滅亡世界で俺は進む

世界は進化していった。技術や科学が発展し続け、巨大な都市が出来上がっていた。

　しかし、あるとき、それは起きた。異界からのモンスターが現れたのだ。大小様々な形をした怪物達が現れたのだ。奇妙な力を持った怪物が現れたのだ。どこから現れたかって？

　それは―――人の身体の中からだ。人の身体の中から、現れた。

　それからは、世界は崩壊の一途を辿っていった。

　怪物が生まれる。怪物が生まれる。怪物が生まれる。。人は逃げていった。人類は窮地に陥った。そこに、少数の集団が複数集まり、この現状を打破しようとした。この集団は、奇妙な集団で、不思議な力をもっていた。しかし、彼らでも、凄まじい力を持つ怪物達を全て滅ぼすことはできなかった。

　そこで、苦肉の策が提案された。それは、怪物の侵攻を遅らせること。奇妙力を持つ彼らは、その力を使い、一つの都市を中心に、檻のように結界を張り、そこの怪物達を外に出さないようにした。さらに、その結界は外の怪物を惹きつけ、外から怪物を中に入れさせることができた。
　これによって、怪物の侵攻を遅らせることが可能になった。

　だが、その都市にいた人間は外にも出ることが出来ず、ただ滅びるしかなかった。

　時は経ち、その都市には、たった一人の人間しかいない。

　この物語はここから始まる。

　彼が進むのは、何か？
　世界を破滅させるのか、それとも、救済するのか？