なろう運営、実は苦しい?
あらすじ(作品説明文)部分と同じです。
これはメール執筆で記してるが、この機能が終了するのが実に惜しいと強く感じる。
さて、今回の改正案(改悪?)だが、視点を変えて運営側から見た場合の現状を勝手に想像してみる。
ご存じの通り、今の小説家になろうは、幾つもの出版社と繋がりがある。
その事は、サイト内のバナーページやリンク数などを見れば明らかである。
普通なら、上手くやってるのだろうな~と思うものなのだが、冷静に考えると本当に収支面で良いのか正直疑っていたりする。
バナーページをなろう上に出してる出版系企業から出講料を貰っているとは思う(新聞での下にある週刊誌などの部分とかと基本的に同じ)。
だが、やはりそれだけでは儲けにはならないのかな?とも感じてはいる。
なろうにとって、サイトで作品を書いてくれるアマチュア作家諸氏は、いわば『金を産む鳥』と言える存在である。
見方を変えれば『八百屋やスーパーの生鮮コーナーに陳列されてる野菜』のような物と言える。
つまり『商品』なので、その商品(作家)が出版社の企画とかでプロデビューするという事は、商品が売れたという事でもあるので、当然それなりの利益をなろう運営は受け取る資格はあると思う。
が、仮に受け取れていても、全体的な収益という観点では大して寄与していないのでは無いかとさえ思えてしまう。
最悪、タダで商品(作家)を渡している可能性もある。
つまり、なろう運営に入ってくる収入より、イベントや企画などで出ていく出費の方が多いのではないか?
なろう運営、つまりヒナプロジェクトさんは営利企業である以上、この収支の問題は頭を常に使う問題でもある。
競合する似たサイト、例えばKADOKAWAの『カクヨム』は、KADOKAWAが運営している事から、財政面に関してはこの手のサイト運営としては盤石と言える。
ここで作家をやってる諸氏がプロデビューする時はまずKADOKAWA系のレーベルからデビューできる可能性があるわけで、そういう意味では恵まれているとも言えなくもない。
また、そうならなかったとしても、界隈の横の繋がりから紹介されて、別の出版社のレーベルからデビューできる場合もあるだろう。
出版社が直接関与しているならば収支面では問題なく、商品(作家)を出しても運営的には大した事は無いと言える。
だが、なろう運営のヒナプロジェクトさんは別に出版社という訳ではない。営利企業ではあるが、収支面では盤石ではない。むしろ不安定と言えるのである。
そんな時に、サイトのリニューアル(機能の切り捨て、廃止含む)というのは、やはり収支のバランスが崩れていると考えて良いと思える。
リニューアルに際して、色々と理由を運営は述べてるが、では具体的な数字はどうなのか?と言われると、それを明示していない。
つまり、利用者からすれば、なぜそれを廃止するのか?という疑問が生じる様にしているとしか思えない。
『諸般の事情』とは言うが、蓋を開ければ収支のバランスの是正が本音なのだろう。
機能リニューアルとは、結局のところ『これまで出来た事を止める=それに掛かる資金の拠出を止める』という、まさに『緊縮財政』政策そのものとも言える。
いわゆる『守りの経営』であるが、日本のこれまでを参考にするなら、同時に『失われた云十年』みたいな話になりかねない事でもあったりする。
なろう運営、ヒナプロジェクトさんが切り抜けようとするなら、単に切り詰めるだけでは短期的には兎も角、中長期的には食い止められないだろうから、新たな収入源を確保する必要があるだろう。
そうなると一つの方法として、プロデビュー後も、その作家、出版社から生じる利益の一部を還元(寄付みたいな感じか?)してもらう仕組みを作るとかどうだろう。
今は小説投稿サイト乱立の時代である。
『なろう系』と称される物が、少し前までは『小説家になろう初出の作品』とされた物が、今では『小説家になろう(を含む)類似の投稿サイト初出の作品』という感じで意味合いが変わりつつあると思う。
カクヨムだけでなく、某ハー◯ルンとか漢字一文字のところとか、それ以外の所からもプロデビュー、終いにはアニメ化される作品も出てきてる現状、元祖投稿サイトと言える『小説家になろう』にとっては勝負の時が来ていると言えよう……
ー おしまい ー
※↑なんて事を記したが、今(2026年)の状況を見ると、とてもではないが、苦しいとかなんとか言うレベルではないと思う。
5月21日の利用規約改定と、直前19日の緊急メンテナンス。
なろう、ヒナプロさん、作家のデータを換金する気満々ではないか?
それなら資金繰りは解消するだろうけど、長期的には衰退する道しか残されてないと思うぞ?
なろう系という今や『金太郎飴』と化したジャンルの大元として、出処進退は明らかにせねばならない。
KADOKAWAのあの発表が何を意味するか?同じ飴を舐め続ければ、そのうち飽きるのは明白なのだ……




