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ほーほけきよ2020年8月  作者: ほけきよ
31/31

8月31日 狗尾草じゃあ私が見せちゃるけんね

前日23時起床。

赤ちゃんは寝ていた。


妻寝室へ。

妻が義母のことについて相談してくる。

妻は、今回産休育休で実家に戻って改めて気づいた義母の的外れな言動や粗探しばかりする性格について気にしているらしく、義母が近所から孤立してしまうんではないかと心配していた。

今更性格なんて変わらないと思うので、もう今更手遅れだと思うよ、と言うと、大丈夫って言ってよー、と言って妻はさらに落ち込んでいた。


リビングへ。


だらだら。


5時寝る。


10時半起床。


11時昼飯、和風鯖帆立バターパスタ。

出汁の旨みとバターのコクが美味しかった。


12時半赤ちゃんと妻と家を出る。


車庫から車を出した時、妻から車の底が擦れたよと言われた。

義実家では車庫の出口のところが少し急なスロープになっており、底を擦らないためにはちょっとしたコツがいるらしい。

以前、車庫から出すときにハンドルを切りながら車を出すと底が擦れた事があったので、それからは少し車を前に出してからハンドルを切るようにしていた。

その方法で何回か車を出しており、その時は妻から何も言われていなかったので、その方法が正解だと思っていた。

しかしこれは後で知るのだが、この方法は正解ではないらしく、毎回擦っていたらしかった。


底を擦ると言っても、運転席からは聞こえないくらいの音で、表に見える傷ができるわけではないので、外から見てる人しか擦ったかどうか知ることはできない。

妻は底を擦ったことを指摘し、底を擦らないでね、と言うのだが、じゃあどうすれば底を擦らないのかを言わないのでムカついた。

そのことを伝えると、妻はどうすれば底を擦らないのか教えてくれた。

妻によると、車を出すときに、進む方向と反対にハンドルを少し切ってから車を出すと底を擦らないとのことだった。


どうして底を擦った時に、底を擦らないで、とだけ言ってどうすればいいかを教えてくれないのかを聞くと、以前私が底を擦ったときに指摘したら、私が、うるせえな、と言ったらしく、それ以降妻は言ってもしょうがないと思って私が底を擦っても何も言わなかったそうだった。

