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交流戦

「それじゃいくか!」


「いくのじゃ!」


僕はラネと交流戦をするために訓練所の舞台へと向かっていた。あれからナノーラ先生の交流会についての説明は終わりすぐに僕とラネの交流戦をやることになった。そのため僕らは訓練所にまで向かい僕はラネと戦うため控え室に向かいその他のクラスメイトは僕とラネの戦いを見るため観客席に向かった。


「待ってたぞ!さぁ俺と戦うんだぞ!」


訓練所の舞台へと向かうとそこにはラネが腰に手を当てて仁王立ちしていた。


「わかってるよ!それじゃいくぞ!《霊装展開》」


僕は戦闘態勢に入るために《霊装展開》を唱えた。


「それじゃ俺もいくぞ!《獣心解放》」


ラネは《獣心解放》と叫ぶとラネの体から光が溢れ出してくる。


「それじゃ始めるぞ!」


ラネの体から溢れ出した光が治ったと思ったらラネの体が変化していた。変化といっても姿形が変わったわけではない。ラネに獣耳と尻尾が生えていた。ラネが宿している聖獣は白虎で虎だ、そのためラネから生えた獣耳と尻尾は虎のような形をしていた。


「はぁ!」


ラネが走る構えを取り僕に向かって一直線に向かってきた。


(はやい!)


獣人は身体能力が強化された人間だ。そのため僕らと普通の人間とは身体能力が違っていた。だがラネのスピードはマリアの【神速】よりは早くはなかった。そのため僕はラネのスピードに対応することができるので迎え撃つことにした。


「おらぁ!」


一直線に向かってくるラネは僕が迎え討とうとしていることに気づいたがそれでも止まることはなくさらにスピードを上げて突っ込んできた。


「なっ!」


僕は一直線に突っ込んでくるラネを迎え討とうとしたがラネはどこからか白い光を手に纏って僕が振り下ろした刀を防いでいた。


「はぁぁぁー!」


ラネは防いだ方の手とは違う手で僕に攻撃してきた。今のラネの手は白い光を纏いそれが虎の手のような形をしていて尖っているので僕はラネから距離を取るようにして離れた。


「やるなー!だがまだまだいくぞ!」


ラネは再び走り出した。今回は一直線に向かってくるわけではなく僕の周りを回るように走り時々僕の隙を突くように白い光の爪で攻撃してきた。


僕は一本の刀、ラネは両手の爪で攻撃する手数がラネの方が一つ多いのだ。そのため僕は攻撃するか防御するかどちらかしか選べないがラネは攻撃して防御、防御してから攻撃することができるので僕はラネに対して攻めあぐねていた。

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