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ダンジョン3

五階層の扉を開け、中に進んでいくと、ミノタウルスがいた。


「扉は閉まっているし、戦うしかないか、」


僕は気を引き締める。


「ブォォォォォーーー!」


ミノタウルスは雄叫びをあげ突進してきた。


ミノタウルスは5メートル近くある巨体で突進して来ているのですごい迫力だ。


僕とエイラはミノタウルスの後ろに回るように避ける。


ドォォォーーン


壁にぶつかったがミノタウルスは怪我をした感じがなく壁にはヒビが入っていた。


「当たったらやばいな。」


「やばい、、」


僕とエイラの意見は一致していた。


僕たちはミノタウルスが突進している隙に少しづつ刃で斬っているが皮膚が厚く中まで刃が入らないのでダメージをくらっている様子もない。


ミノタウルスは突進しても、当たらないことが分かってきたのか、背中に括り付けていた斧を取り出した。


ミノタウルスは斧を振り回し始めた。


「あれにも当たれば危ないな。」


「当たらなければ問題なし、」


まぁ、その通り当たれば危ないない攻撃だろうが当たらなければ意味がない。


「能力を使う、、」


「何をするんだ?」


「動きを封じる、、」


「じゃ、僕はエイラが動きを封じたらミノタウルスに能力を使った一撃を与えるよ。」


「わかった、引きつけておいて、、」


「わかった!」


僕はミノタウルスの前に出る。


【強化】


僕は能力を使いミノタウルスの斧を紙一重で避けたり、受け流しをしたりして、僕に気を引き寄せる。


『囚われる意思』


エイラの能力の【幻術】の能力を使った技だ。


ミノタウルスは急にピクピクとその場から動かなくなった。


「よし、【強化】【強化】」


能力の重ねがけをする。


僕は刀を構え、『紫電の一振り』を放った。


僕の剣筋はミノタウルスの厚い皮膚をブレることなく振り切った。


ミノタウルスは倒れた。


そして、光に包まれ消えていった。


ダンジョンのモンスターは光に包まれ消えていくことがある。消えた後に肉が置いてあった。


ダンジョンのモンスターが光に包まれ消えていくと後には物が残っていることがあるのだ。


「それじゃ、今日はここまでにしてダンジョンを出よう。」


「わかった、、」


僕はミノタウルスの倒した証とも言える肉を持ちダンジョンを出ることにした。




僕たちはダンジョンを出る。


外はもう日が暮れていた。


ダンジョンから出たアイテムを買い取ってくれる、換金場で今日、出たアイテムを換金した。


「ん~結構な量だったけどな~」


「ここは、初心者用だから、、」


量の割にお金は少なかった。


「じゃ、これを2つに分けよう。」


「別にいい、」


「いや、でも」


僕はお金を渡そうとしているが、エイラは受け取ろうとしない。


「お腹減ったのじゃ~!」


ぐぎゅゅるるる~


と、お腹の音を鳴らしながら登場した。


「そうだ!エイラも一緒に夜ご飯食べよう!」


「わかった、それならいい、」


エイラも了承してくれたのでご飯を食べるとこに向かう。


「何が食べたい~?」


「何でもいいのじゃ~!」


「わたしも、、」


僕がどこに行こうか決められないので、何を食べたいのか聞いても、曖昧な返事でどこに行くか決めることができない。


悩みながら歩いていると、


「あ、ごめんなさい!」


「きゃ、」


僕は前を見るのを忘れていて、人とぶつかってしまった。


「「あ、」」


僕はぶつかった人を見てみると良く知っている人物だった。


「どうしたんだ、こんなところで、ティーア」


「外でご飯を食べようかなと思って、どこにしようか悩んでいたんだよ。」


「そうだ!ティーアも一緒にご飯を食べない?」


「いいの?一緒に行く!」


ティーアも一緒にご飯を食べる事になった。


「ティーアはどこでたべるつもりだったの?」


「あそこだよ!」


ティーアが指差したのは、大きな人が口を開けている看板が掲げているお店だった。


僕はエイラとリティに確認すると中に入る。


「うわぁー大きなところじゃ。」


「おおきい、」


僕たちは席に着き、ご飯を頼む。


注文したものが届いたのはとても大きかった。


「食べきれるかな?」


あまりの大きさに驚いたが、食べ始めた。



僕たちは食べきった。


「今日はありがとう!またいこう!」


「また今度なのじゃ!」


「またあした、」


「また行こうね!」


僕達は手を振りながら別れた。


「今日は疲れたな!」


「そうじゃな~今日はよく眠れるのじゃ。」


僕は寮に戻ると、すぐに眠りに入った。

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