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転生の六 虎だ、虎だ、お前は虎になるのだ。

エウローペー亜大陸の西部に位置するゴール王国の、そのまた西南部に、ヴィーブルダンセ平原と呼ばれる場所が存在する。

土壌は耕作には向かないがそれなり程度には豊かなようで、一面に背丈の短い草原が広がっており、捻れた太い縄がより合わさったような外見の、高さよりも太さの方が勝っているような寸詰まりの大樹が所々にぽつぽつと枝葉を広げている。

そこに普段生息しているのは、地面に穴を掘って巣を作る、少々サイズが大きいウサギのような生物と、いわゆるバッタなどのような―――羽が三対六枚あったり足が四本しかなかったりするが―――虫の類で、不思議な事に肉食動物はごく稀に平原の端に姿を見かける程度だ。

そのど真ん中に位置するギルドハウス(仮)(掘っ立て小屋)には、新たに転生してくる仲間を発見するための物見の櫓が隣接して立っている。

そこでは常時、昼夜を問わず監視役のメンバーが交代で周囲を見渡し、転生してきた者を保護するための活動を行っている。

役目上、遠見のスキルを持つ者や暗視能力を持つ者が担当するこの役目は、狩りや採取を行う者、またはそれらにより得られた獲物の加工を行う者達が休憩がてら、若しくはごく少ないながらも狩りに向かない人物が専任となるなどの例もあるが、概ね交代制で行われていた。


「今日こそは誰か来るかなー」


ドリルのように螺旋を描く鋭く尖った真紅の角が側頭部から二本ずつ斜め後ろに向かって生えている竜人少女が、きつい日差しの照り返しに目を細めながら、物見櫓の柵の上で腕を組み周囲を監視しつつ、そんなことを呟いた。


「そろそろ打ち止めじゃないの?来てないのってギルマスと、あと数人でしょ?」


でも、そいつらほとんど引退状態だったじゃない?と続けるのは普通人の少女であるリティ。

転生したてで肉体年齢はピチピチの15歳な銀髪スレンダー少女であるが、中身は元40歳のお局様であったそうな。

本日の周辺監視担当者は、彼女と竜人(ドラゴニュート)の少女であるメリュー。

竜人女性は、竜人男性のカレアシンのようにどう見ても二足歩行になったドラゴン、と言う外見ではなく、可愛いおにゃのこに角と尻尾と羽が生えただけ、といった容貌である。

わかりやすく言えば、男の竜人は着ぐるみか特殊メイクを全身に施した状態で、女性の竜人の場合はどこぞの戦術汎用宇宙機器少女的なイメージで、女性の身体に角・羽・尻尾などの竜的なモノがくっついている、ぶっちゃけると竜半分(ドラゴ○ハーフ)状態である。

しかし、その身体能力は男性に劣るものではなく、むしろ特定の領域では凌ぐ部分もあるほどであるという、うそ臭い事実があった。

そんな二人が話題にしているのは、未だ来ていないギルメン達の事である。


「それでもさー、うちのギルメンだったら来るんじゃないかなー。本当に異世界にいけるってわかればさー」


メリュー自身がそうだったように、おそらくは残る彼らも同様だろうと。

その言い分には確かに頷ける部分が多いというか、リティも当然の如くこの世界に来ている時点で察してもらいたい。

竜人少女の言うように、似たような価値観で纏まっていた彼らギルドのメンバーは、殆どが躊躇いなく転生しここに集っているのだから。


「わかれば、でしょ。旧版で何ヶ月も顔出してなくなかった?普通だったら即ギルド追放なんだけど」


それでも、やはり人は、人の気持ちは移ろうものだと、リティは寂しげに口にする。

シアたちのギルドは、一ヶ月以上ログインがなかった場合、リアルでの重大な用事やアクシデントなどの理由がない限り、基本的に退会扱いとなり、ギルマス権限で蹴られる(追放される)のである。

だが、この世界に来ていないシア以外の引退状態だった連中と言うのは、「受験生だけどネトゲ三昧っすw」などと言っていた猛者達で、判定A取れるまではログイン禁止、それが嫌なら他所へ行けと幹部連中の総意で言い渡されていた面子なのだ。


「ゲームしたいだけだったら、うちのギルド抜けてソロでやるなり別んとこに移るんじゃない?それでも退団はしなかったんだから、うちらのギルドが好きで、ちゃんと勉強してたんじゃないかなーって」


