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隠密な写真家

時は遡ること2時間前。


ティナがあることに気が付いた。


「マクさんが来てる…!?」

勇者召喚の撮影準備でここにはいないと聞いていたが、そんなことはなかったらしい。


設置されているカメラを発見し、それはマクさんの魔力がこもっているとのことだった。


「マクさんって強いのか…?」

大蛇が蠢く巣窟に、単独で乗り込み写真撮影をしているのはどれほどの実力者なのだろうか。


「戦ってるのは聞いたことないかも。でも、神眼でもない限り撮影中のマクさんは見つけられないって噂だよ。」


つまり気配を消すのが上手いってことか。


あたりを見渡すが、それらしき気配はない。


また勝手に写真を撮られるのかと思うと腹立たしいが、活躍した人の功績が知られるのは良いことだろう。


そんなことを考えていると、一枚の写真が目の前に浮遊してきた。


ん?


警戒しながら手に取ると、それは1枚に複数の写真が並べられていた。


マクさんの写真だよな…?


周囲を見渡すがマクさんを見つけることは出来なかった。


なにか伝えたいことがあるのだろうか。


写真をよく見ると衝撃的なことが分かった。


岩枹将軍の部隊が狐面の集団に襲われているところと、濁流に呑まれそうになっているところだ。


この狐面は誰なのか。


後続の合流を待ち状況を確認した方が良いだろう。状況的に見ても山賊だとは考え難い。

裏切り者がいる可能性を念頭におく必要がある。


俺はティナと緋和田さんに情報を共有した。

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