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精霊王

「やるのじゃな!レインよ!」


「あぁやるぞ!リティ!」


僕はラネに勝つためにとっておきを出すことにした。


「「【#精霊王化__アシミリレーション__#】」」


僕のとっておきの精霊王化を唱えた。僕の手の紋章が黒く光だし僕の体を包み込んだ。これはリティを武装に展開させる《霊装展開》とは違い、この【精霊王化】は僕とリティを同化させるためのものだ。これを使うとリティと一つになることが出来て精霊の力を全て引き出すことが出来ると言われている。


「な!あれは!精霊王なのか!?」


「まさか!精霊王と契約させているなんて!?」


「精霊王と契約出来たのか!?」


などで周りからそんな声が聞こえてきた。みんなリティのことを精霊王だとは知らなかったようだ。だってみんなにリティが精霊王だと言ってないので知る由もなかったよな。


なぜこんなにみんなが驚いているかと言うと精霊王とは幻の存在だったからだ。精霊には下位、上位、精霊王と分かれている。精霊王は各属性ごとにいて火、水、風、土、光、闇と六属性あり六体の精霊王がいる。このうちの一つが闇の精霊王であるリティなのだ。精霊で未だ契約を結んでいない精霊王達は本当に契約出来るのかと疑問視されていたのだ。そして人間は精霊王の契約している精霊から精霊王のことは聞いても誰1人として精霊王を見たことがなかったことから精霊王は噂だけの存在だと思われていた。だが精霊達からもたらされた精霊王だけが使える【精霊王化】を僕が使ったことでリティが精霊王だと言うことがわかったのだろう。


「まさか精霊王と契約しているなんて予想外だぞ!」


ラネも精霊王がいると言う噂を聞いたことがあっても精霊王をみたことがないのだろう。戦っているにもかかわらず立ち止まって驚いていた。


「ふぅ~久しぶりなのじゃ!」


僕の口からリティの口癖である「~なのじゃ」が出てしまった。これは【精霊王化】した語弊である。【精霊王化】してしまうと精霊の特徴を強く受けてしまうことがあるのだ。


「ふむ、装備もいい感じだ!」


黒い光が収まると僕の服装が変化していた。《霊装展開》ではただ黒い服装になるだけだったが今は黒い服装に血が通うように赤い線が入っていた。そしてその上に黒いマントを僕は羽織っていた。次に武器も変化してきた。僕の武器である刀にも血が通うように赤い線が入っていた。


「これで僕の勝ちだ!」


僕は刀をラネに向け宣言した。

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