だからきっと、模試でいい点取るなり受験が終われば、きっと、と考えている。

メリューとしては、出来れば全員が揃えばもっと楽しいのに、と言った感覚なのだろう。

ひょいっと物見櫓の柵に腰掛け直して、足をぶらぶらとさせながらそう言う姿は、手持ち無沙汰感が満載であった。


「まあ別垢はあのゲーム無理だったし、ただ単にゲーム続けたかったんならギルド抜けても別に支障ないけど…抜けてない以上、そうだったのかもね…っ!?」


リティはメリューと話しつつも、周囲への監視は怠っていなかったために、それに気付くことが出来た。


「メリュー、下に降りて呉羽呼んできて。早くっ」

「え?なに?誰か転生してきた?」

「いいから早くっ」


仲間(ギルメン)が転生してきたときとは違う、逼迫した声に、メリューは慌てて櫓から飛び降りていった。


「アレはやばいんじゃないかな?」


リティの濃緑の瞳には、今のところは芥子粒のような大きさながら、まるで蚊柱か何かのように立ち上る翼持つ魔獣たちの群れが、はっきりと確認できていたのだった。





「ワイバーンね。その数およそ二百から三百。こちらに向かってきている様子はないけど、離れていく様子もないわ」

「時折地上目掛けて降下しているのが見えますね。餌を狩っているのでしょうか」


リティに呼ばれやぐらに登ってきたのは、呉羽とヘスペリスの二人であった。

彼女らの遠見のスキルにより確認された事態は、即座にギルドハウス(仮)に居た者たちに伝えられた。


「ワイバーンか、胸が熱くなるな」

「弓まだ作ってもらってねーぞ、どーするよ」

「うーん、飛べる奴が少なすぎるのは不味い、かな?」


空を飛ぶ魔獣であるワイバーンは、幻獣の竜のようにブレスを吐いてくる事はないが、高空からの急降下による鋭い足の爪により攻撃や巨体を利した踏み付けはそれなりに脅威であり、群れが一斉に襲い掛かってきたりすれば、その攻撃力は侮りがたい。

ゲーム時代では、ワイバーン一匹であれば初心者を卒業した程度の連中(パーティー)が始めて相手をする空の魔獣であり、相応のレベル上げ相手であったのだが、群れるととたんに厄介な敵となる。

だがしかし。


「俺らが全力で何か投げれば(飛膜)に穴ぐらい開くんじゃね?」

「そ れ だ !」


ここは異世界ながらも現実である。

故に、飛来物が羽に当たれば穴も開くし破れもする。

その状態で飛行可能なほどに、ワイバーンは高い魔力を有しているわけではなかった。



結果―――


『空襲警報発令、手隙の者は予定通り上空からの攻撃(ワイバーン)に備えよ』


ギルメン総出で手薬煉引いて待ち受けたのである。


「アパーム!()()持ってこーい!!」

「そのへんに転がってるのを適当に拾って使え!!」

「うーむ、まさかこんなところで環境利用闘法を実際に使うことになるとは」


石やらなにやらを全力で投げる者と巨大な盾を手にした防御役を二人一組にして対空攻撃を任せ、あとは地に落ちた相手をタコ殴りにする者、負傷者を回収治療に当たる者と、それらを統括して支持を与える者とに分け、雲霞の如く迫るワイバーンに対し、一歩も引かぬ状況を築いたのである。




「ちゅーか、石投げて盾に隠れる簡単なお仕事です」


熊子は全力の投擲スキルで石を投げつけては、盾を持つアマクニの下へと戻ってというのを繰り返していた。


「おう、おかえり。投擲スキルは便利だのう、面白いように当たりよるわ」


避けるのが苦手なアマクニのおっさんは、巨大な盾を持ち前の膂力で構えつつ、出戻った熊子にねぎらいの声をかけていた。


「スキル『なんでも投げるよ』(ろぼぴっちゃ)持ってるからねえ。まあスキル無くても投げりゃ当たるくらい湧いてるけどね?ウチとしちゃあっちでトドメ刺せ言われるよりかはよっぽどラクチンポンよ?」


