2/4
返事
ファン一号が出来ました。
これから多くの人に認知してもらえるように頑張ります!!
少女は驚きながらこちらを見つめていた。自分が発した言葉が今になって恥ずかしくなってきた。
「あのあの..その,,今のはその。。」
そう答える私を少女は笑いかけながら起こし、感情の読み取りづらい声でつづける。
「私はNO.32ドロシー。あなたの名前を教えてくれるかしら?」
ドロシーは私に問いかける。
『わ、わた、私は,,,』
思いがけない反応が返ってきたことへの驚きと名前を聞いてくれた嬉しさが混ざり合いうまく返事を返せない。そうしていると
「まあいいわ。。これ私の連絡先...」
どこからともなく取り出したスマートフォンを差し出され、そのまま流れに任せて連絡先を交換した。その後
「じゃあこの後用事があるからまた今度ね。」
と言い、何かを拾って去って行った。まったく表情は見えなかったがどこか人間らしい表情をしていた気がした。
お礼を言いそびれてしまった。
ドロシーは何者だったのか用事とは何だったのかそんなことも考えたが私は連絡先を交換できた喜びを感じていた。