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代表

「今回の交流会は獣人達の学園と交流することになった!」


ホームルームが始まるとナノーラ先生が今回交流する学園のことについて説明を始めた。


「今回交流する獣人の学園、アニマルビースト学園は獣人達のための学園だ、そのため私たちとは違う力を持っている、私たちは精霊という力があるが彼ら獣人には獣という力がある」


獣人には僕ら人間とは違い精霊から力を借りることはできないのだ。そのかわりと言ってはなんだが獣人達は人間に比べて身体能力が高くその体に備わっている獣の要素を使うことができるのだ。例えば犬の獣人だと犬の要素を使い嗅覚を強化したり脚力を強化することができるのだ。基本的に獣人達は主に身体能力を強化することができるのだ。


「今回の交流会ではお前達には獣人達について知ってもらうというのが今回の目的だ」


僕たちは獣人について詳しいことを知っているわけではない。だからこその獣人達の交流会だとも言える。獣人達の力を知ることによって自分達の力になるかもしれないので今回の交流会はとても意義のあるものとなるだろう。


「それにこのクラスから代表者1名を決めてもらう、その選ばれた代表者はアニマルビースト学園の代表者と決闘を行ってもらうことになる」


ナノーラ先生はこのクラスから代表者1名を決めるように言って来た。それは人間たちが使う精霊の力を獣人に見せるためと、獣人達が使う獣の力を僕たちが見るためだそうだ。ただ力を見せるだけでは伝わりにくいとのことでそれならばとお互いの学園から代表者1名を選出して決闘をさせて見てはいかがと相手の学園から提案があったそうなのだ。その提案を我らの学園が受け入れたのだ。こちらとしても獣人達の力を見るうってつけの機会だからだ。


「まぁ代表者は決まっているようなものだがな」


このクラスは精霊と契約しているのが僕とエイラしかいなく決闘をするなら僕たち契約者のどちらかが選ばれることになる。


「私は無理、レイン任せた」


エイラは自分が代表者として選ばれるのは無理だと言った。今回の決闘を数多くの人に見られる可能性があるので人見知りのエイラには多くの人がいる中で戦うのは無理なのだろう。その結果誰が代表者に選ばれるかが決まった瞬間でもある。


「それじゃ僕が代表者になりますよ」


僕は自分しか代表者になれないので自分から手を上げて代表者になることを伝えた。


まぁ僕は獣人達と戦って見たいと思ったので嫌々なのではなく少し期待して獣人と決闘するのを楽しみにした。

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