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第九十二話 〜師匠の気持ち〜

おはようございます!!

未来の住む土地にある封印について、少し明かされます!

もっと詳細は後々明かされるのでそれまでお楽しみに!!

今回もチームメンバーの話をお楽しみください!!

昨日のうちに、チームメンバー全員に連絡をしておいて、今日は本部に集合することになっている。

 今日の目的は2つ。

 一つは、長老からの預かった制服を渡すこと。

 もう一つは、計画の遂行をいつにするか。結構パッと決まりそうだな。


 ――会議室――


「おはようございます!!」


 みんなが集合してから、私は第一声に挨拶。


「おーっす。」

「おはよー!」

「おはよう。」


 師匠、フローラ、お姉ちゃんと、それぞれ挨拶を返してくれた。師匠なんかは挨拶はしない人かと思っていたけど、挨拶はしっかりする。砕けてはいるけど。


「今日は昨日連絡したとおりですが、防衛省と警察に長老から連絡してもらった報告をします!

 とりあえず、結構すぐ動いてくれそうです!場所も場所なんで、結構動きやすそうですよ!」


 そう、私たちがこれから封印を解こうとしている場所はどこも住宅街ではなく、神社やお寺であり、住民の避難等は必要ない。その住職や神主の人に話を通すだけでOKのようだ。また、住職や神主はその職業を生業にしているだけあって、妖怪や陰陽師の存在を理解しており、話が通じやすい。


「おお!そりゃいい!早速今から行くか!?」


 師匠はウズウズしているらしく、今にでも特攻したいようだ。


「早く解決したいのはやまやまだけど、私たちにも準備は必要よ。次の月曜日にしない?土日はそれだけで、人の往来があるわ。なるべく人が少ない日を選びたいわ。」


 お姉ちゃんが、そう提案した。


「うーん、まあ、そりゃ仕方ねぇか。」


 師匠もお姉ちゃんの提案には賛成のようだ。


「じゃあ、次の月曜日に決行ってことでいいかな??とりあえず、地図持ってきたけど、どこから行きますか?」


 私は紙の地図を机に広げながら話を進めた。


「すでに封印が解かれてる場所がこことここです。それで、あと3カ所封印があるところが、こことこことここ。」


 私は地図にマジックで印をつけながら教える。まずは、炎烏天とソラが封印されていた場所を、次にこれから封印を解こうとしている場所に印をつけた。


「場所的にはここはヤバそうだな……。」


 師匠が神妙な顔をして、師匠らしくもない話をした。


「ヤバい??師匠でもそう思うんですか?」


 私は不思議に思い、質問をした。


「もちろん、やり合ってみたいとは思うが、俺でも多少準備をしたいって感じだな。準備なしに飛び込むのは愚の骨頂だな。」


 師匠にそこまで言わせるなんて。なんでだろう。


「そうね。この場所は特に危険ね。」


 お姉ちゃんも師匠に賛同した。


『未来はまだ、話を理解していないだろうが、この封印の場所は「鬼門(きもん)」と呼ばれる、方角的に最も危険な場所だ。妖力の密度が違うと考えていい。つまり、ここに封じられている妖怪もそれ相応の強さを誇ると推測できるのだ。』


 なるほど。そういう考え方があるのか。


「でも、南西から見たら全部鬼門ってことだよね?」


 何を基準に方角を出しているのか気になったから聞いてみた。


『ふむ。なかなか面白いことを考えるな。確かにそう考えられるな。今回の場合だが、5つの封印の場所を繋いで、エリアとして考え、そのエリアを基準にして考えている。大抵は、ポイントではなくエリアを基準に考える。』


 ほうほう。そういう考え方なんだ。なんとなく理解できた。例えば、リビングであれば、家というエリアのどの方角にリビングがあるか。この観葉植物がリビングというエリアのどこにあるか。などのエリアを指定する考え方のようだ。


「なるほどー。じゃあ、この5つの封印は繋がっているって感じなのかな?」


 ふと、更なる疑問が出てきた。この5つの封印をエリアとして考えるなら、それらは同一、もしくは関連するものであると考えた方がいいのか?


『そうだな。同時期に施された封印ではあるから関係はあるだろう。個々の封印はそれぞれ違っても、因果関係は少なからずあるな。この封印は平安の百鬼夜行の時のものだから、特に密接に繋がっているだろう。』


 やっぱり繋がっているんだ。


「そうなんだ。ありがとう、教えてくれて!」


 私は空亡にお礼をいう。


『構わんさ。これくらいはいつでも聞いてこい。』


 空亡は事も無げにいってきた。頼りになる。


「っという事で、じゃあ、この封印に関しては後回しの方がいいのかな?」


 作戦会議に進行を戻して、この封印について、どの段階で攻略するかの話し合いをすることにした。


「難しいなぁ。最初にやっちまいたいけど、一旦他の封印でレベルを測るって方がいいような気がするな……。」


 賀茂さんはいつになく弱気のようだ?いつもなら真っ先に飛びつくと思うけど。


「弱気じゃないですか?どうしたんですか?」

「あのな?俺は戦うのが好きだけど、ただバカみてぇに突っ込んでるわけじゃねぇぞ?やべーヤツとやる前はちゃんと下調べとかするぞ?しかも、今回は俺だけじゃねぇからな。俺1人なら突っ込んでたが、お前らがいるからそんな無謀はできねぇ。」


 ……え!?師匠そんなこと考えてくれていたの!?師匠はこの際言っとくかと言わんばかりに言葉を続ける。


「俺はここ数ヶ月お前らと行動を共にして戦い以外に楽しさを感じている。お前らといると楽しいんだ……。戦い以外で感じたのは初めてだ。だから、お前らを死なせたくねぇ……。」


 尻すぼみにはなっていたけど、師匠の思いはみんなによく伝わったと思う。


「師匠……。」

「なんだよ……?」


 師匠は恥ずかしそうに俯いている。だから、私は驚いたような顔をしてこう言い放った。


「ついに、デレた……!?」


 瞬間、師匠からゲンコツが飛んできた。痛い!?


「ちゃかすな!!」


 師匠に怒られた。


『今のは未来が悪いだろう。』


 空亡からも同情の余地なしとのコメント。


「だって、なんか師匠がしおらしいのもおかしいし!師匠の気持ちはすごいよく伝わったし、私も楽しいし!でも、死なせたくないって気持ちはみんな一緒だし、私は師匠にも死んでほしくない!自分一人でそう思っているのはずるいです!私達も同じ思いってことを知って欲しいです!!」


 私も私が思ったことを口にした。この場にいる全員がおんなじ気持ちだ。気持ちが一つになった気がした。

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

師匠は最近心の持ちようが変わったみたいです。

自分にとって大切なものに気がついたのでしょうか?

まだぎこちないけど、これからもっと絆が深まっていくでしょう!

次回は11/6朝アップします!!

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