指差す先では、あちらこちらで落下したワイバーンに剣やら槍を叩きつけているのが目に入る。


「ワシももう少し足があればのう」

「上手い事目の前に落ちてきてくれでもしない限り、逃げられちゃいそうだもんね」


ドワーフの面々のほとんどは職人プレイが趣味の者が多く、素早さをあげる加速系スキルを取得しているものが少なかった。

もちろんいないわけではないが、ドワーフのステータス特性上どうしても加速系スキルの旨みが薄くなってしまうので宝の持ち腐れなのである。


当たり(届き)さえすればのう…」

「赤い人曰く、当たらなければどうということはない、のです」


そうしてくだらない話をしつつ、スキルの再使用が出来るまで休息し、再び石を抱えて上空へと投擲を開始した熊子であった。




「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

「フラグ立てんなやかましいですよこのトカゲ爺さん。とっとと素早くさっくりと滅してくるがいいのです」


巨大な丸太を肩に担ぎ、竜人カレアシンは何気に自分的にかっこいいセリフを呟いていたが、聞きとがめた黒エルフがそのケツを蹴り飛ばして仕事を進めさせた。


「いいじゃねーか別に。誰が困るわけでもなし」

「逃がしたらその分他にしわ寄せが行くので確実に他の誰かが困ります。ですからさっさと始末して欲しいのですが。あ、ほら呉羽の目が細くなってますよっ…と【神砂嵐(ダブルブリザード)】!」


落ちてのたうつワイバーンが体勢をなんとか起こし、こちらへと怒りの矛先を向けてくるのを見咎めたヘスペリスは、両手から敵を弾き飛ばす風の奔流を巻き起こした。

立ち上がったところに真正面からの風をもろに浴びたワイバーンは再び体勢を崩して後ろへとたたらを踏み倒れこんだ。

そこへ、丸太を振りかぶった竜人が地面も砕けよとばかりに、全身の筋肉を総動員させて、振り下ろし―――。


「一撃必殺ってところだな」

「う…さすがにグロいです。贅沢は言えませんが…」


丸太で頭部を粉砕されたワイバーンは、全身をぴくぴくと痙攣させ、まだ動きを止めていない心臓により、割れた頭蓋から血が吹き出すという、凄まじい状態を見せていた、


「あー、次からはもうちょい綺麗にとどめ刺すか。スマンな」

「いえ、慣れなければいけないのでしょうから、気にしない方向でお願いします」


口元を押さえるヘスペリスに、基本的に無頓着な竜人も流石にやり過ぎかと思い直したようである。




「…まったく」


メンバー全員の様子を見つつ、指示を出している呉羽は、竜人と黒エルフの行動を溜息を吐いて流していた。

危険がないのならば取り敢えず放置と自分に言い聞かせて他を見る。


『セイバー、それを仕留めたら二時の方向に注意して。また一匹落ちてくるわ。ジューヌはそのまま後退、メリューの援護に回ってちょうだい』

「あいよっ!」

「らじゃーらじゃー」


遠見のスキルの応用、視点を上空から見下ろすようにして戦況を把握することに務めている呉羽である。

彼女も直接戦闘能力は高いのだが、こう言った指揮を執る者が他に居らず、仕方なしに風の精霊による【伝声管(ウィンドボイス)】により命令を飛ばし、状況を統率することに注力していた。

が、むしろ彼女は前線に立ちたい気質なので、非常に鬱憤がたまっていたいるする。


『うーストレス溜まるわー。またお肌が荒れるわー』

「呉羽、【伝声管(ウインドボイス)】繋がったままだよ。気持ちはわかるけど」


虎種の獣人女性であるセイバーからの声で、内心がそのまま口を突いて出ていたことに苦笑する呉羽であったが、今はそれどころではないので無かった事にして次の指示を出すのであった。


