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間話 〜制服〜

おはようございます!!

今回は章転換の間の間話をお届けします。

実はあった陰陽省の制服を紹介します!

それだけではないですが、こういった日常もあることも楽しんでいただけたらと思います!


富士での修行から帰ってきて、陰陽省へ報告と極姫の紹介、登録をするために立ち寄った。

 今日は何日かぶりに本部へ(おもむ)いたため、少し懐かしく感じた。それに、富士の修行はなかなか濃密だったこともあるだろう。

 本部につき、最初に出迎えてくれたのは、キョンちゃんだった。


「お帰りなさい。いい成果が得られたようですね。」


 キョンちゃんは私の顔を見るなり、そう言った。


「え!?わかるの!?」


「ええ。随分清々しい顔をしているので、いい結果得られたんだと確信してます。」


 確信しているんだ…。推測くらいだとわかるけど、それほどまでに私の顔はわかりやすいのか!?


「そっか……。んー、まあ、でも、本当にいい成果は得られたよ!」


 私は富士での出来事をかいつまんで話しながら本部の中へと進んでいく。


「さて、それにしても今日はちょうど良かったです。」


 キョンちゃんはタイミングが良かったと言って、受付の下にある棚からビニールに包まれた何かを出してきた。


「これは未来さんの制服です。制服というよりも作業服のような感じですけど。」


 差し出されたものは制服だった。みんなも同じ服を着ている人もいるが、ほとんどはスーツだ。ちらほら今日渡された制服を着ている人もいるし、スーツに羽織っているだけの人もいる。


「え!?制服あったんだ!?知らなかった。」


 私は素直にびっくりして答えた。


「ええ。特に服装の指定はないし、スーツの人がほとんどですが、陰陽師の方々はその制服を着ていることが多いですよ?意外と丈夫でポケットなどもあるし、便利みたいです。」


 陰陽省だけあって、陰陽師のニーズに応えた設計になっているようだった。


「一応は陰陽省の人たちは一丸です!みたいな風潮が昔あったらしくて、制服は全員に配ることにしているのです。まあ、着ても着なくても構いません。」


 強制ではないということを言っているが、デザイン的にも別に嫌いじゃないし、来させてもらおうかな!?


「いや!ありがとう!!いい感じだし、着るよ!動きやすそうで、戦闘になっても大丈夫そうだし!」


 私はもらった制服の上着を目の前でバッと広げながら答えた。そして、一つ気付いた。


「あれ?私の制服基本的に黒基調だけど、あの人とかは白いの着てるよね?色違いもあったりするの?」


 そう。向こうで作業している人が着ている制服は、デザイン的にはほとんど一緒だが、基調となる色が白い。別にどっちがいいというわけでもないが、少し気になった。


「はい。黒い制服は陰陽師の証です。白い制服は陰陽省に所属する人です。パッと見でわかりやすくなっています。…まあ、制服着用を強制していないのであまり意味のないものですけど、陰陽省内で黒の制服を着ていたら一目置かれますよ?」


 色にはそんな意味があったのか。

 その制服は長袖の上着とプリーツスカートのようなキュロットが上下セットであり、胸の部分にポケットとワッペンが貼ってある。ワッペンは陰陽五行のシンボルである五芒星のに重なって太陰太極図が描かれていた。上着は肩口から取り外しが可能でベストにもなるようだ。

 それに加えて、ベルト付きの小さなポーチが3つ、何かを入れるのに使うのか用途のわからない革でできた太い編みかけのようなもの。


「へぇ!可愛いじゃない!?あんまり黒って着ないけど、これはこれでいいかも!?…この革でできたやつはなんなの??」


 私は感想を言いつつ、用途がわからなかったものについて聞いてみた。


「ああ、それは未来さんがお持ちの図録を保管するものですよ。」


 図録を!?あっ!?確かにこうすれば入るかも!?なるほどー!それで腰に引っ掛けられるのね!?


「おお!!いいねー!これ!ずっと手に持っているのも大変だったんだよねー!」


 陰陽省の制服は意外と優秀だった!ただ図録収納とかもあったのを考えると、私のための特注なんじゃないかと思う。すごいありがたいけど!

 せっかくだし今日からは制服をきて作業にあたろうかな!!


「早速着替えてきていいかな!?」


 私は更衣室を借りて早速着替えることにした。


 …………

 …………


「おおーー!!!いいねぇ!」


 着替えてきた私はキョンちゃんと評価し合った。

 丈夫だから結構ゴワゴワした感じかと思いきや、滑らかで着心地もいい。陰陽師は色々と札や道具を使うからポーチも色々あって使い勝手は良さそう!

 妖怪は夜の活動が多いから、目立たないように黒を基調としているところもあるらしい。動きやすくて扱いやすくて大変気に入りました!!


「おおーー!!未来ーー!!いいじゃんいいじゃん!?可愛いね!やっぱりそっちの色はかっこよさもあるね!!」


 真琴が話に入ってきた。

 久しぶりの登場だが陰陽省に入って1番最初に仲良くなった友達だ。私は基本外回りだからあまり会えないけど、ちょいちょい連絡は取り合っている。


「ありがとうーー!なんかやっと仲間入りしたって気分だよー!」


 …………


 私はこうやって笑い合える世界を守りたい。

 妖怪と人間。いつか別れが来ることは間違いない。でも、今この時、この瞬間を一緒に感じ合える人達との時間はかけがえのないものだ。

 私はこの一瞬の為に頑張る。

 心では絶対に負けない!

「厄」に負けるもんか!!

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

陰陽師としての制服とその他職員の制服の違いや、陰陽師には優しい組織ですね!

とてもいい制服です!

デザインをもっと鮮明に伝えられればいいのですが、なかなか難しいですね!

次回から新章スタートです!

10/29朝アップします!!

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