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「ハァ・・・・」
はい、この前架音が言っていたパーティーに参加しています。
架音は挨拶回り、お父さまも何処かに行ってしまいました。
別にそれは問題ありません、問題があるのは回りにいるガキ ゴホン お金持ちのご子息様方です。
ただ、ブロンドの髪ということで・・・色々言われています。って誰ですか、髪の毛触ったの!!
「外人だぁ!」
「ばっかじゃねー!」
馬鹿は貴方方じゃないんですか?
一応神宮路家の人間です。
「どうせ、最近の成り上がってきた家のやつだろ。
成金じゃねー!」
イギリス人貴族と旧華族の娘ですが?
とは言え、小さいとはいえ男子が6人・・・前世ならともかく今世では身体が強くないので勝てる訳ありません。
「お前ら、何をしているんだ?」
「あ・・・」
「桜宮家の・・・・」
桜宮家・・・って神宮路家と並ぶ世界有数の家だったような気がします。
「大丈夫?」
「は、はい。」
どうしましょう・・・・家からでなかったせいで
使用人と家族(親戚)以外と話しをした記憶がない。
という訳でいろんな意味でパニクっていたと思います。
桜宮さん? にも迷惑をお掛けしました。
* * * * *
「・・・・大丈夫?」
「はい。」
落ち着いた頃にもう一度聞いてくれた。
「申し訳ありませんでした・・・えっと・・・」
「桜宮伊織。
君の事は見たことないけど、初めてか?」
もしかして会った人は全員覚えている方でしょうか?
「有理亜、こんな所にいたの?」
「架音。」
どうせなら、先程来て欲しかったです。
「伊織、来てたの?」
「そうだけど・・・この子と知り合いか?」
架音とお知り合いみたいですね。
「この間噂になってた僕の妹。
有理亜、この人いい人だから自己紹介してね?」
「君は悪い人だったら自己紹介をさせない気か?」
珍しい・・・何時も適当にあしらってる架音が仲がいいなんて・・・・
「神宮路有理亜と申します。
宜しくお願いいたします。」
頭がズキズキしてきた。
無理してきたからでしょうか・・・・
「・・・・伊織。」
「なんだ?」
「ちょっとお願いがあるんだけど・・・」
何か会話をしていますね。
「ああ。」
「ありがとう。有理亜。」
「なんです・・」
かと言うとしたら腕を引っ張られました。
「顔色が悪いよ、伊織に言って部屋を借りたから休もう?」
どうやら桜宮家のホテル開催だったのですぐに借りられたようだ。。