表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Star Dust-Drop-  作者: 鳥海水瀬
.2-二つの出会い-
14/84

-二つの出会い-7

報告を終えてアオイを寮へと送り、残った三人で自分達の寮に向かって歩いていた。

「…んで、いつまでついてくるつもりだ?」

ふと、歩いている時にハルトが問いかけてくる。

「ん?いつまでとは?」

「あんたは何処までオレ達についてくるんだと訊いている」

そう言われながらも同じ寮の建物に入り、同じエレベーターに乗り込む。

「何処までって言われてもなー。あ、俺も八階ね」

「…へぇ、ジュンも八階だったんだ?」

「そう。ナツキ達も八階なんだな」

「奇遇だね」

「そうだな」

二人で笑っているとハルトの眉間に皺が寄っていくのが分かる。

「じゃーな。オレ達はこっちだから」

エレベーターが目的の八階に着き、ハルトが右の通路へと先に歩いて行く。

「…俺もそっちなんだけど」

二人について行くとやはり嫌な顔をされる。

俺が止まったのは一八四号室。

ハルト達が止まったのは隣の一八三号室。

「あー!なるほど。ハルトとナツキ、何処かで観た事あると思ってたけどここか。ハルト・T・S・フィアード、ナツキ・K・T・ラクトス。略されてたから全然分からなかったぜ」

「お隣さんか~。これからもハル共々よろしくね」

「よろしくな」

「……はぁ」

機嫌を損ねたハルトは大きな溜め息を吐きながら部屋に入っていった。

「まぁ、ハルは気にせずに。じゃあ、またね」

ナツキは慰めに行くように急いで部屋に上がった。

俺も部屋に入ると直ぐに寝室まで行きベッドに寝転がる。

どうすれば強くなれるかを考えながら眠りについた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