また、一応そのときにどうすれば底を擦らないかは伝えたとのことで、妻としては私がわざと底を擦るように車庫出しをしていると思っていたようだった。

言ってもしょうがないと思って今まで何も言ってなかったのに、今更急に言ってきたことがムカついた。

また、一度言ったからといって、いつまでも覚えていると思ってこっちが言ったことと違う事をするとわざだと思うことにムカついた。

言ってもしょうがないと思ったのなら言うなよ、と言い、言わなくちゃいけないと思ってるならずっと言い続けろよ、と言った。


13時病院。

診察は13時半からの予定で、それまで待合室で待った。


13時15分にトイレに行きたくなった。

妻に、ちょっとトイレに行ってくると伝えたところ、そのトイレは長くなるの?と聞かれた。

お腹が痛いので長くなるかもしれない、と言ったのだが、トイレが短いか長いかを話すのは少し恥ずかしいなと感じたので、これって聞く必要あった?と聞くと妻は笑っていた。


今日の赤ちゃんの検診ではワクチン4本打つ。

飲むのが1本で注射が3本。

注射の1本目では赤ちゃんは全然泣かなかったので痛くないのかな?と思ったが、2本目の注射を打つと大泣きした。


ワクチン接種後医者に相談。

背中に発疹のようなものがあるという事で赤ちゃんの背中を見せたが、見せた時には発疹がなくなっていた。


14時病院でる。


出口のところの自動販売機でジュースを買う。

水のパッケージにレモンが書いてある水風のジュースを買ったと思ったらレモンの風味がついてある水だった。


14時半ショッピングモール。

ショッピングモールは改装前という事で売り尽くしセールをやっており、空白の棚が目立った。

赤ちゃん用品を吟味する。

名古屋に戻った時に必要なものを考えた。

プレイマット、オムツのゴミ箱、食事用の椅子、風呂用の椅子、布団、離乳食関係のことを検討した。

赤ちゃんのプレイマットについて私と妻で意見が分かれ、妻は組み合わせ型のマットが良いといい、私は普通に敷くタイプのマットが良いと言った。

布団は色々あったが違いがよくわからなかった。


よだれ拭きを購入。

また、レジの近くにあったかっぱえびせんが賞味期限が近いということで安くなっていたのでそれも買った。

袋は妻がビニール袋を持っていたのでその中に入れた。

あまり大きくない袋だった。


色々と店内を歩き回ったので疲れた。


パン屋へ。

義母へのお土産としてクロワッサンと明太子塩パン、丸いパンを購入。

パンはよだれ拭きなどを入れた袋に一緒に入れた。


妻に疲れたと言ったらジュースを飲もうということに。

フルーツジュース屋に行った。

スイカジュースを飲んだ。

妻はグリーンバナナスムージーを飲んでいた。


スイカジュースはLサイズが600円と書かれていたが、その600円という文字を横線で消して500円と書かれていた。

また、期間限定でLサイズが100円引きということだったので400円になるかなと思っていたのだが、会計を見ると500円だった。

どうやら、Lサイズ600円に横線を引いて500円と書いてあるのは期間限定のLサイズ100円引きという意味だったらしかった。

理屈としては理解できるが、他のジュースについてはそういった書かれ方をしていなかったので紛らわしい書き方だなと思ったし、本当はパインキウイジュースが飲みたかったのに安いからということでスイカジュースを選んだので気持ちとしては納得しづらかった。


スイカジュースは砕いた氷が混ざっており、冷たくて甘くて美味しかった。


妻が今日の夜はソーセージが食べたいと言ったので輸入食料品店へ行く。

太いソーセージが食べたいらしかったのだがちょうどいいものがなかったので、ショッピングモールの生鮮食料品館へ行く。

生鮮食料品館は冷房が強く効いており棚が高かった。


太いソーセージを2種類とマスタードを買う。

ソーセージはノーマルとレモン&ペッパーを購入。


16時ショッピングモール出る。


帰りの車の中で赤ちゃんがめちゃくちゃ泣いた。

そろそろミルクの時間だったのでお腹が空いたのだと思う。

ミルクの道具は持ってきており、ショッピングモールを出る前に赤ちゃんにミルクをあげようかどうか妻と話し合ったのだが、二人ともまあいけるだろうと言って、ミルクは家についてからあげようということになっていた。


家についたらミルクをすぐにあげれるように、車内で妻に持ってきたミルクの準備をしてもらった。


赤ちゃんは信号などで車が止まると泣くのだが、動き出すと泣き止んでいた。

しかしだんだん車が動いている間も泣くようになってきて、泣き声も大きくなり、家に帰るまでまだしばらくかかりそうだったので、一度車を停めてミルクをあげることにした。


しかしその時、家に帰ったらすぐにミルクをあげれるように妻にミルクの準備をしてもらっていたことが裏目になった。

家に帰ったくらいでミルクが冷めていたらいいだろうと、ミルクにお湯を入れてから冷やしておらず、まだミルクが冷めていなかった。

保冷剤を当てたりしながら、早く冷めてと願った。


赤ちゃんは泣いていた。


ミルクが飲めるくらいの温度になった頃には、わりかし家の近くまで来ていた。

もう家まで近いのだから家に帰ってからミルクをあげてもいいかなと思ったが、せっかく準備をしたのだからと思い、車を停めて赤ちゃんにミルクをあげた。

ミルクをあげると赤ちゃんは落ち着いたが、まだ少し泣いていた。

泣き声は小さくなった。


17時帰宅。

車庫に入れる前に妻と赤ちゃんが先に車を降りる。


車庫入れをしていると、妻は義母に赤ちゃんを預けたらしく車のほうに戻ってきた。

妻が車庫入れを代わってくれるそうだった。

車庫入れは、ある程度の調整を終えて、後はバックするだけだったので別に代わってもらわなくてもよかったのだが、ここで断ると私が車庫入れに意地になっているように思われそうだったので、車庫入れを妻に代わった。

