夢の鍵。
うっすらと薄らいでゆく
揺らぐ景色 色彩 覚束ない足取り
部屋の明るさは眩しいぐらいなのに
掌で覆い隠すつもりはない
ただ 微睡んでいった
ボスンと勢いよく倒れたベッド
突っ伏した枕 溢れそうな灰皿
ゆらゆら揺れる 灰色の雲
開けっ放しの窓の外へと 流れていって
長々と 走る電車の音 五月蝿い
それでも
手を伸ばし
口に含む
たらふく食べたお腹が揺れている
「スウィーツは別物だよね?」
そんな感じ 世知辛い
なみなみと コップは
表面張力に堪えて
やがて 限界ギリギリの温もりに
唇が 宛がわれた
どんな夢が見れるかな?
僅かに残った ピリピリとした感触
弾けた 安っぽい炭酸水
なんか寝れないなぁって時。
温かい紅茶に洋酒が良いンです。
忘年会シーズン。
飲み過ぎには気をつけましょう。