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Star Dust-Drop-  作者: 鳥海水瀬
.1-はじまりの朝-
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-はじまりの朝-2

俺達が住んでいるのは椛の葉が舞う帝都アルーナウェント。

一つの年の中で変わる四季というものは無く、各大陸で季節が分かれている。

俺達が住んでいるアミティアシナ大陸は年中、秋という季節にあたる。

そしてアオイの家、シャルムーン家は街を魔物達から護る為の護人一族で、代々ホシリアを護り各大陸の結界を維持している。

俺の家、クロスフォード家は代々シャルムーン家を危険なモノから護る為に動いている。

俺達はまだ若いっていうのもあるけど、経験不足である為に修行としてギルドに入る事になっていた。

別に家に決められていたからではないけど、俺個人としてもギルドに入る事は楽しみだったりする。


走るのをやめて見た事の無い建物や街並みを見ながらゆっくり歩き始める。

買い物も門の前まで届けてくれる物を買っていた為、何処に何があるかなんて知らなかった。

隣で何かを考えているのか口元に手を添えながら無表情になっていたアオイが不意にこっちを向いた。

「ギルドってどんな名前だったっけ?アラ…アラ~アラ~…アラール…?」

何度もギルドの名前を聞いていたのに全然覚えていないようだった。

「…アラルトルーフェな。確かもう少しで着くはず」

目印は大きな噴水広場。

その噴水を囲むように立っている大きな建物だと聞いていた。

何かをするような大きな建物の横を通り過ぎ、開けた場所に出るとそこには目立つ噴水。

それを囲む建物。

聞いていた通りの場所にギルドらしき建物があった。

「これか…?看板にアラルトルーフェって書いてるな」

イメージしていたのよりもずっと立派な建物で、大きいギルドってだけあって依頼者っぽい人や厳つい人達の出入りが多かった。

「こんなに凄い所に入るんだね…。ちょっと緊張してきたかも」

「俺も心臓バックバク。…よし、入るか!」

立ち止まって固まっていたアオイの手を引いてギルド、アラルトルーフェに足を踏み入れた。


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