妻はまた少し位置を調整してから車を車庫に入れた。


妻が悲しいことがあったと言っていた。

赤ちゃんを連れて家に入り、義母に会ったときに赤ちゃんが泣き出したとのこと。

そのとき、赤ちゃんが義母に助けを求めるような顔で泣いていたので、自分が悪者のように思われているのではないかと落ち込んでいた。


家に入ると、義母が妻に、車入れ直しとくわ、と言った。

車庫入れした車が斜めに入っているとのことだった。


赤ちゃんはしばらくしたら寝ていた。


17時半沐浴。


夜飯、ソーセージ、明太子塩パン、ハッシュドポテト。

第三のビールを飲む。

ソーセージは普通のとレモン&ペッパー。

普通のを3本、レモン&ペッパーを2本食べた。

ケチャップとマスタードをつけて食べると美味しかった。

ハッシュドポテトは焼くときの火加減を間違えたのか、表面は焦げていたが中は冷たく生焼けだった。


19時半妻から、言っても反発するかもしれんけど、と話しかけられた。

どうしたの?と聞くと、赤ちゃんの布団を踏まないで欲しい、とのことだった。


赤ちゃんの布団は寝室とリビングの間に置かれている。

赤ちゃんの布団は出入口の幅の4分の3くらいを占めており、確かに寝室に出入りするときに赤ちゃんがいない場合たまに赤ちゃんの布団を踏む時がある。

しかし、基本的には踏まないように心がけているので、踏む時はこうこうこういう理由で踏んでいる、しかし基本的には踏んでない、と妻に言ったが、妻は頑として認めず、毎回赤ちゃんの布団を踏んでいると言い出した。


私は、毎回は踏んでいないと主張し、そこから妻と口論になった。


踏んでいる姿が印象的だからそこを覚えているだけではないのか、とか、踏んでいる回数と踏んでいない回数を言ってみろ、とか言ったが、妻は相変わらず毎回踏んでいるの一点張で、話は平行線だった。


義母がリビングに来た。


私たちの話が聞こえたようで、布団を踏んでるっていう話?と妻に聞き、じゃあ私が見せちゃるけんね、と言い出した。

義母は、ちょっとそこどいて、と私に言い、寝室の入り口にいた私は少し下がった。


すると、義母は大袈裟なガニ股で歩き出し、赤ちゃんの布団をドスドス踏んで寝室に入り、こちらを振り返った。

ニヤリと笑って、これがあなた、と義母は私に言った。


そんなに大袈裟な歩き方してないだろ、と呆れたが、義母のあまりにも大袈裟な歩き方に、呆れを通り越して笑ってしまった。

しかし同時に、馬鹿にされたという思いから急速に怒りが湧き出した。


義母は、別に二人であなたを責めるわけじゃないんだけどね、と言ってきたので、ハイハイもうわかりましたわかりましたからあなたはあっちに行ってください、と義母に言い、義母を話から締め出した。


義母はリビングから出て行った。


少し落ち着いてから、また妻と話をした。

私としては布団を踏まないように気を付けてはいるんだけど、布団を神と崇めているわけじゃないので、どうしてもたまに踏む時もあると思う、君が絶対に布団を踏んで欲しくないのであれば、今までより更に布団を踏まない様に心掛けるが、そんなに絶対踏んで欲しくないのか、と話した。

すると妻は納得し、心がけているんだったら今までと一緒でいいよ、と言った。


話した内容としては、布団を毎回そんなには踏んでない、と主張するのと同じだったのだが、私と妻の思う、そんなに踏んでない、の、そんなに、に齟齬があったのでここまで争いになったのだろう。


争いは鎮まったが、義母の私の歩き方の再現にはムカついたので、妻に、あの人なんなん、と言った。

布団を敷くために寝室に行った時、赤ちゃんの布団を踏まない様に歩いた。

リビングにいる妻に声をかけ、ほら踏んでないやろ、と言うと妻は笑った。


21時就寝。

赤ちゃんの世話は妻と義母に任せる。

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