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「君は編入生?」
隣の席の男の子が話しかけてきました。
これは・・・どうなんでしょう・・・
「一応・・・幼稚部の方にも在籍はしていましたが、
余り身体が強くなくて今日初めて学園に来たんです。」
担任の先生がまだ来ていないので少し話すことにしました。
「そうなんだ・・・・ということは、神宮路君の妹さん?」
「はい。」
「あんまり似ていないね。」
「二卵性の双子ですから・・・遺伝子は双子よりも兄妹に近いですからね。
それに、兄は父親似ですから。」
「そうなんだ~。」
その時に先生が入って来た。
「担任をすることになりました。杉本麗子です。
一年間よろしくお願いしますね。」
その後、先生が明日の話をして終わった。