表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/20

獣人

今日も僕はエレブレム学園で授業を受けるために学園へと向かっている途中にエレブレム精霊学園の制服ではない生徒を見かけた。


「ん?どこの学校の制服だろう?」


この辺りにはエレブレム精霊学園しか学校はないのでこの周辺で他の学校の制服を見ることは珍しい、いや珍しいどころではなくおかしいとも言える。この近くに学校がないのに制服を着ているのはありえないのだ。だがその僕の疑問は僕だけが抱いていた。街の人たちは何もおかしいところはないといつも通りに暮らしていた。


「まぁ、いっか?」


僕は特におかしなことではないのだろうと思いとりあえずエレブレム精霊学園に向かうことにした。エレブレム精霊学園に向かうに連れてこの学園の制服ではない生徒がたくさん目に入るようになって行った。


「おはよー!」


僕は学園に入り教室へと向かうとティーアと出会った。そして僕は挨拶をしてから朝にみた他校の生徒をこの街で見たことをティーアに伝えた。


「それはもうすぐ交流会が始まるからだよ!」


この街に他校の生徒が来ていた理由が分かった。

この時期になると交流会が行われるのでこの街に住んでいるティーアには理由を知っているようだった。それは交流会があるからだとティーアは言った。

交流会とはまさに名前の通り交流をするための会のことだ。


「それで今回交流会をする学校はアニマルビースト学園と交流をするんだよ!」


「ヘぇ~そうなんだ」


「アニマルビースト学園はなんと獣人達が通う学校なんだよ!」


この世界には獣人と呼ばれる種族がいる。獣人とは獣の要素を持った人間のことをいう。例えば犬の要素を持った獣人は頭の上に犬の耳を持ちそして犬の尻尾も持っている。


「そうなんだ、僕が見た時は耳や尻尾はなかったんだけど?」


僕がこの学園に来るまでにみたアニマルビースト学園の生徒達からは獣耳や尻尾などは見当たらなかった。


「それは意図的に隠していたからだよ」


獣人達は意図的に獣耳や尻尾などを隠すことができるようなのだ。


「今回は獣人達の学園と交流するのを隠しているからこの後に獣人達に獣耳や尻尾などを出してもらい獣人達と交流することを発表して僕たちを驚かすためだと思うよ」


僕はなぜ獣人達が獣耳や尻尾などを隠しているのかと疑問に思っているとその疑問に答えるかのようにティーアが僕の疑問に答えてくれた。なぜティーアがまだ知られていない獣人達と交流するのを知っているのかは不思議だが、僕は獣人達と交流するのが楽しみになって来た。ティーアが言うには獣人達は僕ら人間とは違う術を持っているとのことなのでどんな術を使うのか興味を持ったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