エネルギーが濃縮されているかのように強くなっています。」

アーニャの問いにエリカはそう答えた。

「恐らく霊道があるとしたらここだと思うんだけど、それらしきものは今のところ見当たらないよ。」

「ウインメタル。恐らく霊道は一定時間になると開くだろう。開いた時に一気に勝負をかけるしかない。やれるか?」

「勿論。それが出来なきゃここまで来ないよ。」

「そうだよな。じゃあ、二人共健闘を祈る。」

田中はそう言って通信を切った。

「それにしても、一体いつ霊道が開くんだ?」

「今の所それらしき反応はありません。しばらく待ちましょう。」

エリカにそう言われて、ウインメタル達はしばらくトンネル内で待機していた。その間もトンネル内には不気味な呻き声が響き渡ったり、オーブの様な物が飛び回っており、まるで地獄のような光景だった。

「タダでは待たせてくれないみたいだね。」

「疫病にかかって苦しんだ上に、見捨てられて生き埋めにされた人たちです。恨みも相当なものでしょう。」

エリカの言う通り、響き渡る呻き声や浮遊するオーブには不気味さこそあれど、どこか悲壮感のような雰囲気が漂っていた。そんな時、トンネル内に異変が起こる。ゴゴゴゴゴ…。

「ん?何だこれは?」

「これまでにない強力な霊的エネルギーです!」

突如地響きのような不気味な音が空間中に響き渡り、強力な霊的エネルギーも発生した。すると、周りを飛び回っていたオーブの動きが慌ただしく派手になる。そして…。

「エリカ、あれを見ろ!」

「どうしました!」

トンネルの奥の方に青白い光が不気味に輝いているのをウインメタルは見つけた。その光はさらに大きくなっていき、やがて巨大な光の渦になっていった。

「エリカ、あれってもしかして!」

「ええ、霊道の入り口に間違いないでしょう。」

遂に二人は霊道の入り口を見つける事が出来た。開いた霊道からは様々な霊魂と思われる人玉のようなものが無数飛んでいき、トンネル内をさまよっていたオーブは霊道の中に入っていく。

「どうします?強力なエネルギーですが、合体してハイパーエナジーバスターを使えば霊道を破壊する事もできます。」

「いや。前に小説で読んだことあるんだけど、こういうのは冥界に繋がっていてそこには親玉がいるんだ。だから、今ここで消した所でまた何処かに同じものが出来る。」

「では、どうされますか?」

エリカはウインメタルにそう問いかけた。そしてウインメタルはためらいも無くこう答えた。

「乗り込もう。そして中にいるであろう親玉を倒す。それしかない。」

「無茶です。下手すれば生きて帰ってこれなくなりますよ。」

エリカはウインメタルの提案を制止した。だが、それで引き下がるウインメタルではなかった。

「ここでやらなきゃ、また誰かが苦しむ。リスクが怖くてウインメタルが務まらないよ!」

ウインメタルにそう言われたものの、エリカはやはり躊躇っている。機械故にリスクを避ける計算を優先させてしまうからだ。だが、今までウインメタルはかなり困難なミッションも無事にこなし、こうしてヒーローを続けている。そういた要素を加算して再度測定し直した所でエリカは決断を出した。

「分かりました。行きましょう!相手がどのくらいの強さかは未知数ですが、わずかな可能性に欠けて見るのも面白いです!」

「流石はエリカ!そうこなくっちゃ!」

そう言って二人は青白く光る巨大な渦=霊道へと向かって行ったのだった。

こんにちわ!

本当は昨日書きたかったんですけど、忘れてしまいました。

ごめんなさい!

さあ、いよいよ霊道に突入です!

その先で二人を待ち受けている者とは…?

次回もお楽しみに!

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