「右舷弾幕薄いよ!なにやってんの!!」




そんな指揮官の行動に笑みを浮かべながら、セイバーは言われたとおりの方角へと移動する。

と、上空から錐もみ状態で落ちてくるワイバーンを確認し、気合を入れなおしていた。


「おっ、こいつは一際大きいねぇ。このまま(・・・・)じゃ厳しい、か。【獣化活性(Vitalize)】!」


地響きを立てて背中から地面に落ちた、他に倍する巨大なワイバーンに駆け寄りながら、セイバーは獣人の種族特性である獣化を行った。

獣人は、獣化により各々の種独自の特性を強化する事が出来る。

彼女の場合は虎の特徴を備えた姿へと変貌する事で、そのまま戦闘力の増強となるのだ。


「ガァァアアアアア!!」


全身に、金色に黒いラインの入った美しい毛並みの体毛が生え、筋肉が太く盛り上がる。

鋭い爪が長く伸び、ごきりごきりと変貌する頭蓋の上あごからは、長く太い牙がめきめきと伸び、獣化が完了した。

虎種獣人の中でも最も単体近接戦闘能力が高いとされる“剣歯族”。

獣化を終えたその身体能力は、竜人に勝るとも劣らない。

ダンッ、と地面をえぐる勢いで加速する身体はまさしく王虎とも言うべき存在感を放っていた。


「スキル発動っ【5分だけの我侭(ワイルドに吼えるぜ)】!!」


宙を跳びながら、セイバーはスキルを発動した。

このスキルは5分間だけ能力を倍増させる事が出来るレアスキルである。

おまけに発動中は全身から噴出すように発生するオーラにより、生半可な攻撃などは弾き返すと言う凄まじい副次効果までついてくるのだ。

その反面、発動後はスタミナや体力がほぼゼロになり、身動きが取れなくなると言う諸刃の剣。

しかしソレ故に、効果の程は押して知るべしである。


「おらぁ!」


体毛と同じ金色の輝きを纏いながら放たれる爪の一撃で、あっさりとワイバーンの首が胴体と泣き分かれた。


「っしゃ!次!呉羽!」

『はいはい、じゃあ十一時の方向に移動して頂戴。スキル終了十五秒前にはツィナーの所に戻ってね』

「はいよっ!」


嬉々として駆けてゆくセイバーを見送りながら、呉羽は「混戦時に名前呼んだり呼ばれたりだと混乱するわね」と考えていた。

これ以降、集団戦闘時にはコールサインで呼び交わす事になるのだが、それは余談である。


「デルタ1とガンサイト1、どっちがいいかしら…。やっぱりTV版準拠かしらねぇ」




「ほっほ、甘いですな」


羽が破れて落ちてきたワイバーンを蹴り飛ばし、手にした巨大な鉄扇で攻撃を防ぎ、畳んだそれで敵を討つ。

紅顔の美少年という、後の渋いジェントルマン的な出で立ちからは想像できない姿のギャルソン沖田が、言葉遣いだけはそのままに、ワイバーンを翻弄していた。


「おや、危ない。【遠距離狙撃(ラッキーストライク)】発動」


手にしていた扇とは別に、手の平に握りこんでいた石を礫にし、広い戦闘範囲の反対側とも言える位置で苦戦している竜人少女に襲い掛かるワイバーン目掛け放つ。

狙い違わずワイバーンの側頭部へと食い込んだそれは、竜人少女に十分な回避と逆撃の時間を与える事となった。

したたかに打ち据えてからギャルソンへと笑顔で手を振るメリューの側に、若干遅れてジューヌが駆けつけたのを見て、ギャルソンは意識を自身の周囲に戻した。


「おや、いけませんな」


彼の前には先ほど仕留めた獲物を踏みつけるようにして立ち上がり、破れた翼を大きく広げ威嚇してくるワイバーンの姿があった。

ギャルソンはふむ、と首を傾げるや腕をびしっと斜め前に伸ばすと、大きく輪を描くようにして動かしこう言った。


「僭越ながら、日輪の力を拝借して、今、必殺の、|アタッケ・ドゥ・ソレイユ《太陽撃》!」






「流石にもうおなか一杯」


竜人の少女、メリューがぽっこりと膨らんだお腹を撫でながら、げふっとはしたないゲップをして寝転がった。


「魔法使えない状態だと、私スキルでバフ(補助)かけてお手伝いするくらいしかやる事ないのよね。お疲れ様」


手に持った焼いた肉の塊に齧り付きながら、リティは対ワイバーン戦で直接肉弾戦で奮闘したメリューを労っていた。

とはいえリティも加速スキルで駆け回り、石を拾っては熊子ら対空役の者に渡すなど、色々細々と動いており、何もしていなかったわけではない。

ともあれ襲い掛かる事如くを叩き落しねじ伏せた冒険者達は、素材としてとれるだけの部位を採った後、残った肉を散々食いまくって疲れた身体を癒していたのである。

ちなみにワイバーンの胸肉は牛のヒレ肉のような赤身で脂も少なく大層な美味であり、採れる事も稀なために市場に流せばかなりの高額で取引される食材の一つとして有名であった。

であるが流石に量が量だけに、全てを売りさばくには運搬に手間がかかりすぎると言うことで、先ずは食えるだけ食ってしまえと、魔法の杖等が無いために攻撃魔法が使えなかった魔法特化のメンバーによる、魔法の杖が無くても仕える【発火(ティンダー)】などによって加熱調理されて提供されたのだ。

多少の怪我はあったが皆元気で、何より全員が経験を積む事が出来たために、疲労も心地よいものであった。




「俺の見せ場は…?」


棒術使いの彼も結構頑張りましたがもげればいいのに。将来的に考えて。



後にこの地にワイバーンが訪れなくなった事を知った王国が、占拠している冒険者達に明け渡しを求めてひと悶着あるのはもうしばらく先のことである。

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