表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
甲鉄戦士ウインメタル  作者: 東洋連合
第七章 レイダー編
106/136

第百四話 飛び込め!

こんにちわ!

ゲラウスとの戦いもいよいよ佳境を迎えます!

ウインメタルとエリカは息のあった連係プレーによってゲラウスを自傷させ、ダメージを与えることに成功した。しかし、その直後にゲラウスはまるで怒りを爆発させるかのようにその姿を変化させ、二人めがけて溶解液を次々と噴射している。お陰で二人はなかなかゲラウスに近づけないでいた。

「これは参ったぞ。相手の攻撃が早すぎてなかなか手が出せない!」

「落ち着かせることが出来ればまだ救いがあるのですが。」

「無理でしょ。僕達がいる限りは。」

ウインメタルとエリカも何とか攻撃をかわしながら攻略法を考えていたのだが、なかなか見つからずに悩んでいた。そんな二人に対しても、ゲラウスは容赦をせずに四方八方に溶解液を噴射してくる。その影響で、周りに残っていた廃屋の残骸などは殆ど溶けて消えてしまった。

「障害物であった廃墟が溶かされています。このままでは、相手に有利になるばかりです。」

「何か、ゲラウスには弱点は無いのかな。あの表皮の硬さじゃこっちの武器を使っても足止めにすらならなそうだよ。」

すっかり防戦一方になり、苦しい状況が続くウインメタル。そして、溶解液が直撃支障になったウインメタルは上空へと飛びあがった。それでも攻撃が止まずに、まるで鉄砲の弾を必死で避ける鳥の如く空中を逃げ回るウインメタルだったが、ふと目に入った物があった。

「ん、あれは…?」

それはゲラウスの頭とも言える巨大なキノコの傘のような部分だった。先ほど連係プレーによってダメージを与えたそこには、まだ大穴があいていた。

「ハイパーサーチ!」

ウインメタルはいそうでハイパーサーチでその場所を解析した。そして、解析が終わったタイミングで地上に残っていたエリカに連絡を入れる。

「エリカ、聞いてくれ!」

「どうしました?ウインメタル!」

「もしかしたら勝てるかもしれない。今すぐ向かうからちょっと耐えてて!」

そう言ってウインメタルは慌てて急降下。地上にいるエリカの元へ向かった。エリカの方は依然として猛攻を繰り広げるゲラウスの溶解液を必死で避けていたのだが、ウインメタルは素早くエリカの腕を掴み、背中に乗せて再び急上昇した。そして、ウインメタルは自分の考えをエリカに説明する。

「ウインメタル、何か考えがあるのですか?」

「あれを見て。」

ウインメタルはゲラウスの頭頂部に当たる部分に空いている穴を指さした。

「さっき開けた穴はまだ再生していない。なぜならあの防御力だ。傷つく事なんて想定に入れていないからだ。しかも、内部にはさっき言っていた蟻の巣の様な器官の他に細胞の核の様な物がある。多分あそこが弱点だ。」

「メタリックガンで狙い撃ちますか?」

「いや、それをやっても恐らく弾かれる。だから直接壊しにいく!」

「しかし、この攻撃をいつまでも避けられる保証は…。」

「今の状態なら、ね。」

ウインメタルは少し自信を含めたようにそう言った。エリカの方もウインメタルが何を言いたいのかがもう分かったようで、頷きながら言った。

「畏まりました。それで行きましょう!」

「これは賭けだ!勝てる保証はないけどとにかくこれ以外の方法が見つからないからね!」

ウインメタルはそう言うと、エリカを乗せたまま体をゲラウスの頭の方へ向けた。そして、溶解液の攻撃をよけながら穴の方へ近づいていく。そして、穴までの距離が近くなったその時だった。

「行くよ、エリカ!」

「了解です!」

「「コンバイン、ハイパーウインメタル!」」

其の合い言葉と共に、エリカは体を分離させ、ウインメタルの体に強化装甲のように合体していく。そして、金と銀の戦士は再びその姿を現した。

「「連結合体戦士、ハイパーウインメタル!」」

二人はハイパーウインメタルに合体した。そして、先程までとは比べ物にならない位の速さで溶解液をすべて避け、頭部に穴へと向かって行った。

「あそこだ、行くよ!」

「目標確認!飛び込みましょう!」

ハイパーウインメタルは目にも止まらない早さで開いた穴へと飛び込んで行った。そして、ゲラウスの方も傷口をえぐられたことによってさらに動きを激しくし、溶解液を乱射した。

「ウインメタル、目標の核はここよりもさらに先にあります。」

「分かった。じゃあもうやることは一つだね。ドリルモード!」

ハイパーウインメタルの左腕が巨大なドリルに変形した。そして、高速で回転するドリルによってハイパーウインメタルはさらに奥へと掘り進んで行く。

「ギィィィィィィィィィィィィィィィ!」

ものすごい速さで体に穴をあけられているゲラウスは泣き叫ぶような悲鳴を上げた。そして、掘り進んだその先には目標にしていた物があった。

「あった、こいつだ!」

ウインメタルが上空から分析して見つけた核の様な物は、人間の大人とほぼ同じ直径で赤い色をしていた。そして、まるで心臓の鼓動の如く音を立てて鼓動している。

「解析完了です。やはりこの部分が生体機能の源ですね。ゲラウスの心臓、そして脳とも言えるでしょう。」

「分かった。じゃあ、やることは一つだね!」

ハイパーウインメタルはマキシムダガーを取り出して頭上へ振りかぶった。そして、その直後に丸でパワーがどんどん溜まるかの如く、刃が眩しい輝きを放っている。

「ゲラウスめ、これで終わりだ!」

そう言って、核めがけて思い切り光輝く刃を振り下ろす。

「ハイパー!」

「エナジー!」

「「クラーッシュ!!」」

ハイパーエナジークラッシュとは、ウインメタルのエナジーバスターの強化版であり、その凄まじい威力はどれほど巨大な物体でも一瞬にして分子レベルで破壊してしまう。ただし、膨大なエネルギーの消費を食らうので、正にハイパーウインメタルの最後の切り札と言っても過言ではない。こうして核に強力な攻撃を受けたゲラウスの体は、内部からどんどんひび割れて崩れていく。

「ガァァァァァァァァァ!」

ゲラウスはものすごい悲鳴を上げたかと思うと、その直後に眩しい光を放ちながら大爆発を起こした。そして、しばらくの間爆袁と砂ぼこりで周りが全く見えなくなっていたが、煙が晴れるとそこには金と銀のアーマーが見えた。

「僕達、勝ったんだよね。」

「生体反応なし。ゲラウスは完全に消滅しました。」

「よかった…。」

安堵の言葉を漏らしたウインメタル。ハイパーウインメタルはゲラウスを見事に倒し、無事にレイダー星の危機を救ったのだった。

こんにちわ!

遂にゲラウスを倒しました!

残る問題はどうやって地球に帰るかですが…。

次回を楽しみにしていてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